Wi-Fiの接続が悪い場合に考えられる原因は、大きくわけると下記の3つです。
- Wi-Fi機器が原因
- ネット回線が原因
- デバイスが原因
そして、特定した原因に応じた対処法を知りWi-Fiの接続状況が悪くなったときに自力で解決していきましょう!
今回の記事では、Wi-Fiがよく切れるときの原因の特定方法と、原因に応じた対処法を紹介します。
また、契約しているWi-Fiサービスが悪い場合は、どこのWi-Fiサービスの通信が安定しやすいのかについても紹介するので、困っている方は参考にしてください。
>>安定した固定回線のサービスはこちら
>>安定したモバイル回線はこちら
WiFiがよく切れる原因と対処法まとめ
Wi-Fiがよく切れる場合、PCやスマホなどのデバイスやルーターの再起動をおこなうと回線が改善されることが多いですが、このほかにも対処法があります。
まずは現状から原因を特定し、原因に応じた対処法を確認しましょう。
状況 | 原因 | 対処方法 |
---|---|---|
他のデバイスではWi-Fiにつながる | デバイスの問題 | デバイスが原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法 |
他のデバイスでもWi-Fiがつながらない | 回線もしくはWi-Fi機器の問題 | |
契約しているネット回線だけつながらない | 回線の問題 | ネット回線が原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法 |
自分デバイスだけがWi-Fiにつながらない | Wi-Fi機器の問題 | Wi-Fi機器が原因でよく切れる際の対処法 |
原因を特定したあとは、上記の右側にある「対処方法」を確認するとWi-Fi環境が改善できる可能性が高いです。
Wi-Fiがよく切れる3つの原因とは?
Wi-Fiが切れる原因は、大きくわけると3つの原因が考えられます。
もし自分が利用しているWi-Fiがよく切れるのであれば、下記のどれに当てはまるのかをチェックしてみてください。
- Wi-Fi機器が原因の場合
- ネット回線が原因の場合
- デバイスが原因の場合
それぞれの原因によって対処法が異なるため、まずは何が原因でWi-Fiがよく切れているのかを特定する必要があります。
原因が特定できれば問題解決のスピードも上がるはずです!
原因の特定方法については次の項目で詳しく紹介します。
Wi-Fiがよく切れる原因の特定方法
Wi-Fiが切れる原因の特定方法は難しくありません。
下記の表を参考にして、Wi-Fiが切れている原因を特定しましょう。
状況 | 原因 |
---|---|
他のデバイスではWi-Fiがつながる | デバイスの問題 |
他のデバイスでもWi-Fiがつながらない | 回線もしくはWi-Fi機器の問題 |
同じ回線を使っている人でTwitterなどでも同じ状況の人がいる | 回線の問題 |
他のデバイスでもつながらず、別の人は同じ回線を普通に利用できている | Wi-Fi機器の問題 |
上記のようにひとつずつ状況を確認していけば、Wi-Fiがつながらない原因やよく切れる原因が特定できます。
Wi-Fi機器が原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法
まずは、Wi-Fi機器が原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法について解説していきます。
Wi-Fi機器が原因でWi-Fiの通信が不安定だと特定できた方は、下記の対処法を確認していきましょう。
Wi-Fi機器のファームウェアを更新する
Wi-Fi機器(モデムやルーター)のファームウェアは定期的にバージョンアップされているため、常に最新バージョンに更新しておきましょう。
ファームウェアとは、機器を動かすプログラムのことを指します。
Wi-Fi機器のファームウェアは自動更新される設定になっているのがデフォルトですが、中には手動によって更新する必要があるものもあります。
もしもファームウェアが古いと、プログラムの不具合によりWi-Fi接続が不安定になる可能性があります。
こちらは一例ですが、「Buffalo」が販売しているルーターのファームウェア更新方法をご紹介します。
オンラインでのファームウェア更新方法(Buffaloの場合) |
---|
参照元:バッファロー |
使用しているモデムやルーターの各販売メーカーの公式サイト『よくある質問』にて、更新方法を確認してみてください。
Wi-Fi機器とデバイスの距離を確認する
Wi-Fi通信は無線による通信が基本です。
Wi-Fi機器と接続しているデバイスの間に距離があったり、厚い壁などの障害物があったりすると電波が不安定になりWi-Fiが切れる原因となります。
家に設置するWi-Fi機器は、ネットに接続しているデバイスの近くに置くように心がけましょう。
Wi-Fi機器の周波数を確認する
Wi-Fiの通信では設定により「2.4Ghz」と「5Ghz」という2つの周波数帯を選ぶことができます。
この「2.4Ghz」と「5Ghz」特徴をよく理解したうえで、自分が利用している環境に合わせて周波数帯を変更しましょう。
周波数帯 | 特徴 |
---|---|
2.4GHz | ・電波が遠くに届きやすく、壁などの障害物にも強い ・電子レンジやBluetoothなど同じ周波数帯のものと干渉すると途切れやすい |
5GHz | ・Wi-Fi専用の電波のため家電などと干渉せず通信が安定しやすい ・壁などの障害物に弱い |
一般的には自宅内など屋内で使う場合は「5GHz」が、ビルなど大きな施設で使う場合は「2.4GHz」が利用されます。
しかし、特徴をみてもわかるとおり5GHzは障害物に弱く、2.4GHzは同じ周波数の家電があると干渉するといったデメリットがあります。
このデメリットはWi-Fiが途切れる原因ともなるため、これらの特徴を理解したうえで、自分の状況にあった周波数に設定しましょう。
Wi-Fi機器を再起動してみる
Wi-Fiは特に原因がなくても、長時間電源をつけた状態にしていると内部プログラムの小さなバグが重なり、Wi-Fi接続が不安定になることがあります。
小さなバグの特定は難しいですが、Wi-Fi機器の電源を落とし、再起動させるとプログラムが整理され改善することがあります。
ネット回線が原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法
続いて、ネット回線が原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法について紹介します。
ネット回線が原因でWi-Fiが不安定になっていると特定できた場合は、下記のことを試す、もしくは検討しましょう。
通信速度を確認する
Wi-Fi回線は、常に一定の通信速度というわけではなくネットの混雑具合などによっては一時的に速度が低下することがあります。
そのため、回線が切れているわけではなく、ネット利用に必要な通信速度が出ていないだけという可能性を意識してみましょう。
ネット利用にあたって必要になる通信速度は用途によって異なりますが、一般的には下記の速度が目安として推奨されているので参考にしてください。
下り・上り | 用途 | 速度の目安 |
---|---|---|
下り | メール・SNSでのメッセージ受信 | 128Kbps〜1Mbps |
WebサイトやSNSの閲覧 | 1Mbps〜10Mbps | |
動画視聴 | 3Mbps〜25Mbps | |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps | |
上り | メール・SNSでのメッセージ送信 | 1Mbps〜 |
SNSなどでの画像投稿 | 3Mbps〜 | |
SNSや動画サイトでの動画投稿 | 10Mbps〜 |
モバイルWi-Fiなどが速度制限などにかかっていれば、30Mbps〜100Mbpsといった通信速度はでないため快適にオンラインゲームをプレイすることはできません。(ゲームの種類によってはプレイ可能です)
通信速度は下記のようなサイトで簡単に測定できるため、自分が利用している回線がどのくらいのスピードなのかをチェックしてみましょう。
Wi-Fiの通信速度を確認できるサイト
速度測定サイト | 速度確認ページ |
---|---|
FAST | こちらから |
USEN GATE 02 | こちらから |
BNRスピードテスト | こちらから |
測定するサイトによって若干の誤差はあると思いますが、3つほどのサイトでチェックすれば大まかな通信速度がわかります。
測定結果と自分が利用している用途がマッチしているかを確認してみてください。
自分が利用している回線の速度が安定しなかったり、必要な通信速度が出ていないのであれば乗り換えを検討しましょう!
解約や新規契約の手間はあると思いますが、通信が途切れるWi-Fiを使い続ける方が損する可能性が高いです。
持ち運び前提ならモバイルWi-Fiの『WiMAX2+』を、自宅利用前提なら光回線かつ独自回線の『auひかり』が通信速度も速く安定しやすいサービスなためおすすめです!
光回線への切り替えを検討する
Wi-Fiの中でも最も速いとされているのは光回線です。
たとえば、光回線やホームルーター、モバイルWi-Fiなどの通信速度の平均を紹介すると下記のとおり、光回線が圧倒的に速いことがわかります。
※2022年5月時点の内容
回線 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
光回線 | 27.2ms | 331.8Mbps | 264.8Mbps |
ホームルーター | 81.4ms | 145.3Mbps | 17.6Mbps |
モバイルWi-Fi | 86.0ms | 45.9Mbps | 11.4Mbps |
ADSL | 59.6ms | 12.1Mbps | 3.3Mbps |
参照元:みんなのネット回線速度(みんそく) | 速度比較が出来る通信速度測定サイト
たとえば、住んでいるマンションに導入されている回線が『ADSL』のような古い回線の場合、そもそもの通信速度自体が遅く、Wi-Fiがよく切れることがあります。
古い回線を使用していたり、ストレスを感じる通信速度であればどの会社でもある程度のスピードが出る光回線への切り替えがおすすめです。
他社への乗り換えを検討する
ネット回線で最も厄介な問題は、住んでいる場所との相性がある点です。
回線は住んでいる場所やエリア、周りの環境との相性があるため、全ての人に平等な通信品質になるわけではありません。
回線との相性が悪く頻繁にネット回線が途切れる場合は、他社回線への乗り換えも検討しましょう。
デバイスが原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法
最後はデバイスが原因でWi-Fiがよく切れる際の対処法です。
デバイスといっても様々なものがあると思いますが、ここでは下記の3つのデバイスについての大まかな対処法について紹介します。
- iPhone端末
- Android端末
- パソコン
自分がWi-Fiを利用しているデバイスの対処法をチェックしてみてください。
iPhoneでWi-Fiがよく切れるときの8つの対処法
まずはiPhoneでWi-Fiがよく切れる場合の対処法です。
iPhoneでWi-Fi接続の調子が悪い場合は下記の8つを試してみてください。
上記の8つの対処法について、ひとつずつ紹介します。
①機内モードをOFFにする
iPhoneには、飛行機の離着陸時にワンタッチで電波を切るための「機内モード」というモードがあります。
iPhoneは機内モードにすると自動的にWi-FiがOFFになるため、機内モードが何かしらの操作ミスによってONになっていないか確認してみましょう。
もし機内モードONになっている場合、機内モードを解除してみましょう。
もしくは機内モード中はモバイル回線はONにできませんが、Wi-Fi接続はONにできるので試してみましょう。
②Wi-Fiルーターに近づけてみる
iPhoneをモバイルWi-Fiや光回線で通信している場合、iPhoneとWi-Fiルーターを近づけてみましょう。
たとえば、Wi-FiルーターとiPhoneの間にコンクリートなどの厚い壁があったり、距離が離れている場合、電波が届かずWi-Fi接続が途切れる原因となります。
iPhoneとWi-Fiルーターの感覚はできるだけ近くなるように設置しましょう。
③iPhoneを再起動する
iPhoneは本体がパソコンやWi-Fi機器と比べると小さめですが、本体内部の作りは精密です。
そのため、長時間電源を付けっぱなしにしておいたり、複数のアプリやサイトを開くことでプログラムが小さなバクを起こすことがあります。
このプログラムのバグが原因でWi-Fiが途切れることもあるため、iPhoneを再起動してみましょう。
Wi-Fiが途切れる場合やつながらない場合の対処法として、Appleの公式サイトでも推奨されている改善方法です。
再起動により内部プログラムが整理され、小さなバグが改善されWi-Fiの接続状況が改善する可能性があります。
④Wi-Fi接続を一度OFFにし、再度ONにする
Wi-Fi接続の設定をON・OFFに切り替えることも、再起動と同様に接続状況の改善につながることがあります。
Wi-Fiを一度OFFにし、接続が切れたことを確認したのちに再度Wi-FiをONにしてみましょう。
ON・OFFを切り替えることでWi-Fi接続のバグが改善され、接続が安定しやすくなる可能性があります。
⑤iOSのバージョンを最新のものにアップデートする
iPhoneのOS(オペレーションシステム)である「iOS」は、定期的にバージョンアップがおこなわれています。
バージョンアップでは、各種不具合の改善が組み込まれているため、iPhoneは常に最新のバージョンにアップデートしておきましょう。
アプリやWi-FiのファームウェアなどもデバイスのOSアップデートに合わせて改善されていることが多いため、古いバージョンにしていると不具合を起こす確率が高くなります。
iPhoneのiOSをアップデートする手順は下記のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 最新のバージョンがある場合は更新する
もしすでに最新のバージョンであれば「iOSは最新です」と表示されます。
⑥ネットワークを再設定する
Wi-Fiの設定を一度解除してから再度設定してみると、Wi-Fiの接続状況が改善することがあります。
この方法を「ネットワークの再設定」と呼びますが、手順は下記のとおり簡単です。
- 「設定」開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 現在接続しているネットワーク名(Wi-Fi名)をタップ
- 「このネットワーク設定を削除」をタップ
- 「Wi-Fi」の画面に戻り、再度削除したWi-Fi名タップ
⑦各アプリを最新バージョンにアップデートする
前述したとおり、iPhoneのiOSを最新バージョンにアップデートしたら、各アプリも最新バージョンにアップデートしましょう。
アプリはiPhoneで動作するように不具合などの調整を常におこなっています。
アプリのバージョンが古いとiPhoneのiOSと噛み合わず、通信が不安定になる原因となります。
⑧IPアドレスを変更(リースを更新)してみる
ネット通信では「IPアドレス」という通信の相手先を識別するための番号が割り振られています。
何かしらの不具合によって、現在利用中のIPアドレスが原因でネット接続が不安定になっている可能性があります。
IPアドレスは更新(変更)できるため、下記の手順で試してみましょう。
- 「設定」を開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 現在利用中のWi-Fi名をタップ
- 「リースの更新」をタップ
上記の手順を実行すると新しいIPアドレスが付与され、ネット通信が改善する可能性があります。
AndroidでWi-Fiがよく切れるときの5つの対処法
続いてはAndroidを利用している場合の対処法についてです。
スマホという性質上iPhoneと対処法が似ている部分はありますが、Androidにしかない設定もあります。
そのため、ネット接続が安定しない場合は下記の5つを試してみましょう。
上記の対処法について、ひとつずつ紹介します。
①機内モードをOFFにする
Androidにも飛行機搭乗時にワンタッチで通信が切断できる「機内モード」があります。
Androidも機内モードにするとWi-Fiが切れるため、機内モードがONになっていないか確認しましょう。
機内モードがONになっている場合はOFFにするか、個別でWi-FiをONにしましょう。
②「Wi-Fi最適化」のチェックを外す
Androidには「Wi-Fi最適化」という設定があります。
Wi-Fi最適化とは、自動的にWi-Fiを遮断してバッテリーの消費を抑える機能です。
この設定をONにしていると勝手にWi-Fiが切れてしまうことがあるため、設定をOFFに変更してください。
「Wi-Fi最適化」OFFにしておけば、Wi-Fiが勝手に切れることを防げます。
③「スリープ時のWi-Fi接続」をONにする
Androidには「スリープ時のWi-Fi接続」という設定もあります。
この設定を「接続を維持しない」にしておくと、スリープ状態に入ると同時にWi-Fiが切断されます。
Wi-Fi機器でも長時間デバイスからの接続がないとスリープモードに入ることがあるため、AndroidをつけてもWi-Fiに接続できないことなどがあります。
こういったことをなくすため「スリープ時のWiFi接続」を「使用する」にしておきましょう。
「使用する」にしておくとスリープ時にもWi-Fi接続は途切れません。
④端末を再起動する
Android端末もWi-Fi機器やiPhoneと同じく、長時間の利用によって内部のプログラムバグが発生することがあります。
そのため、なぜかWi-Fiが切れるという場合は一度Androidを再起動してみましょう。
iPhoneと同じく端末を再起動することにより内部のプログラムが整理され、Wi-Fi接続が改善される可能性があります。
⑤Wi-Fiルーターに近づける
iPhone、Android、パソコン、その他ゲーム機器などどのデバイスでも共通していえることですが、無線接続の場合はWi-Fiルーターとの距離に注意しましょう。
遠すぎたり、間に障害物があったりすると通信が途切れる原因となります。
パソコンでWi-Fiがよく切れるときの3つの対処法
続いてパソコンでWi-Fiがよく切れるときの対処法について紹介します。
パソコン利用時にWi-Fiがよく切れる場合の対処法は下記のとおりです。
上記の対処法について、ひとつずつ紹介します。
①パソコンを再起動する
Wi-Fiとの接続が悪い場合は、一度パソコンを再起動してみましょう。
Wi-Fiルーターを再起動したり、接続し直したりしても改善しない場合、パソコンを再起動することによって接続が改善することがあります。
パソコンの様々な軽度な不具合は再起動で治ることがあります。
そのひとつとして再起動によるWi-Fi接続の改善があげられます。
②ソフトウェアを最新版にアップデートする
パソコンでもスマホのOSと同様に、ソフトウェアのアップデートが定期的におこなわれています。
ソフトウェアが古いとバグによりWi-Fiと接続できなくなっている可能性があるため、ソフトウェアは常に最新版にアップデートしておきましょう。
インターネットにつながらない場合は近くの家電量販店などで店員さんに聞いたり、パソコンのメーカーに電話で問い合わせたりしてみることをおすすめします。
③専門店で不具合の有無を確認してもらう
もし不具合の原因が見当たらない場合は故障の可能性もあります。
パソコンの場合、大切なファイルなどを消してしまうとシステムが動作しなくなるといった注意点があるため、不用意に自分で解決しようとしないことをおすすめします。
各種対処法を試しても改善しない・原因がわからない場合はパソコンの故障も考えられるため、無理に改善しようとせずに専門店にパソコンを持っていき、専門的なアドバイスを受けましょう。
Wi-Fiがよく切れる人は要チェック!各社通信速度を徹底比較
もしWi-Fiがよく切れるのであれば、通信速度が速くかつ安定している回線の契約を検討しましょう。
ここではWi-Fiとして使われていることが多い『モバイルWi-Fi』と『光回線』の平均速度をサービス会社別に紹介します。
実際のユーザーから通信速度の実測値が寄せられている「みんなのネット回線速度(みんそく)」を元に紹介するため、おおむねどの回線の通信が安定しやすいかがわかるはずです!
モバイルWi-Fiの通信速度を比較
まずはモバイルWi-Fiの平均通信速度です。
※2022年5月時点の内容
サービス名 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
WiMAX2+ | 52.74ms | 81.69Mbps | 14.23Mbps |
ポケットWi-Fi | 40.75ms | 83.69Mbps | 15.99Mbps |
NEXT mobile | 72.82ms | 17.7Mbps | 12.68Mbps |
縛りなしWi-Fi | 47.81ms | 9.09Mbps | 6.82Mbps |
限界突破Wi-Fi | 38.49ms | 21.5Mbps | 14.15Mbps |
FUJI Wifi | 51.37ms | 28.44Mbps | 13.14Mbps |
Rakuten WiFi Pocket | 48.66ms | 22.94Mbps | 20.53Mbps |
Mugen Wifi(ムゲンワイファイ) | 46.92ms | 16.69Mbps | 9.44Mbps |
ZEUSWi-Fi | 46.01ms | 17.17Mbps | 10.76Mbps |
THE Wi-Fi | 52.4ms | 19.68Mbps | 7.79Mbps |
上記のとおり、Ping(応答速度)や上り・下りの数値から総合的に比較すると、モバイルWi-Fiの中ではauのサブブランドのUQモバイルが提供する『WiMAX2+』か、ソフトバンクのサブブランドのY!mobileが提供する『ポケットWi-Fi』の通信速度が優秀です!
モバイルWi-Fiは『WiMAX2+』がおすすめ!
モバイルWi-Fiを使っているのであれば、おすすめは『WiMAX2+』です!
WiMAX2+の運営元はauのサブブランドであるUQモバイルで、通信速度が安定していることで評判です。
また、WiMAX2+の販売代理店は多数あり、お得に契約したい場合は端末代金0円の特典がある『GMOとくとくBB WiMAX2+』からの申し込みをおすすめします。
WiMAX2+を提供している各社を2年間利用した場合のひと月あたりの実質料金を計算してみると、下記のような結果になりました。
サービス名 | 特典を含めた2年間利用時の実質月額料金 |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX2+ | 4,295円/月 |
Broad WiMAX | 4,788円/月 |
UQ WiMAX | 5,313円/月 |
WiMAX2+を提供している各社では、料金や契約期間、入会特典は変わりますが、WiMAX2+の通信の質は全く同じです!
そのため、最もお得な『GMOとくとくBB WiMAX2+』からの申し込みをおすすめします。
その他、GMOとくとくBB WiMAX2+の特徴や料金の詳細は下記のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
契約期間 | 3年 |
初期費用 | 3,300円 |
端末代金 | 0円 |
月額基本料金 | 1〜24カ月目:4,158円 25カ月目以降:4,708円 |
速度制限の条件 | 3日間で10GB以上利用 |
速度制限の速度 | 1Mbps |
キャッシュバック | 乗り換えで最大41,000円 ※2022年5月時点の内容です |
契約解除料 (解約月以外での解約) |
0~12ヶ月以内:20,900円 13~24ヶ月以内:15,400円 25~36ヶ月目以降:10,450円 |
光回線の通信速度を比較
続いて、光回線の平均通信速度を紹介します。
※2022年5月時点の内容
光回線 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
コミュファ光 (コミュファ) |
15.03ms | 567.53Mbps | 477.32Mbps |
auひかり (DTI) |
17.79ms | 536.47Mbps | 413.71Mbps |
NURO光 | 13.57ms | 490.28Mbps | 449.14Mbps |
TNCひかりdeネット | 10.08ms | 474.25Mbps | 280.09Mbps |
eo光 | 19.64ms | 527.39Mbps | 409.3Mbps |
NCV光 | 16.2ms | 481.36Mbps | 427.12Mbps |
TNCヒカリ | 12.71ms | 395.42Mbps | 292.73Mbps |
キャッチネクスト | 17.0ms | 373.84Mbps | 305.47Mbps |
CNS光(ケーブルネット鈴鹿) | 11.97ms | 473.27Mbps | 405.11Mbps |
メガ・エッグ光 | 24.78ms | 400.91Mbps | 312.03Mbps |
通信速度が速い会社を紹介しているのですが、中には聞いたことがない光回線もあるのではないでしょうか?
光回線では、一部地域に限定してサービスを提供している「独自回線」を使用した光回線の通信速度が、安定している傾向にあります。
光回線は独自回線がおすすめ!
前述の平均速度からわかることは、光回線は「独自回線」を利用している会社の通信速度が安定しやすいということです。
光回線には大きく分けて『フレッツ光回線』と『独自回線』の2種類があります。
フレッツ光回線の運営元はNTT東西ですが、フレッツ光回線を借りてサービスを提供している会社を『光コラボ』(または光コラボ事業者)と呼びます。
ドコモ光やソフトバンク光がその代表例ですが、これらフレッツ光と光コラボをすべて含めると日本国内でのシェア率は約65%にものぼります。
つまり、光回線を利用している家庭は約65%が『フレッツ光回線』ということになり、混雑しやすい回線となっています。
ここで大手光回線の各社の回線種類と平均通信速度を見てみましょう。
※2022年5月時点の内容
光回線 | 回線 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|---|
NURO光 | 独自回線 | 13.57ms | 490.28Mbps | 449.14Mbps |
auひかり | 独自回線 | 20.14ms | 416.47Mbps | 354.61Mbps |
ドコモ光 | フレッツ光 | 20.62ms | 270.93Mbps | 215.01Mbps |
ソフトバンク光 | フレッツ光 | 16.98ms | 312.85Mbps | 216.53Mbps |
So-net 光 プラス | フレッツ光 | 20.75ms | 260.55Mbps | 221.83Mbps |
楽天ひかり | フレッツ光 | 23.98ms | 225.89Mbps | 196.81Mbps |
上記を見てもわかるとおり、独自回線を利用しているauひかりやNURO光の通信速度がフレッツ光回線を使用している他社よりも速いことがわかりますよね。
独自回線はサービス提供エリアが一部地域に限定されていることもあり、ユーザー数が限定的でネットが混雑しづらくなっています。
そのため、光回線で安定した通信速度を求めるのであれば、独自回線を提供している会社がおすすめです!
Wi-Fiとの相性が悪くてよく切れるなら乗り換えも検討しよう!
ネットが頻繁に切れるとストレスが溜まりますよね。
そのため、まずは原因を特定し、それにあった対処法を試してみましょう。
原因の特定方法は下記のとおりです。
状況 | 原因 |
---|---|
他のデバイスではWi-Fiがつながる | デバイスの問題 |
他のデバイスでもWi-Fiがつながらない | 回線もしくはWi-Fi機器の問題 |
同じ回線を使っている人でTwitterなどでも同じ状況の人がいる | 回線の問題 |
他のデバイスでもつながらず、別の人は同じ回線を普通に利用できている | Wi-Fi機器の問題 |