「格安SIMに乗り換えたいけど海外でも使えるのか不安」「格安SIMは海外だと使えないの?」
このような疑問やお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
格安SIMはキャリアと比べて月額料金が安く抑えられているため、乗り換えたくなる方も多いでしょう。
しかし、海外旅行や海外出張が多い方は、乗り換えても良いのかわからなくて心配になりますよね。
そこでこの記事では、格安SIMは海外で使えるのか、海外で使える格安SIMなどを紹介していきます。
格安SIMが海外でも使えるのか知りたい方や、海外で使える格安SIMを探している方はぜひ参考にしてください。
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格安SIMは海外で使える?
海外でスマホを使うためには「国際ローミング」に対応している必要があります。国際ローミングに対応している格安SIMであれば海外でも利用可能です。
ただし、国際ローミングは通話やSMSしか使えないということもあります。
国際ローミングで利用できるものを確認しておかないと渡航先で困ることがあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
また通話やSMSのみ使える国際ローミングの場合、通話SIMの契約が必要になります。データ通信プランを契約している場合は、使えなくなるため注意してください。
海外で利用できる格安SIM
ここからは、海外で利用できる格安SIMを紹介します。
- Y!mobile
- UQモバイル
- HISモバイル
- IIJmio
- OCN モバイル ONE
- mineo
それぞれの料金や海外時に利用できるサービスについて説明していきます。
Y!mobile
Y!mobileの国際ローミングは、音声通話・SMS・データ通信の3つに対応しています。
Y!mobile | |
音声通話SIM | シンプルS2,178円 シンプルM3,278円 シンプルL4,158円 |
Y!mobileの料金プランは上記のとおりです。
国際ローミングを利用する場合は、利用料金自体は発生しませんが、申し込みを行わないと使えません。
国際ローミングの申し込みはY!mobileのマイページから行えるため、海外旅行に向かう前に行ってください。
また、国際ローミングでデータ通信を行う場合は、2円/1KB(LTEは4円/1KB)の料金が発生します。
このまま使い続けてしまうとデータ通信料が高額になってしまうため、Y!mobileの海外パケットし放題に加入したほうが良いでしょう。
海外パケットし放題 | |
25MBまで | 0円~1,980円/日 |
25MB以上 | 2,980円/日 |
海外パケットし放題に加入した場合、1日1,980~2,980円でデータ通信が行なえます。
加入しない場合は50,000円程度の料金が発生することになるため、海外でデータ通信を行う場合は海外パケットし放題への加入を忘れずに行いましょう。
UQモバイル
UQモバイルは、音声通話・SMS・データ通信の3つの国際ローミングに対応しています。
UQモバイル | |
音声通話SIM | くりこしプランS1,628円 くりこしプランM2,728円 くりこしプランL3,828円 |
UQモバイルの料金プランは上記のとおりです。
UQモバイルは音声通話とSMSだけでなく、データ通信にも対応していますが、データ通信料を安く抑えるためにも世界データ定額に加入しましょう。
世界データ定額 | |
早割キャンペーン | 490円/24時間 |
早割 | 690円/24時間 |
事前予約しない場合 | 980円/24時間 |
世界データ定額は、早めに申し込みを行うことで料金が安く抑えられるため、海外旅行が決まった段階で申し込みを行っておきましょう。
世界データ定額の他にもUQモバイルでは海外ダブル定額が利用できますが、世界データ定額のほうが料金が安く抑えられるためおすすめです。
HISモバイル
HISモバイルは海外で利用できる「変なSIM」というサービスを提供しており、変なSIMを契約することで海外でも利用できます。
変なSIM | |
料金(SIMカード本体) | 2,178円 |
地域別プラン | 200MB 500円 世界周遊6GBまで 5,500円 |
変なSIMは、SIMカードに貼り付けて使うタイプのデータ通信専用SIMカードです。
つまり変なSIM1枚だけで使うことができないため、国内で使うSIMカード+変なSIMを契約する必要があります。
海外専用のSIMカードとなるため、国内と海外で同じSIMカードを使いたいと考えていた場合は注意しましょう。
またデータ通信専用SIMカードとなるため、海外で利用できるサービスはデータ通信のみとなります。
IIJmio
IIJmioの国際ローミングは、音声通話とSMSに対応しています。
IIJmio | |
音声通話SIM | 2ギガ858円 4ギガ1,078円 8ギガ1,518円 15ギガ1,848円 20ギガ2,068円 |
IIJmioの音声通話SIMの料金は上記のとおりです。とくにデータ容量が少ない料金プランが充実しているため、低容量プランを探している方におすすめです。
またIIJmioの国際ローミングは音声通話とSMSのみのため、データ通信は行なえません。
国際ローミング利用時の通話料やSMS料金はドコモ回線とau回線で異なります。
上記のページでそれぞれ確認できるため、契約前に確認しておきましょう。
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEは、音声通話・SMSの2つの国際ローミングに対応しています。
OCN モバイル ONE | |
音声通話SIM | 500MB550円 1GB770円 3GB990円 6GB1,320円 10GB1,760円 |
OCN モバイル ONEの料金プランは上記のとおりです。
500MBで良い方は1カ月550円の料金で利用できるため、月額料金が安く抑えられる可能性が高い格安SIMです。
OCN モバイル ONEの国際ローミングは、利用料金自体は無料ですが申し込みを行わなければいけません。
- 0120-506306へ発信する
- 電話を行ったあとに必要書類を提出する
国際ローミングを利用する手順は上記のとおりです。電話を行ったあとに必要書類を送付しなければいけないため、忘れずに送付してください。
必要書類 |
日本国パスポート 在留カード 特別永住者証明書 |
必要書類の送付先は、電話を行った際にオペレーターに教えてもらうため、忘れないようにメモを取っておきましょう。
mineo
mineoは、ソフトバンク回線以外は国際ローミングに対応しており音声通話・SMSが利用できます。
mineo | |
音声通話SIM | 1GB1,298円 5GB1,518円 10GB1,958円 20GB2,178円 |
mineoの月額料金は上記のとおりです。mineoは格安SIMの中でもユーザーからの評判が良くなっているため、口コミが良い格安SIMを選びたい方におすすめです。
また冒頭でも説明していますが、国際ローミングに対応している回線はdocomo回線とau回線のみとなります。Softbank回線は国際ローミングが利用できないため注意してください。
mineoの国際ローミングは申し込み不要、料金無料で利用可能です。海外に到着したあと電波マークの横の「au」や「docomo」マークが消えていれば、つながっています。
格安SIMを海外で使うメリット
ここからは格安SIMを海外で使うメリットを説明していきます。
- 国内で使っているスマホ・SIMカードのまま使える
- 電話番号が変わらない
それぞれ紹介していくため、格安SIMを海外で使うか迷っている方は参考にしてください。
国内で使っているスマホ・SIMカードのまま使える
国際ローミングに対応している格安SIMを使っている場合、海外でも同じ格安SIM、スマホのまま音声通話やデータ通信が可能です。
ポケットWiFiを契約したり、海外用のスマホを用意したりする必要がないため準備が簡単に終わります。
とくに海外に出発する直前の場合は、ポケットWiFiなどの申し込みが間に合わないこともあるため、国際ローミングのおかげで助かることも多いです。
ただし、格安SIMによっては、国際ローミングを使うために申し込みが必要になることがあるため注意しましょう。
電話番号が変わらない
格安SIMが国際ローミングに対応している場合は、使うSIMカードやスマホが変わらないため電話番号も変わりません。
電話番号が変わらないため、発信や着信時に不便に感じることがありません。
電話番号が変わる場合は、相手に伝えておかないと着信できないことも考えられます。電話番号が同じであれば、相手に伝えなくても着信できるため安心です。
格安SIMを海外で使うデメリットや注意点
先ほどとは反対に格安SIMを海外で使うデメリットや注意点を紹介します。
- データ通信ができないことがある
- 申し込みが必要になることがある
- 通話料が高額になる
デメリットや注意点を知っておくことで、他の手段を使うか判断できるため1つずつ見ていきましょう。
データ通信ができないことがある
格安SIMによっては、音声通話やSMSしか利用できないことがあります。
データ通信に対応していない場合は、ポケットWiFiなどを契約する必要があるため、使い方によっては不便に感じる可能性があります。
データ通信に対応した格安SIMが良い場合は、HISモバイル、UQモバイル、Y!mobileなどから選ぶと良いでしょう。
申し込みが必要になることがある
格安SIMによっては、国際ローミングを利用するためには申し込みが必要になることがあります。
OCN モバイル ONEは申し込み時に本人確認書類の提出も必要になるため、直前の申し込みでは間に合わないかもしれません。
申し込みを忘れると国際ローミングが利用できないため、忘れずに行う必要があります。
申し込み忘れが心配な場合は、UQモバイルやmineoなどの申し込み不要の格安SIMを選びましょう。
通話料が高額になる
海外での通話は国内での通話よりも通話料金が高額です。
国内通話は22円/30秒が一般的ですが、国際ローミングでの通話料は国によって異なり、アメリカの場合は125円/分の通話料が発生します。
そのため、日本国内と同じ感覚で通話してしまうと通話料が高額になりやすいです。
また海外にいるときは、着信を受けるだけでも料金が発生してしまうため、音声通話を行うときは注意してください。
スマホの国際ローミングの設定方法
ここからは、国際ローミングの設定方法を解説していきます。
- iPhone
- Android
利用しているスマホやOSによって設定方法が異なるため、それぞれ説明していきます。
iPhone
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」を開く
- 「選択のオプション」を開く
- 「データローミング」をオンにする
- 「モバイル通信」画面で「モバイル通信ネットワーク」を選ぶ
- 「自動」ではなく国際ローミング対応事業者を選択して完了
iPhoneでの国際ローミングの設定手順は上記のとおりです。
使っているOSのバージョンによって若干異なることがありますが、基本的な流れは変わりません。
Android
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイルデータ通信」を開く
- 「データローミング」をオンにする
- 通信事業者を国際ローミング対応事業者に変更する
Androidの国際ローミングの設定手順は上記のとおりです。
iPhoneと比べて端末ごとに表記が異なる可能性が高いため、見当たらない場合は近い表記のものを選んでください。
格安SIM以外で海外でデータ通信を行う方法
ここからは、格安SIM以外で海外でデータ通信を行う方法を紹介します。
- 海外でプリペイドSIMを購入する
- ポケットWiFiをレンタルする
- フリーWiFiを利用する
格安SIM以外の方法でデータ通信を行いたい場合は参考にしてください。
海外でプリペイドSIMを購入する
空港などに現地用のプリペイドSIMが売られている場合は、プリペイドSIMを購入してスマホに挿入することでデータ通信が利用できます。
ただし、プリペイドSIMを使う場合はSIMフリー端末でないとSIMカードが読み込めません。またAPN設定などを行う必要もあり、日本語での説明書などが同封されていないことも多いため、旅行先の言葉を使えないと難しいです。
プリペイドSIMを購入するお店によっては、APN設定などを行ってくれるため、サポートしてくれるお店を選んでも良いでしょう。
ポケットWiFiをレンタルする
海外用のポケットWiFiをレンタルすることで、海外でもデータ通信が行えます。
ポケットWiFiのレンタルは、空港での受け取りや自宅での受け取りが可能のため、受け取り自体も簡単です。
早めにレンタルしたほうが料金が安くなることが多いですが、前日などでもレンタルできる可能性はあるため、データ通信をメインに使いたい場合はポケットWiFiの利用をおすすめします。
複数人で海外旅行に行く場合はポケットWiFiを1台レンタルして、友人全員で使ったほうが安く抑えられることも多いです。
フリーWiFiを利用する
海外はカフェやホテルなどでフリーWiFiを利用できることがあります。フリーWiFiを利用することでもデータ通信は行えるため、使い方によってはフリーWiFiで十分でしょう。
ただし、フリーWiFiがないエリアや場所ではデータ通信できなくなるため、使い勝手自体は他の方法より悪くなってしまいます。
現地のお店を調べたり、いつでもデータ通信を行いたい場合は、ポケットWiFiや現地のプリペイドSIMの契約がおすすめです。
格安SIMは海外でも使える!
この記事では格安SIMは海外でも使えるのか、海外でも使える格安SIMなどを紹介してきました。
海外で使える格安SIMは、国際ローミングというものに対応しているもののみとなっており、この記事で紹介した格安SIMならすべて海外でも使えます。
ただし格安SIMによって、音声通話とSMSしか利用できないことがあるため、海外でもデータ通信を使いたい方は選び方に注意してください。