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WiMAXの通信速度は本当に遅い?実測値まで徹底解説

WiMAXは、屋外でも高速通信ができるモバイル回線サービスです。

WiMAXの通信速度は、速度投稿サイトによれば平均で下り60~170Mbps、上り12~24Mbpsで、次のような幅広い用途に対応できます。

WiMAXの通信速度で使える用途例

  • 高画質の動画視聴(下り20Mbps)
  • ビデオ通話(下り10~30Mbps)
  • オンラインゲーム(下り30~100Mbps)
  • 大容量ファイルの受け渡し(下り100Mbps)
  • SNS、YouTubeへの動画投稿(上り10Mbps)

※下りはデータを受け取るとき、上りはデータを送り出すときの通信速度です。

引用元:UQ WiMAX公式サイトBuffaloノジマ

WiMAXは20社以上のプロバイダから提供されていますが、同じ回線が利用されているため通信速度やエリアの違いはありません。

ただしWiMAXの料金プランや専用端末によって通信速度の条件が違ったり、利用環境によって本来の通信速度が出なかったりと、別の要因で通信速度が低下することがあります。

この記事では、WiMAXの実測値や口コミから分かる通信速度の実態を解説し、速度低下を防ぐ注意点を紹介します。

また、料金面を考慮したおすすめのプロバイダも紹介しているので、WiMAX選びの参考にしてみてください。

目次

WiMAXの通信速度とエリアは全プロバイダ共通

引用元:UQ WiMAX公式サイト

WiMAXはデータ容量無制限で使える高速なモバイル回線サービスです。

各プロバイダのWiMAXはすべてUQコミュニケーションズが持つ回線により提供されており、通信品質に違いはありません

WiMAXプロバイダで共通している内容

  • 通信速度
  • 利用エリア、繋がりやすさ

WiMAXの回線は、UQコミュニケーションズの親会社であるauのスマートフォンなどと近い感覚で利用できるので、日本全国の広いエリアで使用可能です。

WiMAX対応サービスエリア

なお、WiMAXの通信速度は端末の種類によって変わるので、UQコミュニケーションズがプロバイダとして提供するUQ WiMAXを例に通信速度の実測値を見てみましょう。

端末の種類端末の最大通信速度実測値
ホームルーター下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
下り:142.23Mbps
上り:25.31Mbps
モバイルルーター下り:3.9Gbps
上り:183Mbps
下り:59.54Mbps
上り:13.73Mbps
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

WiMAXで使う端末は、通信速度が速く屋内向けのホームルーターと、速度のやや劣る屋外向けのモバイルルーターに分かれます。

通信速度には、端末が出せる通信速度(理論値)と実際に計測した通信速度(実測値)がありますが、必要な通信速度を把握するときは現実的な速度である実測値を見るようにしましょう。

用途必要な通信速度の目安
LINE、メール1〜10Mbps
Webサイト閲覧5〜10Mbps
動画視聴10〜20Mbps
ビデオ会議10〜30Mbps
オンラインゲーム30〜100Mbps
引用元:UQ WiMAX公式サイト

実測値の下り速度はどちらの端末も59Mbps以上が出ており、高画質の動画視聴やビデオ通話の用途で問題なく利用でき、ホームルーターに至ってはオンラインゲームのようにさらに速度が必要な用途にも利用可能です。

ただし、WiMAXの仕組み上の理由から、利用状況によっては通信速度が大きく変わることがあります。

以降では、WiMAX回線の通信速度とエリアが変わる要因を詳しく解説していきます。

WiMAX2+、au 4G LTE、au 5Gの速度とエリアの違い

引用元:UQ WiMAX公式サイト

WiMAXの回線は、通信速度やエリアが異なる3種類のネットワークから構成されます。

ネットワーク名回線の種別最大通信速度使用周波数帯※2
WiMAX2+4G下り:220Mbps※1
上り:10Mbps
2.5GHz帯
au 4G LTE4G下り:75Mbps
上り:25Mbps
700MHz帯
800MHz帯
1.5GHz帯
1.7GHz帯
2.0GHz帯
3.5GHz帯
au 5G5G下り:2.7Gbps
上り:183Mbps
700MHz帯
1.7GHz帯
3.5GHz帯
3.7GHz帯
28GHz帯
※1 エリアによって440Mbps、110Mbpsになる場合もあります。
※2 総務省「令和4年度携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要」「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯」から引用しています。

各ネットワークは使用される周波数帯が異なるため、繋がりやすさや通信速度が違います。

周波数の高低による違いは下記の通りです。

周波数の特性

  • 低い周波数
    • 電波が遠くに届きやすいので、基地局から離れていても繋がりやすい
    • 送れるデータ容量が少ないため、通信速度が遅い
  • 高い周波数
    • 電波が遠くに届きにくいので、基地局の近くでないと繋がらない
    • 送れるデータ容量が多いため、通信速度が速い

各ネットワークは高い周波数帯の5G、低い周波数帯の4Gに大きく分けられ、次の特徴を持ちます。

各回線の特徴

  • 4G
    • 電波が遮蔽物を回り込むため、遠くまで届きやすい
    • 1つの基地局がカバーできるエリアが広い
  • 5G
    • 4Gよりも大容量、高速、低遅延のデータ通信が可能
    • 遮蔽物に弱く、電波が遠くまで届きにくい

4GであるWiMAX2+やau 4G LTEは比較的エリアが広く繋がりやすい反面、通信速度はさほど速くありません。

特にau 4G LTEは、auの携帯電話にも使用される回線で、日本国内の居住エリアのほとんどをカバーしています。

auは4G LTEで人口カバー率99.9%のサービスエリアを提供しています。登山道やキャンプ場など様々な場所で快適にご利用いただけます。

引用元:au公式サイト

また、au 5Gは通信速度が速いですが、利用エリアが限定されており、さらに周囲の建造物の影響を受けやすく繋がりにくいデメリットがあります。

ただ、主要都市や人口の多い地域はカバーされているため、その周辺で利用する場合は通信速度が上がる可能性が高くメリットが大きいです。

なお、WiMAX2+の通信速度は下り220Mbpsへの縮小がはじまり、その対象地域は段々と広がっています。

2022年12月以降、WiMAX2+の周波数帯の一部で5Gサービスを開始するため、WiMAX2+の最大速度が440Mbpsから220Mbpsに順次変更になります。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

WiMAXのメリットである高速通信を重視するなら、利用場所がau 5Gのエリア内であることを確認しておきましょう。

WiMAX+5GとWiMAX2+の速度の違い

引用元:UQ WiMAX公式サイト

UQコミュニケーションズは旧来のWiMAX2+に代わる新たなサービスとして、2021年にWiMAX+5Gを提供開始しました。

WiMAX2+は2022年に新規受付を終了しており、現在提供中のサービスはWiMAX+5Gのみです。

WiMAX 2+サービスの料金プランは2022年3月31日(木)をもって新規受付を終了いたしました。なお、ご利用中のお客さまは2022年4月1日(金)以降も引き続きご利用いただけます。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

WiMAX+5Gは、5Gのネットワークを利用することで、下記のように通信速度が大きく向上しました。

サービス名最大通信速度
(下り/上り)
サービスの変遷
WiMAX+5G
(5G SA)
4.2Gbps
286Mbps
2023年6月:5G SAに対応
WiMAX+5G2.7Gbps
183Mbps
2021年4月:提供開始
WiMAX2+220Mbps
75Mbps
2013年10月:提供開始
2022年3月:新規受付終了
引用元:UQ WiMAX公式サイト

さらに、2023年6月からはWiMAX+5Gの中でも、5G SAに対応したより高速で利用できる端末も契約可能になりました。

5G SAは新しく構成された5Gサービスで、利用するネットワークは変えずに専用設備を改めることで大容量のデータをより高速で通信できるようになっています。

WiMAX+5GとWiMAX2+で通信速度がどの程度変わったのかを実測値で見てみましょう。

ホームルーターの場合は下記になります。

スクロールできます
機種名対応サービス端末の最大通信速度
(下り/上り)
実測値
(下り/上り)
発売年月
Speed Wi-Fi HOME 5G L13WiMAX+5G4.2Gbps
286Mbps
170.42Mbps
24.02Mbps
2023年6月
WiMAX HOME 02WiMAX2+440Mbps
75Mbps
64.3Mbps
8.86Mbps
2020年1月
Speed Wi-Fi HOME L02WiMAX2+1.2Gbps
75Mbps
51.46Mbps
11.62Mbps
2019年1月
引用元:UQ WiMAX公式サイト
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

WiMAX+5Gの実測値のほうが、WiMAX2+の2.5~3.5倍速いことがわかります。

同様にモバイルルーターでも比較してみると、WiMAX+5Gの実測値のほうがWiMAX2+の2.5~3.3倍速いです。

スクロールできます
機種名対応サービス端末の最大通信速度
(下り/上り)
実測値
(下り/上り)
発売年月
Speed Wi-Fi 5G X12WiMAX+5G3.9Gbps
183Mbps
105.75Mbps
23.96Mbps
2023年6月
Speed Wi-Fi NEXT WX06WiMAX2+440Mbps
75Mbps
32.19Mbps
5.96Mbps
2020年1月
Speed Wi-Fi NEXT W06WiMAX2+1.2Gbps
75Mbps
40.2Mbps
6.54Mbps
2019年1月
引用元:UQ WiMAX公式サイト
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

端末の種類に関わらず、通信速度が大幅に向上していることがわかります。

また、WiMAX2+とWiMAX+5Gは利用しているネットワークも違います。

サービス名通信モードWiMAX2+au 4G LTEau 5G
WiMAX2+ハイスピードモード
ハイスピードプラスエリアモード※1
WiMAX+5Gスタンダードモード
プラスエリアモード※1
※1 有料のオプションサービス

WiMAX2+では有料オプションを利用することでau 4G LTEに繋がるようになっていましたが、WiMAX+5Gでは有料オプションなしでau 4G LTEに加えてau 5Gにも繋がるようになりました。

ただしWiMAX+5Gのau 4G LTEでは、より繋がりやすいプラチナバンドの利用は有料オプションに限定されます。

プラチナバンドは、電波がより遠くまで届きやすい特性を持つ低い周波数帯であり、高周波数帯では届かなかった地域をカバーしています。

なお、プラチナバンドの通信速度は高くはなく、カバーできるエリアが広がる点が大きなメリットです。

プラチナバンドの通信速度
下り最大速度:75Mbps
上り最大速度:25Mbps

このようにWiMAX+5Gは大幅に利便性が向上されており、WiMAX2+の上位互換となるサービスです。

WiMAX2+を利用中の方でも、WiMAX+5Gへ移行したほうが良いでしょう。

WiMAX+5Gのルーターごとの速度と実測値まとめ

WiMAXの通信速度は端末の種類によって大きく異なります。

WiMAXで使う端末は、屋内向きのホームルーターと屋外向きのモバイルルーターの2種類です。

ホームルーターは通信性能に重点を置いた端末で、通信速度が速く、通信機器を複数接続しても安定しやすいです。

ホームルーターの特徴

  • 据え置き型の端末で屋内向き
  • 通信速度が速い
  • 複数接続でも安定しやすい
  • コンセントさえあれば使える

モバイルルーターは携帯性に重点を置いた端末で、屋外で使うことを想定した特徴を持ちます。

モバイルルーターの特徴

  • 小型軽量なので持ち運びやすい
  • バッテリーだけで長時間使える

なお、性能上の通信速度はホームルーターのほうが上ですが、利用場所、周辺環境、5G SA対応有無によって実測値が落ちることがあるので注意しましょう。

以降では、ホームルーターとモバイルルーターの通信速度の実態を、実測値と口コミを交えて紹介していきます。

モバイルルーターの速度と実測値

WiMAXのモバイルルーターは次の3種類です(2023年11月16日時点)。

スクロールできます
機種名端末の最大通信速度
(下り/上り)
実測値
(下り/上り)
5G SA
対応
発売日
Speed Wi-Fi 5G X123.9Gbps
183Mbps
105.75Mbps
23.96Mbps
2023年6月1日
Speed Wi-Fi 5G X112.7Gbps
183Mbps
68.62Mbps
12.04Mbps
2021年10月15日
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi2.2Gbps
183Mbps
69.66Mbps
15.41Mbps
2021年4月8日
引用元:UQ WiMAX公式サイト
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

モバイルルーターでの実測値は、5G SA対応で105Mbps、5G SA非対応でおよそ68Mbpsです。

最新機種のSpeed Wi-Fi 5G X12は、旧来の端末に比べて端末の通信速度が大幅に向上しており、実測値も1.5倍近く伸びています。

通信速度だけでいえば、Speed Wi-Fi 5G X12を選んだほうが良く、他の2機種の差はほとんどありません。

WiMAXは、開けた場所で利用する場合は電波が届きやすく、高速な5Gに繋がる可能性が高いので、屋外向けに作られたモバイルルーターと相性が良いです。

ただし、利用場所が山間部であったり、基地局から離れていたりすると電波が届かないことがあり、移動先によっては通信速度の低下や接続不可になることもあります。

ホームルーターの速度と実測値

WiMAXのホームルーターは次の3種類です(2023年11月16日時点)。

スクロールできます
機種名端末の最大通信速度
(下り/上り)
実測値
(下り/上り)
5G SA
対応
発売日
Speed Wi-Fi HOME 5G L134.2Gbps
286Mbps
170.42Mbps
24.02Mbps
2023年6月1日
Speed Wi-Fi HOME 5G L122.7Gbps
183Mbps
98.09Mbps
21.37Mbps
2021年11月5日
Speed Wi-Fi HOME 5G L112.7Gbps
183Mbps
129.19Mbps
19.72Mbps
2021年6月4日
引用元:UQ WiMAX公式サイト
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

ホームルーターでの実測値は、5G SA対応で170Mbps、5G SA非対応で98~129Mbpsです。

最新機種のSpeed Wi-Fi HOME 5G L13は、旧来の端末に比べて端末の通信速度が大幅に向上しており、実測値も1.3倍以上伸びています。

ホームルーターはコンセントが必要なため、屋内に設置して使用する端末です。

そのため、設置場所に電波が届くかどうかが非常に重要です。

利用エリアはもちろん、周囲の建造物、壁、家具などの遮蔽物の影響により端末まで電波が届かなかったり、周囲の電化製品などで電波が干渉して接続できなかったりすることがあります。

ホームルーターの設置場所を窓側に近づけることで、通信速度が改善することもあります。

WiMAXの速度に対する悪い口コミや評判

WiMAXの通信速度に対する悪い評判を3つに分けて紹介していきます。

  • 時間帯によって遅くなるので使いづらい
  • 利用場所によって繋がりにくい
  • 5Gに繋がらず4Gに繋がる

時間帯によって遅くなるので使いづらい

WiMAXの利用時間帯によって通信速度が遅くなることがあり、使いにくいとの口コミがありました。

特に、夕方から夜にかけて遅くなったようです。

すぐにWi-Fi自体はつながり、途切れることは無かった。しかし、速度は時々時間帯にもよるが(特に多かったのは夕方から夜にかけて)遅くなることがかなり多くイライラした。

引用元:当サイト実施アンケートより

また、動画視聴ができなくなるほど通信速度が落ちることもあるようです。

エリアがギリギリだったのですが、使ってみて速度がとても遅くなる時間帯があり、動画も止まってしまうことがありました。速度制限もあるのでなかなか使いにくいものだなと思いました。

引用元:当サイト実施アンケートより

利用時間帯による通信速度の低下は、下記の実測値を見てもわかります。

利用時間帯平均下り速度平均上り速度
朝(5:00~8:59)105.46Mbps27.11Mbps
昼(12:00~12:59)42.1Mbps5.1Mbps
夕方(16:00~18:59)40.67Mbps14.09Mbps
夜(20:00~22:59)47.61Mbps9.15Mbps
深夜(0:00~4:59)79.42Mbps12.57Mbps
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月20日に引用したもので、UQ WiMAXでSpeed Wi-Fi 5G X12の場合を想定しています。

ただ上記の場合は、低下した通信速度でも絶対値は下り40Mbpsと高い水準にあり、動画視聴は問題なく利用できる数値です。

通信速度低下を避けるには、時間帯を変えてみるのが一番ですが、可能であれば電波が入りやすいように端末の設置場所を変えてみるのも一つの手段です。

利用場所によって繋がりにくい

WiMAXの電波は、利用場所によって届きにくいことがあります。

屋外では問題なく利用できていたが、屋内では通信速度が落ちるとの口コミがありました。

持ち歩いて使うときには速度に対して不満を抱いたことは一度もありませんでしたが、家で使うときには置く場所や天気のせいで若干速度が遅いなと感じてしまうことがありました。

引用元:当サイト実施アンケートより

端末と基地局との間に遮蔽物があると、電波が届きにくくなるので周辺環境には注意が必要です。

また、高層階で繋がらなくなるとの口コミもありました。

自宅で使用する分には問題ないが、建物の高層階(5階くらい以上)にいると繋がらないことが多い。遅いのではなくほぼ圏外状態になってしまうので、使い物にならなくて不満。

引用元:当サイト実施アンケートより

さらに、列車内や山間部でまったく繋がらなくなったとの口コミもあります。

住んでいる場所や仕事場などでは通信速度は問題なく使うことができて満足しています。
しかし新幹線や地下鉄、山の多い場所に行くとまったく通じなくなることがあり、そこは旅行の際など不便でした。

引用元:当サイト実施アンケートより

電波の特性上、発信する基地局よりも高い場所には届きにくかったり、走行中の列車のように電波受信状況が移り変わる場面では電波が途切れたりします。

そのためWiMAXを利用するなら、電波の入りやすい開けた場所や、屋内の窓際が望ましいです。

5Gに繋がらず4Gに繋がる

WiMAXは5Gと4Gのネットワークが混在した回線で、4Gのほうがエリアが広く電波が届きやすいです。

5Gに繋がらず、4Gに繋がってしまうとの口コミがありました。

私の家は5Gがほとんど入らないので、4Gで使用しています。スマホを使うぶんには特に不自由はないのですが、パソコンを使っているときにたまに接続できなくなるときがあります。

引用元:当サイト実施アンケートより

au 5Gのエリア内であっても、高層階、地下、窓のない部屋などは繋がらないことがあるため注意しましょう。

WiMAXの速度に対する良い口コミや評判

WiMAXの通信速度に対する良い評判を2つに分けて紹介していきます。

  • 動画視聴やオンラインゲームで充分な通信速度が出ている
  • 利用エリアが広くて受信状況も良好

動画視聴やオンラインゲームで充分な通信速度が出ている

動画視聴やオンラインゲームは高い通信速度が必要とされますが、WiMAXで充分利用できたとの口コミがありました。

下記は、速度に不満がなく電波の受信状態も良かったとの口コミです。

普段は、動画の視聴やオンラインゲーム、ホームページの閲覧をしています。動画視聴において、速度で困っていることがないため、速度に関しては不満はありません。エリアは圏外になることがないので、こちらも不満はありません。

引用元:当サイト実施アンケートより

au 5Gのエリア内であれば、動画視聴やオンラインゲームに必要な通信速度を満たすことができ、電波の届きやすい立地や端末設置場所であれば圏外になる可能性は低いでしょう。

また、エリアを移動しても通信速度の不満はなかったとの口コミもありました。

主にYouTube動画とAmazonプライムビデオの視聴とスマホゲームで利用していますが、動画が止まることなく快適に見れています。エリアの方も山間部は行く事は無いので分かりませんがどこのエリア(隣町)に行っても使えるので便利です。

引用元:当サイト実施アンケートより

Amazonプライムビデオの高画質動画は最低5Mbps、YouTubeの高画質(HD1080p)動画は最低5Mbpsの通信速度が出れば問題なく利用可能です。

これは、WiMAX+5GとWiMAX2+の速度の違いで紹介したWiMAX2+のモバイルルーターでの実測値、下り32.19Mbpsでも満たせる通信速度であり、au 4G LTEやWiMAX2+のエリア内でも利用できるレベルです。

利用エリアが広くて受信状況も良好

WiMAXの利用エリアは日本全国に及び、人口の多い地域はほとんどカバーされています。

WiMAXは通信が途切れることなく利用できたとの口コミがありました。

通信速度はかなりの速さで快適にネット生活を送ることができましたね!エリアもかなり広くサポートされているので、通信が遮断されることはまずはないですね!とてもおすすめです!

引用元:当サイト実施アンケートより

動画のストリーミングやビデオ通話などは通信が途切れると正常に使えなくなりますが、エリア内で電波が届きやすい場所であればそのような事態にはなりにくいです。

また、電波の受信状況も良く、通信速度も問題ないとの口コミもありました。

速度は問題なく使えます。ルーターにアンテナ表記のランプが付いているので自分が住んでいる地域がどのくらい電波が良いのかすぐに確認できます。エリアもそこまで田舎ではなければ幅広く通っているので問題ないと思います。

引用元:当サイト実施アンケートより

充分な通信速度が出ていても、電波が届きにくい場所ではインターネットが切断されることがあるので、電波の受信状況もWiMAXの利用において重要です。

WiMAXは条件さえ整えば、高速通信と安定した通信状況を提供できる回線サービスといえます。

WiMAXの実測スピードマップでも速度がわかる

引用元:WiMAX実測スピードマップ

WiMAXの通信速度を地図上から確認できるサービスがあります。

WiMAX実測スピードマップ

UQコミュニケーションズのサービスではありませんが、独自で収集したWiMAXの実測値を地図上にプロットしています。

2023年11月20日時点で、20万件ほどの実測値が集まっているようです。

通信速度は虹色のように7つに分けられていて、紫色が最も高く、赤色が最も低い速度を表します。

なお、収集した実測値に基づいているため、プロットされていない箇所でも利用できる場合もあります。

おおまかなエリアは公式サイトのマップで確認し、細かいエリアの参考にWiMAX実測スピードマップを参照すると良いでしょう。

ただし、WiMAX実測スピードマップにプロットされたエリアであっても、高層階、地下、周囲の建造物の状況によって通信速度や繋がりやすさが変わることは理解しておきましょう。

WiMAX+5Gは速度制限以外で遅くなることも

WiMAXではほとんど速度制限がかかることはありませんが、一部において制限があるため注意が必要です。

より繋がりやすくなるプラスエリアモードの使用上限を超過したり、一度に大量のデータ通信をしたりすると速度制限されることがあります。

速度制限にかかっていなくても、次のような原因で通信速度が遅くなることがあります。

WiMAXの通信速度は利用場所で変わることが多く、利用時間帯によっても左右されやすいです。

以上を踏まえて、WiMAXの通信速度が低下する原因を詳しく紹介していきます。

4G回線しか利用できない地域やエリアも多い

WiMAXの利用エリアは日本全国に及ぶ広さですが、au 5Gは一部のエリアに限られます。

5Gサービスエリア住所リスト

5G(au 5G)を利用するには対応する基地局が周辺になければなりませんが、その数は4Gに比べてまだ少ないです。

回線の種類基地局数
4G(au 4G LTE)196,101
4G(WiMAX2+)44,612
5G(au 5G)18,041
引用元:総務省「令和4年度携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要」

また、au 5Gが使う高い周波数帯の電波は遮蔽物の影響を受けやすい特性があり、基地局の周辺であっても周囲の建造物が多かったり地下にいたりすると届きにくいです。

そのため、au 5Gのエリア内であっても繋がりにくかったり、充分な通信速度が出なかったりします

au 5Gに繋がらなくても、au 4G LTE、WiMAX2+のエリア内であればWiMAXの利用は可能ですが、au 5Gに比べて通信速度は劣ります。

WiMAXの4Gの通信速度として、旧サービスであるWiMAX2+での実測値を参考にしてみましょう。

WiMAX2+の実測値
モバイルルーター:下り32Mbps、上り6Mbps
ホームルーター:下り51Mbps、上り11Mbps

WiMAX2+のサービスは5Gに非対応なので、4Gのエリアであればおよそ上記のような通信速度が出るといえます。

ただし、利用時間帯や利用場所によって本来の通信速度が出ないこともあるので注意が必要です。

通信速度を重視する場合は、au 5Gのエリアや電波受信状況を確認しておいたほうが良いでしょう。

田舎やビルの中など電波が届きづらい場所では遅くなりやすい

WiMAXでは4Gのエリア内であっても、次のような理由から繋がらなかったり、通信速度が遅くなることがあります。

WiMAXの利用エリア内でも繋がらなくなる状況

  • 電波が届きにくい場所にいる
  • 端末との間に障害物がある
  • 周囲の電波が干渉している

これらの状況は、利用場所を移動すると改善されることがあります。

電波が届きにくい場所にいる

電波の特性上、遮蔽物があると遠くに届きにくくなるため、屋内、地下、山間部など周囲の状況によってWiMAXの通信速度が遅くなることがあります。

サービスエリア内でも電波が伝わりにくい場所(屋内、車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部など)では、通信できなかったり通信速度が低下する場合があります。また、高層ビル・マンションなどの高層階で見晴らしのよい場所であってもご使用になれない場合があります。あらかじめご了承ください。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

また建物の高層階のように、基地局よりも高い場所でも電波が届きにくいので避けたほうが良いでしょう。

端末との間に障害物がある

基地局から端末に電波が届いたとしても、スマートフォンやパソコンなどの通信機器と端末の間に距離があったり、障害物があったりするとWiMAXの通信速度が遅くなることがあります。

前述したとおり、WiFiは電波を利用して接続しています。電波が届く範囲は、理論値では屋外で500m程度、屋内では100m程度です。

ただし、ルーターと接続機器の間に障害物があるとその限りではありません。

コンクリートや鉄は電波を遮りやすく、ルーターと接続機器の間にこれらを含む壁などが障害物として存在すると、通信が遅いと感じる状況になりやすいといえます。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

なるべく端末の近くで利用するか、見通しの良い場所に端末を設置するようにしましょう。

周囲の電波が干渉している

周囲の電波と干渉してWiMAXの通信速度が遅くなることがあります。

電波干渉とは、無線通信で同一のチャンネルを利用することで、それぞれの電波が干渉して通信速度の遅延などを引き起こす現象です。

WiFiが利用する2.4GHz帯は、普段利用する電子レンジやコードレス電話なども利用しています。

加えて、近隣の家でWiFiを利用していて、同一の電波が発せられている場合、電波干渉が発生する可能性があります。

電波干渉が発生すると接続が不安定になるため、通信が遅いと感じる原因になります。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

また、端末と通信機器のWiFi接続を5GHz帯にしたり、WiFi接続を止めて有線接続に変えたりすると、状況が改善されることがあります。

2.4GHz帯はWiFi以外の機器も利用しているため、電波干渉が発生しやすい周波数帯です。

そのため、5GHz帯を利用することで電波干渉が解消され、通信が安定する可能性があります。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

電波干渉を完全に避けるのは難しいですが、人が密集している場所や電化製品の近くを避けるだけでも効果はあるでしょう。

速度は夕方から夜間にかけて遅くなる

混雑する時間帯にWiMAXを利用すると、普段よりも通信速度が遅くなる場合があります。

通信が混雑している時間帯は、通信速度が遅くなる場合があります。特に、通勤時間帯は回線が混雑しやすいため、通信速度の遅さがストレスとなるならこの時間帯での利用を避けるとよいでしょう。逆に朝や夕方の時間帯は回線が空いている傾向にあります。

動画の投稿や重いデータは朝や夕方など、回線が混雑しない時間帯に送受信するのがおすすめです。

引用元:UQモバイル公式サイト

そのため、インターネット利用の時間を選べるのであれば、朝や夕方など混雑してなさそうな時間帯に利用したほうが良いでしょう。

以下の表は利用時間帯ごとの実測値を端末別にまとめたもので、表中の最低値を赤字で示しています。

モバイルルーターの場合は、通信速度が最も低下するのは昼や夕方で、次いで夜が低いです。

モバイルルーター(Speed Wi-Fi 5G X12)
利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)105.46Mbps27.11Mbps46.99ms
昼(12:00~12:59)42.1Mbps5.1Mbps52.5ms
夕方(16:00~18:59)40.67Mbps14.09Mbps55.33ms
夜(20:00~22:59)47.61Mbps9.15Mbps52.09ms
深夜(0:00~4:59)79.42Mbps12.57Mbps53.85ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。
モバイルルーター(Speed Wi-Fi 5G X11)
利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)109.09Mbps11.2Mbps69.08ms
昼(12:00~12:59)48.23Mbps3.95Mbps95.18ms
夕方(16:00~18:59)73.42Mbps16.42Mbps47.25ms
夜(20:00~22:59)69.11Mbps10.19Mbps51.25ms
深夜(0:00~4:59)82.59Mbps14.37Mbps52.7ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

モバイルルーターは屋外で使われることが多いため、昼や夕方に混雑していると予想されます。

ホームルーターも同様の傾向が見られますが、Speed Wi-Fi HOME 5G L13の下りの通信速度は深夜に最も低下しています。

ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)
利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)153.24Mbps29.74Mbps70.26ms
昼(12:00~12:59)138.93Mbps12.95Mbps44.96ms
夕方(16:00~18:59)152.44Mbps27.22Mbps72.82ms
夜(20:00~22:59)162.52Mbps27.28Mbps45.55ms
深夜(0:00~4:59)118.94Mbps26.95Mbps45.44ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。
ホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L12)
利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)166.32Mbps34.4Mbps42.61ms
昼(12:00~12:59)48.76Mbps18.81Mbps44.41ms
夕方(16:00~18:59)68.02Mbps24.09Mbps42.73ms
夜(20:00~22:59)71.89Mbps26.39Mbps39.96ms
深夜(0:00~4:59)160.58Mbps39.4Mbps38.3ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

WiMAXの混雑する時間帯の大まかな傾向はありますが、エリアによって差があるため一概にはいえません。

WiMAXは昼、夕方、夜は利用者が多く混雑が予想されるため、通信速度が低下することを見込んでおきましょう。

プラスエリアモードは速度制限の対象

WiMAX+5Gには、auのプラチナバンドが利用できる有料の通信モード「プラスエリアモード」があります。

通信モードとは

  • WiMAX+5Gの通信モードは2種類で、スタンダードモードとプラスエリアモードがある
  • スタンダードモード
    • 料金がかからない初期設定時の通信モード
  • プラスエリアモード
    • プラチナバンドが利用できるためスタンダードモードより繋がりやすい
    • データ容量30GBの使用上限がある(上限はプロバイダによる)
    • 一部のプロバイダを除き、利用した月に1,100円かかる

プラスエリアモードで月間30GB(プロバイダにより異なる)を使い切ると、その月の通信速度は128kbpsに制限されます。

たとえプラスエリアモードを使い切っても、スタンダードモードに切り替えれば速度制限はかからないため、WiMAXが利用できないわけではありません。

また速度制限がかかったとしても、用途は限られますがWiMAXでのインターネット利用は可能です。

メール、チャット、Webサイト閲覧において画像や動画などがなく、テキストのみであれば通信速度128kbpsで利用可能です。

メールやチャットなどのやり取りの際は、画像や動画などの添付がないテキストのみの場合は下りで最低128Kbps以上、スムーズなやり取りをするなら上り・下りそれぞれ1Mbps以上出ていれば問題ありません。

引用元:フレッツ光公式サイト

プラスエリアモードは有料で使用上限もあるので、必要なときだけ通信モードを切り替えて使うようにしましょう。

3日間で10GBあるいは15GBの速度制限は廃止済み

WiMAXではかつて、3日間で使えるデータ容量に上限があり、超過すると速度制限がかけられていました。

これまで直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限しておりましたが、お客さまのご利用状況をふまえ、速度制限条件などを2022年2月1日より変更いたしました。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

現在は日間、月間のデータ容量の制限もなく、それに準ずる速度制限も廃止されており、データ容量無制限で利用できるようになっています。

ただし、短期間に大量のデータ通信を行うと速度制限がかけられることがあります。

より多くのお客さまにWiMAX+5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

速度制限がかかる具体的な基準値は示されていませんが、混雑する時間帯に無理に使うことは避けたほうが良いです。

なお、1日30GBを使っても速度制限がかからなかったとの口コミがあるので、それほど厳しい基準ではないといえます。

WiMAX+5G ギガ放題プラスSを使い出して一週間。
結論は、「使える!」
最近の一日あたりの通信量は30GB弱。
以前の10倍は使っているけれど通信制限はかからず。
出回り先でほぼ使える電波状況。

引用元:X(Twitter)

また、連続した動画視聴でデータ容量がかさんでも問題なかったとの口コミもありました。

半月で100GB突破!アマプラで内さま連続で見てたら3日で46GB!!!これでも通信制限かからないから、WiMAXそこそこ優秀なんじゃないかと思う。

引用元:X(Twitter)

1日の使用量が多少増えた程度では、「一定期間内の大量のデータ通信」に該当せず速度制限はかからないので、ほとんど気にする必要はないといえます。

WiMAXはデータ容量無制限とはいえ、回線に影響を及ぼすほどの使い方は認められていません。

WiMAXの速度制限はいつ解除される?

WiMAXで速度制限がかけられるケースは次の2つです。

WiMAXで速度制限がかかるケース

  • プラスエリアモードの使用上限を超過した場合
  • 短期間に大量のデータ通信を行った場合

プラスエリアモードのデータ容量上限は月間で定められており、超過した翌月には速度制限とデータ容量のカウントがリセットされます。

当月のデータ容量上限に到達すると、データチャージや速度制限解除などの救済手段はないため、リセットされる翌月まで待つしかありません。

そのため、プラスエリアモードのデータ容量は1ヶ月で収まるように使うようにしましょう。

大量のデータ通信を行った場合は、速度制限になる基準やその解除タイミングは示されていません。

プラスエリアモードのデータ容量チャージができる例外

auの「ホームルータープラン5G」もWiMAXと似たような回線サービスですが、プラスエリアモードのデータ容量上限を追加できるオプションがあります。

ただし少量でも都度、高額な料金が発生するため常用はおすすめしません。(2GB超過するごとに2,750円)

速度重視でWiMAXプロバイダを選ぶポイント

WiMAXの通信速度や利用エリアは、プロバイダによる違いはなく、どこを選んでも同じです。

ただし通信速度を重視する場合は、プランや端末の選び方が重要で、その選択肢はプロバイダごとに異なります。

そのため、プロバイダを選ぶときは下記の点に注目しましょう。

また、プランの月額料金や端末代金はプロバイダごとに違うので、総額料金も変わってきます。

さらにプロバイダ特有の付加サービスやキャンペーンなどの違いもあります。

なお、WiMAXの通信速度はどこも変わらないので、高い実測値が出ているプロバイダだとしても、それだけで選ぶのは止めたほうが良いです。

5G SA対応か非対応かで選ぶ

引用元:UQ WiMAX公式サイト

WiMAXは、5G SA対応かどうかで端末の通信速度や利用料金が変わります。

5G SAは従来の5Gよりも高速で低遅延な通信を目指した新しい仕組みで、2023年6月1日には5G SA対応のプランが提供開始されました。

5G SAとは

  • 5Gの仕組みを改善して作られた新しいサービス
  • 5Gの特徴である高速で大容量の通信サービスに加えて、5G SAでは低遅延で多数同時接続が可能
  • 既存の5Gとの互換性があり、5Gのエリアでも使える
  • 専用設備が必要なため対応エリアはまだ小さく、今後拡大予定

5G SAでは通信速度が大幅に向上していますが、下記の5G SAのエリア内でなければ本来の性能を発揮できません。

対応機種端末の
最大通信速度
対応エリア
Speed Wi-Fi HOME 5G L13受信最大4.2Gbps<栃木県>の一部エリア
送信最大286Mbps<埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県>の一部エリア
Speed Wi-Fi 5G X12受信最大3.9Gbps<山形県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、山梨県、京都府、大阪府、徳島県、熊本県、大分県>の一部エリア
引用元:UQ WiMAX公式サイト

5G SAのエリアは、現状だと関東圏と一部のエリアに限られています。

ただ、5G SA対応エリアでなければWiMAXに繋がらないわけではなく、従来のエリア内であれば利用できます。

またWiMAXで5G SAを利用するには、5G SAに対応する端末とプランの両方が必要です。

5G SA通信をご利用いただくには、5G SA対応機種、対応SIMおよび5G SA契約が必要です。

引用元:UQ WiMAX公式サイト

5G SA対応端末は、2023年11月20日時点で2種類あります。

5G SA対応端末
Speed Wi-Fi HOME 5G L13(ホームルーター)
Speed Wi-Fi 5G X12(モバイルルーター)

5G SAプランを提供するプロバイダは徐々に増えてきており、今では非対応のプロバイダのほうが少ないです。

5G SA非対応のプロバイダ

  • FreeMAX+5G

また、5G SAプランはあっても端末が限定されているプロバイダもあります。

5G SA対応端末が限定されているプロバイダ

  • モンスターモバイル(モバイルルーターのみ)
  • シンプルWiFi(ホームルーターのみ)

ただし、5G SA対応のプランや端末は、非対応の場合と比べて高めになっています。

逆にいえば、非対応プランのほうが安く、コストパフォーマンスが良いです。

今後は5G SAプランに一本化されていくと思われますが、まだその恩恵を最大限に受けられるわけではないので、料金で選んでも問題ありません。

モバイルルーターかホームルーターで選ぶ

WiMAXの通信速度は端末の種類によって違います。

通信速度だけでいえば、端末にはホームルーターを選んだほうが良いですが、使う場面にもよるので用途など含めて総合的に考えたほうが良いです。

また、端末はプロバイダによって取り扱っていない場合もあるので注意しましょう。

端末代金もプロバイダごとに異なりますが、5G SA対応のほうが高く、非対応は同額かそれ以下になる場合が多いです。

モバイルルーターの特徴

モバイルルーターは屋外向けの端末で、下記のような方におすすめできます。

モバイルルーターをおすすめできる人

  • 屋内外問わず使う人
  • 通信速度よりも携帯性を重視する人
  • 通信機器の使用台数が少ない人

WiMAXで利用できるモバイルルーターは次の3種類です。

機種名Speed Wi-Fi 5G X12Speed Wi-Fi 5G X11Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
メーカーNECプラットフォームズNECプラットフォームズSamsung
端末の
最大通信速度
(下り/上り)
3.9Gbps
183Mbps
2.7Gbps
183Mbps
2.2Gbps
183Mbps
5G SA対応
連続使用時間約540分約490分約1,000分
最大接続台数Wi-Fi:16台
USB:1台
Wi-Fi:16台
USB:1台
Wi-Fi:10台
USB:1台
サイズ
(mm)

W136
H68
D14.8

W136.0
H68.0
D14.8

W147
H76
D10.9
重量約174g約174g約203g
アイスホワイト
シャドーブラック
チタニウムグレー
スノーホワイト
ホワイト
引用元:UQ WiMAX公式サイト

5G SAプランならSpeed Wi-Fi 5G X12のみです。

5Gプランでは、使用時間を重視するならGalaxy 5G Mobile Wi-Fi、少しでも通信速度が欲しいならSpeed Wi-Fi 5G X11を選ぶと良いでしょう。

ホームルーターの特徴

ホームルーターは屋内向けの端末で、下記のような方におすすめできます。

ホームルーターをおすすめできる人

  • 屋内でしか使わない人
  • 通信速度の速さを重視する人
  • 通信機器の使用台数が多い人

WiMAXで利用できるホームルーターは次の3種類です。

機種名Speed Wi-Fi HOME 5G L13Speed Wi-Fi HOME 5G L12Speed Wi-Fi HOME 5G L11
メーカーZTE CorporationNECプラットフォームズZTE Corporation
端末の
最大通信速度
(下り/上り)
4.2Gbps
286Mbps
2.7Gbps
183Mbps
2.7Gbps
183Mbps
5G SA対応
最大接続台数Wi-Fi:32台
有線LAN:2台
Wi-Fi:40台
有線LAN:2台
Wi-Fi:30台
有線LAN:2台
サイズ
(mm)

W100
H207
D100

W101
H179
D99

W70
H182
D124
重量約635g約446g約599g
ホワイトホワイトホワイト
引用元:UQ WiMAX公式サイト

5G SAプランならSpeed Wi-Fi HOME 5G L13のみです。

一方で、5Gプランの端末は2種類あり、通信速度の違いはありません。

Speed Wi-Fi HOME 5G L12のほうが最大接続台数が多く、重量が軽いメリットがありますが、わずかな違いであるためどちらを選んでも問題ありません。

お試し利用の有無で選ぶ

WiMAXは実際に利用してみないと、具体的な通信速度が想定しにくいです。

通信速度は次の条件で大きく変わります。

通信速度が変わる利用状況

  • 4Gや5Gなど繋がるネットワークの違い
  • 電波の受信状況

繋がるネットワークが4G、5Gのどちらになるかで通信速度が変わり、さらに利用場所の電波の受信状況によって通信速度が下がることがあります。

電波の受信状況は、周囲の遮蔽物、建物の高さ、電波の混線具合など、さまざまな要因によって決まるため、想定した通信速度が出るかどうかは分かりません。

そういった場合、実際に使ってみるのが一番の解決方法で、下記のようなお試しができるWiMAXを利用すると良いです。

お試しできるWiMAXプロバイダ

  • UQ WiMAX(Try WiMAX)
  • 5G CONNECT

どちらのプロバイダも、最新端末をレンタルしてお試しできます。

UQ WiMAX内のお試しサービスであるTry WiMAXは、完全無料で使用感を試せます

一方で、5G CONNECTでもお試しできますが、解約時の手数料や返送にかかる費用が発生します。

お試しサービスを利用する場合でも、WiMAXのエリアはUQ WiMAXやauの公式サイトから簡単に確認できるため、事前に見ておきましょう。

WiMAXのエリア(公式)
WiMAX全体のエリア
au 5Gのみのエリア

なお、お試しサービスのないプロバイダでも、初期契約解除制度を利用すれば低コストで契約を無効にできます。

初期契約解除制度

  • 通信サービスに適用されるクーリングオフに似た制度
  • 契約書面を受領してから8日以内に申請が必要
  • 一部支払いが必要(日割りの月額料金、契約事務手数料、端末返却費用など)

ただし、申請手続きの手間や期限の短さがあり、そのうえ費用も発生するためお試しの用途には向きません

インターネットにほとんど繋がらない場合など、やむを得ず解約したいときに活用しましょう。

完全無料でのお試しならTry WiMAXをおすすめします。

UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/

\ WiMAXの本家本元を利用するなら /

おすすめのWiMAXプロバイダ

WiMAXは20社以上のプロバイダから提供されており、料金体系やサービス内容はさまざまです。

ただ、通信速度や利用エリアはどのWiMAXプロバイダでも変わらないので、他の面で比較しましょう。

なおWiMAXの料金を比較するときは、初期費用を含めた実質総額を用いたほうがわかりやすいです。

WiMAXの実質総額
月額料金、端末代金、契約事務手数料、割引料金、キャッシュバックなどを含めた年間の総額

下記は、実質総額を含めた項目で3つのプロバイダを簡単に比較したものです。

スクロールできます
プロバイダ名GMOとくとくBB WiMAXUQ WiMAXカシモWiMAX
想定機種L13X12L13X12X11
端末の
最大通信速度
(下り/上り)
4.2Gbps
286Mbps
3.9Gbps
183Mbps
4.2Gbps
286Mbps
3.9Gbps
183Mbps
2.7Gbps
183Mbps
実測値
(下り/上り)
128.16Mbps
12.56Mbps
82.37Mbps
19.51Mbps
142.23Mbps
25.31Mbps
59.54Mbps
13.73Mbps
57.82Mbps
13.39Mbps
最大ジッター値1108.4ms393.7ms12914.9ms1322.2ms265.35ms
平均ping値59.84ms48.69ms56.25ms51.78ms59.01ms
1年間の
実質総額
31,807円34,307円65,934円62,359円57,244円
2年間の
実質総額
93,055円93,055円131,934円125,059円109,780円
3年間の
実施総額
154,303円154,303円197,384円187,484円162,316円
※実測値、ジッター値、ping値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月17日に引用した数値です。
※ジッター値は直近3ヶ月の最大値です。

ジッター値は通信の安定性を示す指標で、値が高いほど通信速度に波があり、不安定になっているといえます。

ping値は通信のタイムラグを示す指標で、値が高いほど通信先とやり取りに時間がかかっており、応答が遅れています。

ただし、いずれの指標も利用環境や通信先によって変わるため、参考程度に留めておきましょう。

3つのプロバイダの料金体系には特徴があり、お得になる条件もそれそれ違うので、以降で詳しく紹介していきます。

引用元:GMOとくとくBB WiMAX公式サイト
運営会社GMOインターネットグループ株式会社
データ通信量無制限
最大下り速度4.2Gbps
最低契約期間2年
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金端末発送月:1,089円
1~12ヶ月目:3,784円
13~35ヶ月目:4,334円
36ヶ月目以降:5,104円
開始月の日割り計算なし
端末料金27,720円
キャッシュバック新規契約:28,000円
乗り換え:最大40,000円
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額4,171円(新規契約)
3,847円(乗り換え)
3年間の実質総額154,303円(新規契約)
142,303円(乗り換え)
支払い方法クレジットカードのみ
端末発送最短当日
法人契約あり
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。

GMOとくとくBB WiMAXは、高額なキャッシュバックが特徴的な最安のプロバイダです。

GMOとくとくBB WiMAXの特徴

  • 高額キャッシュバックと料金割引で実質総額が安い
  • 5G SA対応でも安い
  • 2年目までが最も安い
  • キャッシュバック受け取りの手間がある
  • 3年目以降は段々高くなる

キャッシュバック金額は最低でも28,000円で、さらに2年間の月額料金の割引があるため実質総額がかなり安いです。

回線サービス乗り換え時の解約違約金が22,000円以上であれば、キャッシュバック金額が40,000円になりますが、条件が厳しいため28,000円のキャッシュバックを想定しておきましょう。

他社プロバイダの5G SAプランと実質総額を比較してみます。

プロバイダ名2年間の実質総額3年間の実質総額
GMOとくとくBB WiMAX
(40,000円還元)
81,055円142,303円
GMOとくとくBB WiMAX
(28,000円還元)
93,055円154,303円
Broad WiMAX97,974円153,810円
5G CONNECT99,650円162,650円
BIGLOBE WiMAX112,332円180,708円
※2023年11月20日時点の情報です。

キャッシュバックが最低額の28,000円の場合でも、他社プロバイダよりも2年間の実質総額が安いです。

また、3年間の実質総額ではBroad WiMAXよりも高くなりますが、その差はわずかなのでGMOとくとくBB WiMAXも充分安いといえます。

ただし、キャッシュバックの受け取りは契約から11ヶ月後になるため、忘れないように注意しましょう。

なお端末は、5G SA対応の2種類から選べます。

機種名実測値(下り/上り)端末代金
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
(ホームルーター)
128.16Mbps
12.56Mbps
27,720円
Speed Wi-Fi 5G X12
(モバイルルーター)
82.37Mbps
19.51Mbps
27,720円
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月21日に引用した数値です。

端末代金はどちらも同じなので、通信速度や使用場面で選びましょう。

WiMAXを3年間利用するなら、実質総額が安いGMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。

GMOとくとくBB WiMAX:https://gmobb.jp/lp/gentei8/

最安でWiMAXを利用するなら

引用元:UQ WiMAX公式サイト
運営会社UQコミュニケーションズ株式会社
データ通信量無制限
最低契約期間なし
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金1~13ヶ月目:4,268円
14ヶ月目以降:4,950円
開始月の日割り計算あり
端末料金27,720円
キャッシュバック17,820円
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額5,068円
3年間の実質総額187,484円
支払い方法クレジットカード
口座振替
端末発送最短翌日発送
法人契約あり
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。

UQ WiMAXは、完全無料でお試しできる唯一のプロバイダです。

UQ WiMAXの特徴

  • 15日間の無料お試しサービス「Try WiMAX」がある
  • 端末代金が安い
  • 本契約後の実質総額は高め

WiMAXの通信速度や繋がりやすさは、利用環境に左右されることが多いため、事前に使用感を試せるのは大きなメリットです。

お試しサービスのTry WiMAXではレンタルできる端末を、下記の中から選べます。

Try WiMAXでレンタル可能な端末

  • ホームルーター
    • Speed Wi-Fi HOME 5G L13
    • Speed Wi-Fi HOME 5G L11
  • モバイルルーター
    • Speed Wi-Fi 5G X12
    • Galaxy 5G Mobile Wi-Fi

端末は一時的な在庫切れによりレンタルできない場合があるので、下記ページで状況を確認しておきましょう。

Try WiMAX レンタル 貸出機器の在庫状況

Try WiMAXのお試し期間が終了した後に、続けてUQ WiMAXを利用したい場合は改めて契約する必要があります。

UQ WiMAXは他社プロバイダに比べて実質総額が高くなるので、料金面ではデメリットです。

お試し後は別のプロバイダに契約しても問題ないため、より安いWiMAXを選んでも良いでしょう。

なお、5G CONNECTもWiMAXのお試しができるプロバイダですが、Try WiMAXのように無料ではないところがデメリットです。

WiMAXの通信速度など使用感が気になる方は、無料お試しができるUQ WiMAXから始めてみましょう。

UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/

\ WiMAXの本家本元を利用するなら /

引用元:カシモWiMAX公式サイト
運営会社株式会社MEモバイル
データ通信量無制限
最大下り速度4.2Gbps
最低契約期間なし
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金初月:1,408円
2ヶ月目以降:4,818円
開始月の日割り計算なし
端末料金27,720円(3年継続で無料)
キャッシュバックなし
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額178,156円
3年間の実質総額4,815円
支払い方法クレジットカードのみ
端末発送最短当日
法人契約あり
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。

カシモWiMAXは、シンプルな料金体系が特徴で、5G SA非対応のプランが安いプロバイダです。

カシモWiMAXの特徴

  • 5Gプランで3~4年なら安い
  • 3年利用で端末代金を実質0円にできる
  • 月額料金が一定なのでわかりやすい
  • 5G SAプランは実質総額が高め
  • 料金割引がないため短期利用には向かない
  • 5Gプランの取り扱い端末はモバイルルーターのみ

カシモWiMAXは料金割引がないため、最初の数年が最も安い他社プロバイダと比較して1~2年間の実質総額が高めです。

そのかわり元々の月額料金が安いので、長く利用するほど他社の実質総額よりも安くなっていきます。

さらに、3年間利用すると端末代金を実質0円にできるため、お得に利用したいなら3年以上を目安に考えたほうが良いです。

他社プロバイダの5Gプランと3、4年間の実質総額を比較してみましょう。

プロバイダ名3年間の実質総額4年間の実質総額基本月額料金
カシモWiMAX162,316円214,852円4,378円
5G CONNECT153,602円213,002円4,950円
DTI WiMAX164,560円221,320円4,730円
※2023年11月17日時点の情報です。
※いずれも5Gプランを想定しています。

カシモWiMAXの実質総額は、3年間では5G CONNECTと8,714円の差ですが、4年間になると1,850円まで差が縮まっています。

なぜなら、5G CONNECTの料金割引は2年間で終了し、高めの基本月額料金に戻るため、他社プロバイダに比べて実質総額が段々と高くなります。

一方で、カシモWiMAXの5Gプランでは、取り扱っている端末が1種類だけです。

5Gプランで扱っている端末
・Speed Wi-Fi 5G X11(モバイルルーター)

5G SAプランならホームルーターも選べますが、実質総額が他社プロバイダよりも高くなるため、おすすめはできません。

また、5G SAプランと5Gプランの端末の実測値を比較してみると、そこまで大きな差ではありません。

機種名実測値(下り/上り)4年間の実質総額
Speed Wi-Fi 5G X11
(5Gプラン)
58.64Mbps
13.57Mbps
214,852円
Speed Wi-Fi 5G X12
(5G SAプラン)
78.9Mbps
27.17Mbps
235,972円
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月21日に引用したカシモWiMAXでの数値です。

下り58Mbpsの通信速度で充分なら、実質総額が安い5Gプランのほうがコストパフォーマンスが良いです。

そのため、カシモWiMAXを選ぶなら5Gプランのほうがメリットが大きいです。

コストパフォーマンスの良い5Gプランを3年以上利用したいなら、カシモWiMAXをおすすめします。

わかりやすくWiMAXを利用するなら

WiMAXと他の回線サービスの速度を比較

この章では、WiMAX以外の回線サービスとその通信速度を紹介します。

下記は各回線サービスの通信速度を比較したもので、WiMAXの実測値は中間に位置します。

回線サービス実測値
(下り/上り)
最大ジッター値平均ping値
光回線584.29Mbps
583.04Mbps
489.27ms11.81ms
ホームルーターサービス150.69Mbps
17.51Mbps
795.57ms53.85ms
WiMAX142.23Mbps
25.31Mbps
685.06ms56.25ms
クラウドWiFi17.31Mbps
14.42Mbps
1272.23ms49.32ms
※実測値、ジッター値、ping値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月17日に引用したもので、上からNURO光、ドコモhome5G、UQ WiMAX、ゼウスWiFiの数値です。
※ジッター値は直近3ヶ月の最大値です。

通信速度は速いほうが利用の幅は広がりますが、料金も大きく変わるので、目的の用途に必要な速度が満たせれば充分でしょう。

また、光回線やホームルーターサービスのように屋内に限定される回線サービスもあるため、利用場面も考えて選びましょう。

自宅で利用するなら最速は光回線

引用元:フレッツ光公式サイト

光回線は、建物内に設置する回線サービスで、通信速度の速さが特徴です。

光回線の特徴

  • 回線サービスの中で通信速度が最速
  • 専用機器は不要
  • 月額料金が高め
  • 工事が必要で、建物によっては導入不可
  • 固定回線なので自宅のみ利用可

回線サービスの中でも、光回線の通信速度は群を抜いて速いです。

WiMAXの実測値と比較してみると、下り速度で4倍以上の差が出ているのがわかります。

回線サービス
(プロバイダ)
実測値(下り/上り)利用場所
光回線(NURO光)584.29Mbps
583.04Mbps
屋内
WiMAX(UQ WiMAX)142.23Mbps
25.31Mbps
屋内、屋外
※実測値、ジッター値、ping値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月17日に引用したもので、上からNURO光、UQ WiMAXの数値です。
※ジッター値は直近3ヶ月の最大値です。

また、光回線では下り速度と同等の上り速度が出ているため、動画投稿や大容量ファイルの送信などアップロード重視の用途に向いています。

さらに光回線は、通信速度の絶対値が大きいため、利用時間帯による速度低下の影響も感じにくいです。

利用時間帯平均下り速度平均上り速度
朝(5:00~8:59)623.35Mbps600.35Mbps
昼(12:00~12:59)664.19Mbps647.09Mbps
夕方(16:00~18:59)630.89Mbps617.07Mbps
夜(20:00~22:59)559.11Mbps586.65Mbps
深夜(0:00~4:59)668.65Mbps633.35Mbps
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月21日に引用した情報です。

回線が混雑する時間帯でも、オンラインゲームや大容量ファイルの受け渡しも問題なく行えます。

ただし、光回線は建物内に設置する回線なので、WiMAXとは使用目的が異なります。

WiMAXは、モバイルルーターであれば屋外で使えますし、ホームルーターでもコンセントさえあれば利用場所を選びません。

自宅でリモートワークやオンラインゲームの用途で使うなら、光回線が適しているでしょう。

WiMAXよりは速度が出やすいホームルーター

引用元:NTTドコモ公式サイト

ホームルーターサービスは、携帯キャリアなどが提供する屋内用の回線サービスで、WiMAXのホームルーターと似ています。

ホームルーターサービスの特徴

  • WiMAXよりやや速い
  • 大手携帯キャリアの回線なのでエリアが広い
  • 工事不要
  • データ容量無制限で使える
  • WiMAXよりも実質総額が高い
  • 専用端末の購入代金が高い
  • 持ち運びには向かず、使用住所が限定される

ホームルーターサービスの通信速度は、WiMAXのホームルーターと比べてやや速いです。

回線サービス
(プロバイダ)
実測値(下り/上り)利用場所端末代金
ホームルーターサービス
(ドコモhome5G)
150.69Mbps
17.51Mbps
屋内一括:71,280円
分割:1,980円×36回
(HR02)
WiMAX
(UQ WiMAX)
142.23Mbps
25.31Mbps
屋内、屋外一括:19,800円
分割:550円
(L13)
※実測値、ジッター値、ping値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月17日に引用したもので、上からドコモhome5G、UQ WiMAXの数値です。
※ジッター値は直近3ヶ月の最大値です。

WiMAXとの違いの1つに、ホームルーターサービスでは大手携帯キャリアの回線が使われている点が挙げられます。

例えば、ドコモhome5Gであればドコモの5G、4G回線を利用しているため、WiMAXとはエリアや通信速度が異なります。

各回線サービスの利用時間帯ごとの実測値を比較してみましょう。

ホームルーターサービス(ドコモhome5)
利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)182.08Mbps18.8Mbps48.09ms
昼(12:00~12:59)113.06Mbps13.99Mbps56.41ms
夕方(16:00~18:59)126.73Mbps16.33Mbps52.34ms
夜(20:00~22:59)145.29Mbps17.86Mbps59.56ms
深夜(0:00~4:59)172.79Mbps20.61Mbps48.0ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月21日に引用した数値です。
WiMAX(UQ WiMAX、Speed Wi-Fi HOME 5G L13)
利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)153.24Mbps29.74Mbps70.26ms
昼(12:00~12:59)138.93Mbps12.95Mbps44.96ms
夕方(16:00~18:59)152.44Mbps27.22Mbps72.82ms
夜(20:00~22:59)162.52Mbps27.28Mbps45.55ms
深夜(0:00~4:59)118.94Mbps26.95Mbps45.44ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

全体的に見ると、WiMAXは下り118~162Mbps、ホームルーターサービスは下り113~182Mbpsなので、ホームルーターサービスの下り速度のほうがやや速く、上り速度ではWiMAXのほうが速いです。

ドコモ回線とau回線では混雑状況や時間帯も異なるため、それが通信速度に影響している可能性もあります。

とはいえ、通信速度の差はわずかで、WiMAXとホームルーターサービスのどちらを選んでもそれほど変わりません。

また、ホームルーターサービスの端末代金は高額ですが、プロバイダによっては長期利用することで実質0円にできます。

ただし、短期間で解約すると多額の端末残債が発生するため、なるべく長く利用したほうがお得です。

他にも、スマートフォンサービスとのセット割引のような、携帯キャリアならではのキャンペーンもあるので、それらを活用できればさらに安くできます。

なお、各携帯キャリアのホームルーターサービスでは、使用場所が登録制となっています。

■ドコモhome5G

ご登録いただいた設置住所以外ではご利用いただけません。

引用元:ドコモ公式サイト

■au ホームルータープラン5G

ご契約住所でのみご利用いただけます。

引用元:au公式サイト

■ソフトバンク Softbank Air

ご登録住所以外でのご利用はできません。
なお、当社にご登録したご登録住所以外でのご利用を確認した場合、ご契約者さまへ通知をした上で「SoftBank Air」のご利用を停止します。

引用元:ソフトバンク公式サイト

旅行先や出張先では利用できないため注意しましょう。

ホームルーターサービスは、WiMAXのホームルーターに近いサービスなので、特にこだわりがなければWiMAXを選んでも問題ありません。

契約中の携帯キャリアとの相乗効果を考えるなら、よりお得になるホームルーターサービスを検討してみましょう。

ドコモhome5G:https://www.docomo.ne.jp/home_5g/

\ ソフトバンクのホームルーターを格安で利用可能 /

WiMAXよりは低速になりやすいクラウドWiFi

引用元:ゼウスWiFi公式サイト

クラウドWiFiは、格安で使えるポケット型WiFiの回線サービスです。

クラウドWiFiの特徴

  • 実質総額が安い
  • 複数キャリア対応でエリアが広い
  • 工事不要
  • 通信速度はWiMAXよりも遅い(10~20Mbps)
  • データ容量の制限がある
  • 専用端末が必要(購入またはレンタル)
  • 端末の種類にホームルーターがない

クラウドWiFiは、WiMAXと比べると通信速度が非常に遅く感じます。

下記の実測値を見ると、下り速度で8倍以上の差が出ているのがわかります。

回線サービス
(プロバイダ)
実測値(下り/上り)利用エリア
クラウドWiFi
(ゼウスWiFi)
17.31Mbps
14.42Mbps
ドコモ、au、ソフトバンク
(4G)
WiMAX
(UQ WiMAX)
142.23Mbps
25.31Mbps
au
(4G、5G、WiMAX2+)
※実測値、ジッター値、ping値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月17日に引用したもので、上からクラウドWiFi、UQ WiMAXの数値です。
※ジッター値は直近3ヶ月の最大値です。

クラウドWiFiは4Gにしか対応しておらず、端末の最大速度も低いため、通信速度が伸びにくいです。

また、利用時間帯ごとの実測値を見てみましょう。

利用時間帯平均下り速度平均上り速度ping値
朝(5:00~8:59)22.83Mbps14.65Mbps46.43ms
昼(12:00~12:59)11.03Mbps11.03Mbps76.0ms
夕方(16:00~18:59)14.97Mbps13.58Mbps48.86ms
夜(20:00~22:59)18.64Mbps15.24Mbps52.43ms
深夜(0:00~4:59)21.16Mbps15.88Mbps49.39ms
※実測値は「みんなのネット回線速度」から2023年11月16日に引用した数値です。

混雑する時間帯で速度がかなり低下しており、下りで11Mbpsにまで落ち込みます。

とはいえ10Mbps以上あれば、標準画質の動画視聴、Webサイト閲覧、SNSやメールの利用に必要な水準を満たしています。

用途によっては、クラウドWiFiの通信速度で充分な場合もあるでしょう。

また、クラウドWiFiは料金の安さが特徴で、実質総額はWiMAXの6割ほどでおさまります。

回線サービス(プロバイダ)2年間の実質総額3年間の実質総額
クラウドWiFi
(ゼウスWiFi、30GBプラン)
58,329円88,425円
WiMAX
(GMOとくとくBB WiMAX)
93,055円154,303円
※2023年11月17日時点の情報です。
※GMOとくとくBB WiMAXの実質総額はキャッシュバック28,000円で算出しています。

なお、クラウドWiFiでは月間に使えるデータ容量に上限があり、その容量に比例して料金が上がっていきます。

クラウドWiFiは、利便性を落として利用コストを下げたリーズナブルな回線サービスで、コストパフォーマンスが良いです。

通信速度やデータ容量をあまり必要としないライトユーザーや、サブ回線の用途で使いたい方は、クラウドWiFiを選ぶと良いでしょう。

気になる方は、おすすめのクラウドWiFiの記事をぜひ参考にしてみてください。

WiMAXの通信速度は100Mbps以上出るが、不安ならお試しサービスを活用

WiMAXは屋外で使える回線サービスの中では高速で、およそ60~170Mbpsの通信速度を出せるため、高画質の動画視聴やオンラインゲームにも利用可能です。

WiMAXの通信速度はプロバイダによる違いはなく、回線や端末によって変わってきます。

通信速度が速くなる要因

  • 4Gよりも5Gに繋がるほうが通信速度は速くなる
  • 5G SAプランのほうが通信速度が速い
  • モバイルルーターよりもホームルーターのほうが通信速度が速い

通信速度が遅くなる要因

  • 高層階、地下、電車内、山間部などで利用している
  • 回線が混雑する昼から夜にかけて速度が低下する
  • 電化製品や周辺のWiFiによって電波干渉が起こる

また、利用場所や周囲の環境も大きく影響するため、WiMAXの使用感を無料でお試しできるサービスを活用すると良いでしょう。

通信速度を重視する場合は、5G SAプランとホームルーターの組み合わせが一番ですが、料金とのバランスを考えるなら5Gプランのほうが良いでしょう。

完全無料のWiMAXお試しサービス「Try WiMAX」は、通信速度の確認に最適で、下記のUQ WiMAX公式サイトから申し込みできるので、気になる方は試してみてください。

UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/

\ WiMAXの本家本元を利用するなら /

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この記事を書いた人

「通信快選」はクラウドSIMにて回線サービスを提供する「EX-WiFi」が運営しています。WiMAXやクラウドWiFi、格安SIMやホームルーターなど回線サービスの選択肢が多い中で、株式会社ファイナルブルーが回線サービス運営の知見に伴う情報を発信しています。

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