ホームルーターはコンセントにつなぐだけで使える工事不要のWiFiサービスで、最近では5G対応のホームルーターも登場しています。
しかし「光回線」や「ポケットWiFi」との違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、光回線の工事ができるのであれば光回線がおすすめ。もし、工事ができなかったり引っ越しが多い方はホームルーターがおすすめです。
この記事ではホームルーターとその他WiFiサービスの違いと、ホームルーターの主要サービス3つの料金や通信速度をわかりやすく紹介します。
「ホームルーターの契約を迷っているけど、自分で詳細を調べるのが大変」という方は、この記事を参考にしてください。
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工事不要でWiFiが使えるホームルーターの特徴をわかりやすく紹介
「光回線やポケットWiFiは知っているけど、ホームルーターはよく知らない」という方もいるのではないでしょうか。
まずはホームルーターの特徴や他のサービスとの主な違いについて紹介します。
そもそもホームルーターとは
「ホームルーター」とは、円柱型のルーターをコンセントに繋げばWiFiが使えるようになるサービスです。
契約後すぐに使えたり工事不要で使えるため、転勤が多い方や一人暮らしの方に便利なサービスで、最近では5G対応のサービスも増えてきています。
光回線やポケットWiFiとの違い
WiFiを使うサービスとして、「光回線」や「ポケットWiFi」がありますが、それぞれのメリット、デメリットの違いを表にまとめると以下のとおりです。
サービス | メリット | デメリット |
ホームルーター |
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ポケットWiFi |
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光回線 |
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オンラインゲームや動画アップロードのような、長時間の重いデータ通信を前提とするのであれば光回線がおすすめですが、それほど通信速度が必要ないのであれば工事不要で気軽に契約できるホームルーターやポケットWi-Fiがおすすめです。
光回線やポケットWiFiと通信速度で比較
光回線やポケットWiFiとホームルーターの通信速度を「みんなのネット回線速度(みんそく)」を参照にして紹介すると下記のとおりです。
回線 | Ping | 下り | 上り |
ホームルーター | 81.4ms | 112.8Mbps | 14.7Mbps |
ポケットWiFi | 86.0ms | 36.6Mbps | 10.4Mbps |
光回線 | 27.2ms | 309.9Mbps | 236.1Mbps |
契約する会社の回線やプロバイダによって通信速度は異なるものの、一般的にはポケットWiFiよりも速く、光回線には劣るといった通信速度がホームルーターです。
ただし、通常時と5G利用時では平均速度が異なる点には注意しましょう。
WiFiをホームルーターで使う5つのメリット
前述したとおり、ホームルーターのメリットとしては以下のようなものがあります。
- 工事不要でWiFiが利用できる
- 無線通信で配線がスッキリ
- コンセントに挿して使うので充電不要
- 5Gだと快適な通信ができる
- 引っ越しの際の手続きが簡単
これらのメリットについて詳しく紹介します。
工事不要でWiFiが利用できる
ホームルーターはコンセントにつなぐだけで使える工事不要のWiFiサービスです。
光回線では電柱から回線を自宅に引き込む必要があるため工事が必要で、申し込みから利用まで1〜2ヶ月ほどの時間がかかります。
ホームルーターはルーターをコンセントにつなぎ、デバイスで接続すればすぐに使えるため「光回線の工事が待てない」、「管理人から光回線の工事許可をもらえなかった」という方におすすめです。
無線通信で配線がスッキリ
ホームルーターは無線通信なので、光回線のようにLANケーブルやモデムなどは必要ありません。
大きさもペットボトルほどなので、機器周辺含めWiFiを利用するデバイス周辺が配線でごちゃごちゃとすることはありません。
コンセントに挿して使うので充電不要
ホームルーターはコンセントに常時接続して利用するため、ポケットWiFiのように充電する必要がありません。
挿しっぱなしにしておけば、常時WiFiにつなぐことができます。
5Gだと快適な通信ができる
ホームルーターの中には5G対応のルーターも登場しはじめています。
5G対応の端末であれば、従来よりもハイスピードの通信が可能となるため、「事情によって光回線は契約できないが、光回線くらいの速度が欲しい」という方も嬉しいサービスです。
ただし、5G回線利用にあたっては無制限で使えないことが多く、一定の条件によって速度制限がかかることがほとんどです。
5G対応のホームルーターを契約する前には、事前に契約を検討しているサービスの公式サイトで通信制限のルールを確認しておきましょう。
引っ越しの際の手続きが簡単
ホームルーターは工事が不要なため、引っ越しの際は住所変更手続きをするだけで引っ越し先に持ち運べるというメリットがあります。
光回線の場合、引越しの際には撤去工事や引っ越し先での新規契約、再度開通工事などの予約・立ち合いが必要になります。
ホームルーターは気軽に契約できるため、転勤が多い方などにはメリットが多いサービスです。
ホームルーターがおすすめな人の特徴
ホームルーターがおすすめな人としては、以下の項目に該当する方です。
- できるだけ月額料金を抑えたい
- 光回線の工事ができない
- 光回線ほどの通信速度は必要ない
- 引っ越し頻度が多く光回線を契約しにくい
外出先でもWiFiの使用を前提とするのであれば、持ち運び可能なポケットWiFiがおすすめですが、自宅で利用するうえ上記の項目に該当する方はホームルーターを契約しましょう。
ホームルーターの主要サービスは大きくわけて3つ!
ホームルーターはポケットWiFiや光回線のように、サービスがそれほど多くありません。
知名度が高く安定して使えるサービスとして以下の3つです。
- au(UQ WiMAX)の『WiMAX』
- ソフトバンクの『ソフトバンクエアー』
- ドコモの『home 5G』
それぞれのサービスの特徴を紹介します。
【au(UQ WiMAX)】WiMAX
『WiMAX』はauのサブブランドであるUQ WiMAXが提供しているホームルーターで、特徴としては以下のような点があります。
- 通信速度が安定している
- 速度制限の条件が明確でわかりやすい
- プロバイダが多くお得に契約しやすい
- プロバイダによって月額料金が異なるため選択肢が豊富
UQは他にもポケットWiFiや格安SIMなども提供しているブランドで、街中に店舗が多数あり契約しやすいのも特徴です。1例としてWiMAXのプロバイダである、BIGLOBE WiMAXの料金をご紹介します。
項目 | WiMAX (BIGLOBE WiMAX) |
月額料金 | 4,378円/月 |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 21,120円 |
キャンペーン (2021年10月現在) |
・最大17,000円キャッシュバック ・UQ-mobileのスマホセット割 |
【ソフトバンク】ソフトバンクエアー
『ソフトバンクエアー』は、その名前にあるとおりソフトバンクが提供するホームルーターで、特徴としては以下のような点があります。
- プロバイダが少なく選ぶ際に迷わない
- 『モバレコAir』だと安く契約できる
- ソフトバンクとのスマホセット割がある
後ほど詳しく紹介しますが、正直ホームルーターの中では通信速度が遅く、安定しないため一概におすすめできるホームルーターではありません。
ソフトバンクとのスマホセット割があるため、ソフトバンクユーザーにはおすすめですが、それ以外のユーザーはWiMAXか後述するドコモのhome 5Gがおすすめです。
項目 | ソフトバンクエアー (モバレコAir) ※端末購入の場合 |
月額料金 | 1〜2ヶ月目:2,167円 3〜24ヶ月目:3,679円 |
事務手数料 | 3,300円 |
端末代金 | 59,400円 ※特典により実質無料 |
キャンペーン (2021年10月現在) |
・月額料金割引(2年間合計43,560円割引) ・他社からの乗り換えで違約金最大10万円負担 ・ソフトバンクのスマホセット割 |
【ドコモ】home 5G
『home 5G』は2021年8月にドコモから提供がスタートしたホームルーターで、特徴としては以下のような点があります。
- 最大受信速度4.2 Gbpsと超高速
- 4G(LTE)環境でも通信可能
- ドコモとのスマホセット割がある
- 3日間による速度制限なし(2021年10月現在)
5Gという名称がありますが、4G環境でも使用できます。
また、速度制限なしという特徴がありますが、サービスが開始して間もないため、今後はデータ使用量によって速度制限の規制が入る可能性もある点には注意しましょう。
項目 | home 5G |
月額料金 | 4,950円 |
事務手数料 | 3,300円 ※オンラインの場合無料 |
端末代金 | 39,600円 ※特典により実質無料 |
キャンペーン (2021年10月現在) |
・月々サポート(1,100円×36ヶ月割引) ・ドコモとのスマホセット割 |
ホームルーターの主要サービス3つを比較
続いては、紹介したWiMAX、ソフトバンクエアー、home 5Gそれぞれのサービスを下記の3つの項目にわけて比較してみます。
- 月額料金
- 通信速度
- メリット・デメリット
home 5Gは2021年10月現在ドコモからの提供になっています。
一方でWiMAXには複数プロバイダがあるため、ここでは「BIGLOBE WiMAX」で契約したと仮定して比較します。
また、ソフトバンクエアーは本家よりもお得に契約できる「モバレコAir」で契約したとして仮定し、比較します。
では早速それぞれの比較を見てみましょう。
月額料金で比較
先ほどそれぞれで料金の一例を記載しましたが、ここでは3サービスの月額料金を比較していきます。
項目 | WiMAX (BIGLOBE WiMAX) |
ソフトバンクエアー (モバレコAir) ※端末購入の場合 |
home 5G |
月額料金 | 4,378円/月 | 1〜2ヶ月目:2,167円 3〜24ヶ月目:3,679円 |
4,950円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 ※オンラインの場合無料 |
端末代金 | 21,120円 | 59,400円 ※特典により実質無料 |
39,600円 ※特典により実質無料 |
キャンペーン (2021年10月現在) |
・最大17,000円キャッシュバック ・UQ-mobileのスマホセット割 |
・月額料金割引(2年間合計43,560円割引) ・他社からの乗り換えで違約金最大10万円負担 ・ソフトバンクのスマホセット割 |
・月々サポート(1,100円×36ヶ月割引) ・ドコモとのスマホセット割 |
月額料金だけ見るとモバレコAirが最もお得で、5Gが利用できるドコモのhome 5Gが最も高いという結果になっています。
料金だけではなく、次に紹介する通信速度も踏まえてサービスを選びましょう。
通信速度で比較
続いては通信速度での比較です。
※2021年10月現在直近3ヶ月の平均
項目 | WiMAX 端末:Speed Wi-Fi HOME L02 |
ソフトバンクエアー (モバレコAir) |
home 5G |
Ping | 59.29ms | 47.42ms | 54.55ms |
下り | 53.23Mbps | 44.84Mbps | 156.58Mbps |
上り | 7.97Mbps | 5.71Mbps | 18.39Mbps |
参照:みんなのネット回線速度(みんそく) | 速度比較が出来る通信速度測定サイト
上記のように、月額料金が最も安かったモバレコAirは通信速度では最も遅い結果となっています。一方で最も月額料金が高かったドコモのhome 5Gは光回線の近い通信速度が出ています。
これらの結果を踏まえてサービスを選ぶと良いでしょう。
メリット・デメリットで比較
最後にそれぞれのメリット、デメリットを比較すると以下のとおりです。
サービス | メリット | デメリット |
WiMAX |
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ソフトバンクエアー |
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home 5G |
|
|
上記のような特徴を踏まえると、おすすめは『WiMAX』です!
速度を求めるならhome 5Gですが、5G回線は提供エリアがまだ狭く、すべての人が使えるとは限りません。また、5Gを使うためには5G対応の端末も必要になります。
さらに、home 5Gは現在速度制限なしとされていますが、サービスが開始して間もないことから今後は改悪される可能性もあります。
ポケットWiFiでも過去に「速度制限なし」と広告していたサービスが、規約変更によって速度制限のルールを追加したことがありました。
それを踏まえると、安定してユーザーを増やし続け、サービスの質も安定している『WiMAX』が無難といえるでしょう。
工事不要でWiFiが使えるおすすめホームルーター4選
ここまでの内容を踏まえ、おすすめするホームルーターは下記の4つです。
基本的にはWiMAXがおすすめですが、スマホセット割を適用できる方や、通信速度を求めない方はWiMAX以外のサービスもおすすめです。
- BIGLOBE WiMAX
- カシモWiMAX
- ドコモ home 5G
- モバレコAir
それぞれの特徴や、月額料金の詳細などを紹介します。
【WiMAX】BIGLOBE WiMAX
1つ目はBIGLOBE WiMAXで、特徴は下記のとおりです。
- 5Gプランも用意されている
- 5Gプランは2年間4Gプランと同じ料金
- 違約金が1,100円と安い
- 速度制限のルールが明確なので調整しやすい
BIGLOBE WiMAXは「BIGLOBE WiMAX2+」という4Gプランと「BIGLOBE WiMAX 5G」という5G対応のプランが用意されています。
5G対応のプランは2021年10月現在キャンペーン中で、契約から2年間の月額料金が4Gプランと同じなため、おすすめは5G対応プランです。
最低利用期間も1年間と短く、1年以内の解約でも1,100円で済むため、好きなタイミングで乗り換えることができます。
引っ越しの予定がある方や、光回線の工事待ちの方におすすめのホームルーターです。
項目 | 内容 |
契約期間 | 1年間 |
月額基本料金 | 4Gプラン(BIGLOBE WiMAX 2+):4,378円/月 5Gプラン(BIGLOBE WiMAX 5G):4,928円(税込)/月 ※5Gプランは特典により2年間4,378円/月 |
端末代金 | 4Gプラン:21,120円 5Gプラン:21,912円 |
初期費用 (事務手数料) |
3,300円 |
契約解除料 | 12ヶ月以内の解約で1,100円 |
速度制限の条件 | 直近3日間に通信量合計15GB以上で1Mbpsに制限 |
【WiMAX】カシモWiMAX
2つ目はカシモWiMAXで、特徴は下記のとおりです。
- 5G対応プラン一択のシンプルプラン
- 月額料金の変動がなくわかりやすい
- 端末代金0円
- 最短即日発送
カシモWiMAXはすでに4G対応プランの受付を終了し、完全に5G対応プランのみに移行しているサービスです。
契約期間は3年間と長めですが、月額料金がほぼ一定で変動が少なく、「使い続けていると知らないうちに高くなっていた」などということがありません。
また、端末代金も0円なので、初期費用も安く抑えることができます。
長期的にホームルーターを利用する方はカシモWiMAXがおすすめです。
項目 | 内容 |
契約期間 | 3年間 |
月額基本料金 | 初月:1,408円 1ヶ月目以降:4,455円 |
端末代金 | 0円 |
初期費用 (事務手数料) |
3,300円 |
契約解除料 | 0~12ヶ月以内:20,900円 13~24ヶ月以内:15,400円 25~36ヶ月目以降:10,450円 |
速度制限の条件 | 直近3日間に通信量合計15GB以上で1Mbpsに制限 |
【home 5G】ドコモ home 5G
3つ目はドコモ home 5Gで、特徴は下記のとおりです。
- 契約期間なしで違約金なしで解約可能
- 月額料金が一定でわかりやすい
- 端末代割引特典あり
- 原則として速度制限はない
- ドコモのスマホセット割が適用できる
home 5Gは料金も一定で端末代金も実質0円とメリットの多いホームルーターです。契約期間の縛りもなく、いつでも好きな時に解約できます。
ただし、端末代金が無料になる特典では36ヶ月間に分割された端末代金が、月々割引になるという内容です。
解約したタイミングで端末代金が残っている場合、残債として一括請求となります。
そのため、実質的に36ヶ月(3年)契約と考えた方がいいでしょう。
通信速度も安定して速く、5G回線であれば光回線に近いスピードがでます。
ただし、5G回線を利用する場合は対応エリアに住んでいる必要があるため、契約前には公式サイトで5Gの対応エリアを確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
契約期間 | なし |
月額基本料金 | 4,950円/月 |
端末代金 | 39,600円 ※特典により実質無料 |
初期費用 (事務手数料) |
3,300円 |
契約解除料 | – |
速度制限の条件 | 原則なし ※時間帯や通信量によって制限がかかる場合がある |
【ソフトバンクエアー】モバレコAir
4つ目はモバレコAirで、特徴は下記のとおりです。
- 本家のソフトバンクエアー公式より月額料金がお得
- 月額料金が他社サービスに比べて安い
- ソフトバンクのスマホセット割が適用できる
モバレコAirが提供するサービスは「ソフトバンクエアー」と全く同じですが、月額料金は本家よりも安いためソフトバンクエアーを検討している方はモバレコAirから契約することをおすすめします。
2021年10月現在、5Gに対応していない点は残念ですが、月額料金は他社サービスより約1,000円安めです。
端末代金は59,400円ですが、36回の分割払いにより、月々から同額の割引が適用となるため実質無料となります。
契約期間は2年間ですが、36回払いの縛りもある点には注意しましょう。
例えば、1年で解約すると、契約解除料10,450円と端末代金の残債費が一括で請求され、解約ともなう出費が高額になります。
速度がある程度遅くても問題ない方、長期間利用する方、ソフトバンクのスマホセット割が適用できる方におすすめのホームルーターです。
項目 | 内容 |
契約期間 | 2年 |
月額基本料金 | 1〜2ヶ月目:2,167円 3〜24ヶ月目:3,679円 |
端末代金 | 59,400円 ※特典により実質無料 |
初期費用 (事務手数料) |
3,300円 |
契約解除料 | 10,450円 |
速度制限の条件 | 原則なし ※時間帯や通信量によって制限がかかる場合がある |
ホームルーターでよくある質問まとめ
最後にホームルーターでよくある質問について紹介します。
同じような疑問を持っている方は、契約前に解消しておきましょう。
結局一番おすすめのホームルーターはどれ?
2021年10月時点ではWiMAXがおすすめです。理由は下記のとおりです。
- プロバイダが多く、契約期間や特典などを選べる
- サービスの質も安定していると評判
- 5Gプランにも対応している
ドコモのhome 5Gも通信速度が速いですが、サービスを開始して間もないという点に少し不安が残ります。
速度制限がないサービスに人が集中し、結果的に規約が改正され、速度制限のルールが追加された例があるためです。
これらを踏まえると、安定した通信を望むのであればWiMAXがおすすめです。
ホームルーターの月額料金は安い?
ホームルーターの月額料金は、プランや提供会社にもよりますが一般的にはポケットWiFiと同じ、光回線より若干安いという感じです。
プランや提供会社によっては光回線より高くなることもあります。
通信速度や安定性を求めるのであれば、少し高くても光回線がおすすめです。
どの端末でも5Gは使える?
ホームルーターすべてが5G対応なわけではありません。5G対応のホームルーターと5G対応のデバイスが必要です。
例えば、WiMAXの5G対応プランに契約したとしても、使用している端末が5Gに対応していない場合は5G回線は利用できません。
iPhoneであれば、iPhone12シリーズからが5G対応の端末となっています。
5Gはどこのエリアでも使える?
5G回線が使えるのは、5G対応エリアに限られています。
5G対応エリアは現在どの会社も拡大中で、2021年10月現在はまだ発展途上という段階です。
5G回線が使えないエリアも多いため、契約前に対応エリアを確認しておきましょう。
ホームルーターは引っ越し先にも持っていける?
基本的には住所変更届けのみでホームルーターを引っ越し先でも使えるようになります。
光回線のように撤去工事は不要で、会員ページなどから住所変更手続きをすれば引っ越し先で使えます。
ホームルーターでオンラインゲームはできる?
ゲームの種類にもよりますが、ホームルーターでのオンラインゲームはおすすめできません。
オンラインゲームができないことはないですが、通信速度と応答速度の安定性に欠けるため、快適にゲームをプレイしたい場合は光回線がおすすめです。
とくにデータ通信量が多く、ラグがあるとゲームにならない格闘ゲームやFPS系のゲームをプレイする場合は光回線がおすすめです。
ホームルーターには速度制限はない?
無制限プランであっても速度制限がかかる場合があります。
各社のサービスの速度制限ルールをまとめると以下のとおりです。
サービス | 速度制限の条件 |
WiMAX | 直近3日間に通信量合計15GB以上で1Mbpsに制限 |
ソフトバンクエアー | 原則なし ※時間帯や通信量によって制限がかかる場合がある |
home 5G | 原則なし ※時間帯や通信量によって制限がかかる場合がある |
ソフトバンクエアーやドコモのhome 5Gは原則なしとされていますが、どちらかというと「公表されていない」と言った方が正しいでしょう。
一方で、固定回線を使用した光回線では、データ容量の上限なしで無制限で使えるため、速度制限を気にしたくない場合も光回線がおすすめです。
ホームルーターの接続が遅いときはどうしたらいい?
ホームルーターの通信が安定しない理由にもよりますが、基本的に下記の方法を試してみましょう。
- ホームルーターを再起動してみる
- デバイスを再起動してみる
- ホームルーターとデバイスの距離を近づけてみる
- 住んでいる場所と相性が悪い場合はサービスを変える
- 光回線を導入する
一時的な接続不良であれば、ホームルーターの回線側の問題や、混雑具合の問題の可能性があります。
一方で、定期的に接続が不安定になるのであれば、使っている場所と回線の相性が悪い可能性があります。
快適な通信を求めるのであれば回線を他社に変えた方がいいでしょう。
ホームルーターでWiFiを使うなら『WiMAX』がおすすめ!
ホームルーターは種類が限られており、『WiMAX』、『ソフトバンクエアー』、『home 5G』の3つが主なサービスです。
それぞれのメリットとデメリットを再度紹介すると以下のとおりです。
サービス | メリット | デメリット |
WiMAX |
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ソフトバンクエアー |
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home 5G |
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この中でもおすすめは運営歴が長く、サービスの質が安定している『WiMAX』です!
ただし、もし光回線が契約できるのであれば、少し月額料金が高くても通信速度が高速かつ安定性していて速度制限がない光回線がおすすめです。
「光回線の工事ができない」、「引っ越しが多いため光回線には契約しづらい」などの理由で光回線が契約できない方はホームルーターを検討しましょう。