WiMAXはデータ容量無制限、高速通信が特徴のモバイル回線サービスで、日本全国で利用可能です。
WiMAXのエリアはプロバイダによる違いがなく、回線提供元が運営するUQ WiMAX公式サイトから簡単に確認できます。
ただし、エリア内ならどこでも安定して繋がるわけではなく、利用場所や周辺環境によって繋がりにくくなる場合があります。
WiMAXの通信が不安定になるケース
- エリア内でも高層階、地下、山間部などは繋がりにくい
- 回線の混雑や周囲の電波によって、通信速度が遅くなることがある
WiMAXは各基地局と無線で通信しているため、電波の届きやすい場所でないとインターネット接続ができません。
この記事では、WiMAXが持つ本来の通信速度を発揮できるように、エリアに関する情報やWiMAX利用時の注意点を解説しています。
さらに、WiMAXに繋がらないときの対処法を紹介しているので、利用中の方もぜひ参考にしてみてください。
WiMAXをこれから始めたい方は、UQ WiMAXが提供する無料お試しサービス「Try WiMAX」を活用して、実際の使用感を確認してみましょう。
UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/
\ WiMAXの本家本元を利用するなら /
WiMAXのエリア確認方法
WiMAXが利用できるかどうかは、回線提供元が案内するエリアマップから確認可能です。
WiMAXの回線はUQコミュニケーションズが提供しており、同社が運営するUQ WiMAXでその対応エリアが公開されています。
この章では、WiMAXのエリアの確認方法とその注意点を紹介していきます。
WiMAXのエリアは、どのプロバイダを選んでも変わらないので、申し込みを決める前に必ず確認しておきましょう。
ただしエリアには種類があり、通信速度や繋がりやすさが変わるので注意が必要です。
もし該当場所がエリア外であればWiMAXは利用できないため、エリアの拡大を待つか、別の回線サービスを検討しましょう。
UQ WiMAXのエリアマップで確認する
WiMAXのエリアは、UQ WiMAX公式サイト内のエリアマップを使い下記の手順で確認できます。
下記のページにアクセスすると、地域選択の画面が表示されます。
利用する地域を選ぶと、下記のエリアマップが表示されます。
エリアマップ左上の虫眼鏡アイコンがある枠内をクリックします。
そうすると、画面左側に検索パネルが表示されます。
電波の種類選択で「WiMAX+5G」、「スタンダードモード」を選びます。
続いて場所選択で、住所入力欄に記入するか、地域選択から地域名をクリックしましょう。
住所を入力した場合は、住所入力欄右側の虫眼鏡アイコンをクリックします。
該当地域のエリアが表示されます。
黄、オレンジ、赤で示された地域はWiMAXが利用可能です。
なお、各色のエリアごとに通信速度が異なります。
エリアの色 | エリアの通信速度 | 対応端末の最大通信速度 (下り/上り) |
---|---|---|
4.2Gbps 286Mbps | ||
4.2Gbps 286Mbps | ||
220Mbps※1 75Mbps |
※1 地域によって440Mbps、110Mbpsになります。
「5G NR化」、「5G sub6」はどちらも5Gであり通信速度が速いですが、仕組みが違います。
5G NR化とは、既存の4Gの基地局を活用して回線の高速化を図り、5Gに近い通信速度を実現する仕組みです。
そこでauでは、全国で広くエリアをカバーしている4G周波数にNR規格を適用し、5Gとして高度化することで、5Gエリアを早期に拡大できるようにしています。
NR化周波数の帯域幅は、それぞれ20~50MHzとミリ波・sub6に比べて狭い為、人が多く集まるようなエリアなどでは、複数の周波数を束ねる技術を活用することで通信速度を向上できるように取り組んでいます。
引用元:au公式サイト
5G sub6のエリアはWiMAXの中でも通信速度が速いですが、今のところ一部の地域に限られています。
WiMAXのエリアは簡単に調べられるので、プロバイダを選ぶ前に確認しておきましょう。
ピンポイントエリア判定の利用はWiMAX2+のみ
UQ WiMAXのエリアマップでは一部の条件に限り、より詳しく繋がりやすさを確認できる「ピンポイントエリア判定」を利用できます。
WiMAXの回線はエリアが異なる次の3つのネットワークから構成されていますが、ピンポイントエリア判定が利用できるのは、WiMAX2+のエリアに限られます。
WiMAXを構成する3種類のネットワーク
- WiMAX2+
- au 4G LTE
- au 5G
使い方は前章で紹介したエリアマップの場合とほぼ同じで、「UQ WiMAXのエリアマップで確認する」のSTEP3で「WiMAX2+」を選んだ場合に利用できる機能です。
WiMAX2+を選んで場所検索を行うと、画面下部に「マップの中心にピンを置く」ボタンが表示されます。
そのボタンをクリックすると画面中央に、繋がりやすさの判定結果が戸建住宅、集合住宅に分けて表示されます。
判定結果は次の4段階です。
WiMAX2+の繋がりやすさの判定
- ○:利用可能
- ○~△:利用可能だが、場所によっては圏外になる
- △:上記よりも繋がりにくく、場所によっては圏外になる
- ×:利用不可
上記はWiMAXのエリア全体の判定結果ではないので、「×」だとしてもWiMAX2+以外のエリア内に入っている可能性はあります。
WiMAXの利用可否はUQ WiMAXのエリアマップで確認するで判断し、ピンポイントエリア判定は補助的に使うようにしましょう。
また、「○~△」や「△」でもWiMAX2+に繋がる可能性はあるので、次章で紹介するお試しサービスを利用して確認してみましょう。
「Try WiMAX」で実際の繋がりやすさや速度を確認する
UQ WiMAXでは、完全無料でお試しができるサービス「Try WiMAX」を提供しています。
WiMAXのエリア内であっても、4Gや5Gの違いで通信速度が変わったり、周囲の環境によって繋がりやすさが変わったりします。
そこで、WiMAXの無料お試しができれば、エリアマップだけではわからない実際の通信速度や繋がりやすさの確認が可能です。
Try WiMAXは次の特徴があります。
Try WiMAXの特徴
- WiMAXを15日間無料で使える
- データ容量無制限
- 端末は無料レンタル
UQ WiMAXのお試し版ではありますが、エリアや通信速度など本家のWiMAXと同じ条件で15日間無料で利用できるのは大きなメリットです。
WiMAXの通信速度は周囲の環境で大きく変わることがあるため、実際にどのくらいの実測値が出るかは事前に確認できた方が良いでしょう。
WiMAXの通信速度が変わる例を見てみましょう。
下記は速度投稿サイトから引用したWiMAXの実測値で、同じような条件で測定された速度です。
利用者 | 下り実測値 | 上り実測値 |
---|---|---|
A | 438.64Mbps | 12.6Mbps |
B | 167.1Mbps | 25.6Mbps |
※時間帯、所在地、住宅の種類、使用端末が同じ測定結果です。
同じ区内であっても、2つの通信速度には大きな差があることがわかります。
WiMAXのエリアマップだけでは通信速度まではわからないため、Try WiMAXを活用して確認しておくと良いでしょう。
エリア外ならWiMAXのエリア拡大待ち
WiMAXのエリア外だと電波が届かないため利用できませんが、エリアの拡大は順次行われています。
WiMAXのエリアには、auのスマートフォンでも使われるau 4G LTEが含まれるため、現状でも日本全国の各地で利用可能です。
人口が集中する地域にも関わらずエリア外の場所は、今後対応されていく可能性があります。
様々な地図データを駆使しながら、適切な基地局建設の候補地を選び、サービスエリアの設計を行っています。また、サービスエリア内で電波の手薄な地域を見つけ、追加の基地局を設置することで、通信品質の改善を図っています。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
今後の拡大予定はWiMAXのエリアマップに反映されているので、一度確認してみましょう。
エリアマップの右上にあるタブで、現在のエリアと切り替えできます。
なお拡大予定エリアは確定ではないため、開始時期が来るまで待ったほうが良いです。
順次拡大予定のサービスエリアは計画であり、サービス開始時期対象地域などが実際とは異なる場合がありますのであらかじめご了承ください。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
また、UQ WiMAXにてエリア改善要望を受け付けているので、申請してみても良いでしょう。
ただし、通信速度の速い5Gはまだ地方にまで行き届いていないため、5Gの浸透にはまだ時間がかかるでしょう。
WiMAXのエリアに関する基礎知識
WiMAXは、エリアが異なる3つのネットワークで構成されており、日本全国で幅広く利用できます。
2022年3月までは1種類のネットワーク「WiMAX2+」だけで構成される、WiMAX2+サービスとして提供されていました。
それ以降は、auの2種類のネットワーク「au 4G LTE」、「au 5G」を加えて、WiMAX+5Gサービスと名称を変えて提供されています。
ただし、エリア内でも利用する場所や時間帯によって繋がりにくいケースもあるので注意しましょう。
au 5G、au 4G LTE、WiMAX2+回線を利用できる
WiMAXの回線は、エリアと通信速度が異なる3つのネットワークから構成されています。
ネットワークの種類 | 回線の種別 | 使用周波数帯※1 | 最大通信速度※2 |
---|---|---|---|
WiMAX2+ | 4G | 2.5GHz帯 | 下り:220Mbps 上り:10Mbps |
au 4G LTE | 4G | 700MHz帯※3 800MHz帯※3 1.5GHz帯 1.7GHz帯 2.0GHz帯 3.5GHz帯 | 下り:75Mbps 上り:25Mbps |
au 5G | 5G | 700GHz帯※3 1.7GHz帯 3.5GHz帯 3.7GHz帯 28GHz帯 | 下り:2.7Gbps 上り:183Mbps |
※2 使用端末によって変わる場合があります。
※3 利用するには有料オプションが必要です。
WiMAXでは上記のいずれかのネットワークに繋がればインターネット接続が可能です。
周波数帯は高さによって特性が異なり、それが各ネットワークのエリアや通信速度を特徴付けています。
周波数帯の特性
- 低い周波数帯
- 電波が遠くに届きやすいため、基地局から離れていても繋がりやすい
- 一度に送れるデータ容量が少ないため、通信速度が遅い
- 高い周波数帯
- 電波が遠くに届きにくいため、基地局の近くでないと繋がらない
- 一度に送れるデータ容量が多いため、通信速度が速い
WiMAXでは、この周波数特性を利用したネットワークを束ねることで、エリアの広さと通信速度の速さの良い部分を合わせた回線を実現しています。
また、各ネットワークは4Gと5Gの2種類に分類できるので、それぞれの特徴を見てみましょう。
回線の種別 | 周波数帯 | エリアの広さ | 通信速度 | 対応基地局数 |
---|---|---|---|---|
4G | 低い | au 4G LTE:196,101 WiMAX2+:44,612 | ||
5G | 高い※1 | au 5G:18,041 |
4Gは低い周波数帯を使用しており、通信速度は5Gに比べて劣りますが、エリアの広さが特徴です。
auが持つ4Gの基地局は設置数も多く、電波が届きやすいため、北海道から沖縄まで日本全国の幅広い地域をカバーしています。
5Gは高い周波数帯を使用した高速通信が特徴ですが、基地局数がまだ少ないためエリアは広くありません。
5G NR化による5Gエリア拡大
5Gエリアを広げるため、既存の4Gの基地局で使われる周波数帯を活用して5Gに転用する、5G NR化が進められています。
5G NR化のエリアは従来の5Gより通信速度は劣りますが、効率良く5Gエリアを広げています。
なお、WiMAXのネットワークは利用場所に応じて自動的に繋がるため、回線を自分で選ぶことはできません。
たとえネットワークのエリアが重複している場所だとしても、通信速度の速いau 5Gを選ぶようなことはできないので注意しましょう。
WiMAX+5G回線の速度(実測値)
ここまでWiMAXの通信速度を最大値で紹介してきましたが、実際には最大速度が出ることはありません。
例えば、下記の要因でWiMAXの通信速度が大きく変わります。
WiMAXの通信速度が変わる主な要因
- ネットワークの種類(au 4G LTE、au 5G、WiMAX2+)
- 端末の性能
- 種類の違い(ホームルーター、モバイルルーター)
- 5G SA対応の有無
繋がったネットワークの種類によっても変わりますし、使用端末の性能によっても変わります。
WiMAXで利用する端末は、屋内用のホームルーターと屋外用のモバイルルーターの2種類あり、ホームルーターのほうが通信速度が速いです。
また、5G SAに対応した端末はより通信速度が速くなっています。
5G SAとは
- 5Gの仕組みを改良して作られた新しいサービス
- 従来の5Gよりも高速、大容量、低遅延の通信を可能にしている
ただ、5G SAの本来の通信速度を発揮できるエリアは、今のところ関東圏をはじめとした一部の地域に限られています。
それでは、速度投稿サイトで報告されたWiMAXの実測値を用いて、端末ごとの速度差を比較してみましょう。
なお、引用する実測値は全てのプロバイダを含めた直近の平均値で、ネットワークの種類は加味していません。
下記はホームルーターの機種別の通信速度ですが、なかでも5G SA対応の端末「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」が下り上りともに最も速いです。
ホームルーター | |||
---|---|---|---|
機種名 | 5G SA対応 | 実測値 (下り/上り) | ping値 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | 170.93Mbps 23.72Mbps | 49.62ms | |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | 95.46Mbps 21.1Mbps | 42.05ms | |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | 128.15Mbps 19.74Mbps | 49.15ms |
同様にモバイルルーターの実測値も比較してみると、5G SA対応の端末「Speed Wi-Fi 5G X12」のほうが下り上りともに速いことがわかります。
モバイルルーター | |||
---|---|---|---|
機種名 | 5G SA対応 | 実測値 (下り/上り) | ping値 |
Speed Wi-Fi 5G X12 | 108.77Mbps 24.06Mbps | 46.93ms | |
Speed Wi-Fi 5G X11 | 69.26Mbps 12.51Mbps | 51.71ms | |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 69.23Mbps 15.58Mbps | 54.67ms |
また、ホームルーターとモバイルルーターの実測値を比べると、ホームルーターのほうが比較的速いです。
さらに5G SAに非対応の端末同士で実測値を比べると、ホームルーターが95~128Mbps、モバイルルーターが69Mbpsでその差が大きいことがわかります。
WiMAXの通信速度は、エリアだけでなく端末の性能によっても大きく変わるので憶えておきましょう。
WiMAX+5G回線のエリアや繋がりやすさへの評判
WiMAXは利用場所や周囲の環境によって使用感が全く異なるため、利用者の評判はさまざまです。
WiMAXを問題なく使えているといわれる一方で、繋がりにくさや通信速度の遅さを訴える口コミが挙がっています。
まずは良い口コミから見てみましょう。
下記は、通信速度の速さも問題なく使えているため、不満がないという口コミです。
普段は、動画の視聴やオンラインゲーム、ホームページの閲覧をしています。動画視聴において、速度で困っていることがないため、速度に関しては不満はありません。エリアは圏外になることがないので、こちらも不満はありません。
引用元:当サイト実施アンケートより
前章でも紹介したように、WiMAXでは実測値60~170Mbpsが出ているため、充分に電波が届く場所であれば動画視聴やオンラインゲームなどの用途でも利用できます。
用途 | 必要な通信速度の目安 |
---|---|
LINE、メール | 1~10Mbps |
Webサイト閲覧 | 5~10Mbps |
動画視聴 | 10~20Mbps |
ビデオ会議 | 10~30Mbps |
オンラインゲーム | 30~100Mbps |
また、5Gのエリア内で複数の通信機器を接続しても問題ないとの口コミもありました。
5G対応しているのでかなり早いです。スマホを使うときももちろんPCも変わらずかなり早いです。家族四人みなスマホをもっているのですがそれでも快適に使えるのが良いです。
引用元:当サイト実施アンケートより
同時接続が増えると1台当たりの通信速度は低下しやすいですが、それでも問題なく利用できるほどの速度が出ているといえます。
一方で、繋がりにくいとの口コミもあります。
下記は、4Gに繋がるが5Gに繋がらないという口コミです。
私の家は5Gがほとんど入らないので、4Gで使用しています。スマホを使うぶんには特に不自由はないのですが、パソコンを使っているときにたまに接続できなくなるときがあります。
引用元:当サイト実施アンケートより
5Gのエリア内でも電波の特性上、届きにくい場所があるため、4Gに繋がってしまうことがあります。
4Gと5Gでは通信速度に大きな差があるため、5Gに繋がらないと不満に感じやすいでしょう。
また、WiMAXが全く繋がらない場所があるとの口コミもありました。
自宅で使用する分には問題ないが、建物の高層階(5階くらい以上)にいると繋がらないことが多い。遅いのではなくほぼ圏外状態になってしまうので、使い物にならなくて不満。
引用元:当サイト実施アンケートより
基地局が発する電波は下向きであることが多く、建物の高層階まで届かないことがあります。
さらに、列車の中や山間部で繋がらないとの口コミもありました。
住んでいる場所や仕事場などでは通信速度は問題なく使うことができて満足しています。
しかし新幹線や地下鉄、山の多い場所に行くとまったく通じなくなることがあり、そこは旅行の際など不便でした。
引用元:当サイト実施アンケートより
電波は遮蔽物に弱いため、地下や山間部に入ると届きにくく、列車でそういった場所に移動することでも繋がりにくくなります。
WiMAXは電波が届きにくい場所では使いづらさを感じますが、そこを解消できれば問題なく利用できる回線サービスといえます。
モバイルルーターとホームルーターのエリアは共通
WiMAXのエリアは、モバイルルーターでもホームルーターでも変わりません。
各端末が対応する周波数帯はほとんど同じで、モバイルルーターとホームルーターによる違いはありません。
端末の対応周波数帯の違い
- 端末の種類による違い
- なし
- 5G SA対応有無による違い
- 5G SA対応端末でのみ1.7GHz帯が使用される
- 対象機種:L13、X12
ただし、5G SA対応の端末だけ5Gの1.7GHz帯に対応しているという違いがあります。
なお同じエリアだとしても、ホームルーターのほうが端末性能が高く、モバイルルーターよりも電波を受信しやすく繋がりやすいです。
対するホームルーターは常に給電が必要なものの、モバイルルーターよりも、アンテナの感度が強くて広範囲で安定した通信を可能にし、多くの機器を同時にできる点などに違いがあります。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
モバイルルーターのほうがアンテナの性能は劣りますが、下記のような別売りのクレードル(専用のスタンド)を付けることでその差を埋められます。
Speed Wi-Fi 5G X11 クレードル
クレード(別売)の両サイドには、5G*9とWiMAX2+対応のアンテナを内蔵。
またクレードルにはLANポートも搭載しているので有線接続が可能です。
NECプラットフォームズ独自の技術「Wウイングアンテナ」で高速かつ安定した快適通信を実現。
クレードルを装着することで全方向の電波をキャッチできるので電波の弱い場所で通信がより安定します。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
下記のモバイルルーターであれば、純正のクレードルが購入可能です。
純正のクレードルがあるモバイルルーター
- Speed Wi-Fi 5G X12
- Speed Wi-Fi 5G X11
また、モバイルルーターと通信機器の間を有線接続することで、WiFiの通信速度の向上も見込めます。
クレードルはプロバイダによっては端末と同時購入できますが、取り扱っていない場合はauショップで別途購入が可能です。
端末の種類でWiMAXのエリアは変わりませんが、通信性能の違いはあるので、端末選びの参考にしてください。
プラチナバンドが利用できるプラスエリアモードは有料
WiMAXには利用エリアが異なる2つの通信モードがあり、より繋がりやすくなるプラスエリアモードがあります。
通信モードの違い
- スタンダードモード
- 無料の通信モード
- データ容量無制限
- プラスエリアモード
- 有料の通信モードで、利用した月に1,100円がかかる
- auのプラチナバンドが利用できる
- 月間のデータ容量上限がある
※プラスエリアモードの料金やデータ容量上限はプロバイダによって異なる場合があります。
どちらの通信モードも利用するネットワークは変わりませんが、プラチナバンドと呼ばれる700~800MHz帯の周波数帯が利用できるかでエリアが違ってきます。
下記は通信モードによるエリアの違いで、左側がスタンダードモード、右側がプラスエリアモードです。
プラスエリアモードのほうが、黄色のエリアが広がっているのがわかります。
また、プラスエリアモードは月間のデータ容量が15〜30GBに制限されており、超過すると速度制限がかかり128Kbpsに低下します。
容量のチャージもできないため、速度制限が解除される翌月までは、テキストメールやSNSを辛うじて利用可能です。
メールやチャットなどのやり取りの際は、画像や動画などの添付がないテキストのみの場合は下りで最低128Kbps以上、スムーズなやり取りをするなら上り・下りそれぞれ1Mbps以上出ていれば問題ありません。
引用元:フレッツ光公式サイト
もしプラスエリアモードの速度制限がかかっても、スタンダードモードの通信速度に影響はなく、データ容量も無制限のままです。
なお、プラスエリアモードは有料オプションですが、プロバイダによっては無料で利用できます。
プラスエリアモードが無料のプロバイダ
- VisionWiMAX
他にも、スマートフォンとのセット割引でプラスエリアモードが無料になるキャンペーンを開催しているプロバイダもあります。
ただし、別途スマートフォンの料金もかかるため、現在契約中でなければメリットは薄いでしょう。
いずれのプロバイダでも、プラスエリアモードのデータ容量の上限は変えられないため、使いどころには注意しましょう。
プラスエリアモードはほとんどのプロバイダで有料なため、外出先などどうしても繋がらない場合に利用するようにしましょう。
WiMAXが繋がりづらい条件(場所や時間帯)がある
たとえWiMAXのエリア内だとしても、繋がらないケースがあります。
WiMAXのエリアマップは、基地局からの電波が届く範囲を示したもので、刻々と変化する周囲の環境までは反映されていません。
サービスエリアは計算上の数値判定に基づき作成しているため、実際の電波状況と異なる場合があります。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
以降ではWiMAXが繋がらないケースを3つ紹介します。
WiMAXが繋がりにくい場所
WiMAXは屋内、地下、ビルの周辺など電波が届きにくい場所だと、繋がりにくいことがあります。
サービスエリア内でも電波が伝わりにくい場所(屋内、車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部など)では、通信できなかったり通信速度が低下する場合があります。また、高層ビル・マンションなどの高層階で見晴らしのよい場所であってもご使用になれない場合があります。あらかじめご了承ください。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
全く繋がらないわけではありませんが、基地局と端末の間に遮蔽物、特に金属があると電波が弱まるため、繋がらなくなる可能性が高いです。
高い周波数帯が使われる5Gでは特に、電波が減衰しやすく遠くまで届かないために繋がらない、あるいは通信速度で劣る4Gに繋がってしまうことがあります。
5G通信は電波の性質上、4Gと比べて屋内への電波が届きにくいためサービスエリア内であっても5G通信のご利用ではなく、4G通信となる場合があります。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
また、ピンポイントエリア判定でも確認できるように、集合住宅の高層階でも繋がらないことがあるため注意しましょう。
WiMAXが繋がらない場合は、周囲の環境が影響している可能性が高いので、可能であれば開けた場所に移動して確認してみましょう。
WiMAXが繋がりにくい場面
WiMAXは人ごみの中だと繋がりにくいことがあります。
年末年始や災害時、およびイベント開催時 (花火大会など) に利用する場合、回線の混雑によりつながりにくくなることがあります。
引用元:UQ WiMAX公式サイト
周囲のWiFiやBluetoothなどの電波と干渉すると、混線して通信が不安定になりやすいです。
また、WiMAXの回線が混雑することでも繋がりにくくなります。
WiMAXの回線は各プロバイダが共用しているため、1つの基地局に対して利用者が極端に集中すると、データ送受信をさばききれずに通信速度が遅くなったり、繋がらなくなったりします。
インターネット接続などで利用するパケット通信は、元データを小さく分割し、複数のケータイ電話でひとつの回線を共有して送受信することにより、通信回線を有効利用しています。
そのため、ケータイ電話の利用者が多くなると、データの送受信に時間がかかるようになるため、通信速度が遅くなることがあります。
引用元:NTTドコモ公式サイト
人ごみでWiMAXが繋がらない場合は、混線を避けるために場所を少し移動して試してみましょう。
WiMAXが繋がりにくい時間帯
WiMAXは混雑する時間帯では繋がりにくかったり、通信速度が低下したりします。
端末別にWiMAXの実測値を見てみましょう。
下記はホームルーターの利用時間帯ごとの実測値です。
L13 | ||
---|---|---|
利用時間帯 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
朝 | 240.29Mbps | 31.72Mbps |
昼 | 135.56Mbps | 21.54Mbps |
夕方 | 151.85Mbps | 20.34Mbps |
夜 | 161.53Mbps | 23.24Mbps |
深夜 | 238.5Mbps | 21.47Mbps |
下り速度は昼から夜にかけて低下し、上り速度は朝以外の時間帯は同じくらいに低下しています。
また、モバイルルーターの利用時間帯ごとの実測値も見てみましょう。
X12 | ||
---|---|---|
利用時間帯 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
朝 | 165.54Mbps | 36.53Mbps |
昼 | 61.17Mbps | 14.44Mbps |
夕方 | 86.77Mbps | 22.4Mbps |
夜 | 101.98Mbps | 19.43Mbps |
深夜 | 135.7Mbps | 27.51Mbps |
速度は下り上りともに昼から夜にかけて低下していますが、下りは昼、夕方が特に低い数値です。
WiMAXは昼から夜にかけて通信速度が低下する傾向にあることは憶えておきましょう。
WiMAXが繋がらない場合の原因と改善方法
WiMAXが繋がらないときの原因とその対策を5つ紹介していきます。
WiMAXの通信は電波の送受信で行われているため、そのやり取りが不安定になる要素があると繋がりにくいです。
周囲の建物や遮蔽物で電波が弱まったり、建物の高層階や地下で電波が届きにくかったりして、WiMAXに繋がらないケースがあります。
利用場所や端末を移動してみるだけで解決することがありますが、目処が立たない場合はUQコミュニケーションズへの問い合わせや、別の回線サービスへの乗り換えを検討してみましょう。
エリア内なのに圏外と表示されている場合
WiMAXのエリア内であっても、圏外になることがあります。
これまで解説してきたように、エリア内でも電波の届きにくい地下、高層階、山間部では圏外になることがあります。
また電波は距離によって減衰するため、基地局から離れているとさらに繋がりづらいです。
5Gは特に、遮蔽物や金属の影響を受けて電波が弱まるため繋がりにくくなりますが、4Gのエリア内であれば比較的繋がりやすいのでそちらに繋がる可能性が高いです。
4Gにも繋がらず圏外になってしまう場合は、エリア外の境目に近かったり、基地局から離れすぎていたりと、周囲の環境が影響して電波が弱まっている可能性があります。
エリア外の近辺、建物の高層階で圏外になる場合は、WiMAXのエリアマップから調べられるので、ピンポイントエリア判定の利用はWiMAX2+のみを参考に確認してみましょう。
マップ上ではエリア内でも「×」、つまりエリア外の扱いになっていることもあります。
モバイルルーターであれば移動しやすいので、見通しの良い場所などで試してみましょう。
なお日常的に使わないエリアであれば、その時だけプラスエリアモードを使うことで解消することもあります。
ただし、プラスエリアモードは有料でデータ容量の上限もあるため、常用は考えないほうが良いです。
自宅で繋がらない場合
WiMAXが自宅内で繋がらない場合は、端末の位置を変えてみましょう。
例えば、下記のような場所は比較的電波が通りやすくなります。
電波が届きやすいように、なるべく屋外に近い窓際に設置しましょう。
また、周囲にある金属で電波が弱まったり、家電製品が発する電波に干渉したりすると繋がりにくくなるため、周りに物は置かない方が良いです。
ホームルーターがコンセントに届かない場合は、延長ケーブルなどを使いましょう。
さらに、端末を設置するときは下記の3点にも注意しましょう。
自宅内のどこに移動しても繋がらない場合は、エリア内なのに圏外と表示されている場合で紹介したようなエリア外である可能性があります。
特にマンションの高層階、地下室、近隣に高層ビルなどが密集した場所などは繋がりにくいです。
自宅でWiMAXが繋がらない場合は、まずは端末の設置場所を変えるところから始めてみましょう。
WiMAXの回線で通信障害が発生している場合
WiMAXが突然繋がらなくなった場合は、回線提供元で通信障害が発生している可能性があります。
WiMAXの回線は下記の2社が提供しており、通信障害の参照先が分かれています。
通信障害、メンテナンス情報の参照先
- UQコミュニケーションズ
- 対象ネットワーク:WiMAX2+
- 障害情報ページ
- メンテナンス情報ページ
- au
- 対象ネットワーク:au 4G LTE、au 5G
- 障害情報ページ
- メンテナンス情報ページ
WiMAXの通信障害の可能性を感じたら、上記のページで状況を確認しましょう。
通信障害が発生したら各社が対応するまで待つしかありませんが、障害情報ページで復旧予定日時を掲載していることがあるので、随時確認するようにしましょう。
また、通信障害ではなく設備メンテナンスで使えなくなっている可能性もあります。
その場合は、メンテナンス情報ページで作業終了日時を確認しましょう。
事前に計画されたメンテナンスであれば、工事予定日が案内されています。
WiMAXに接続している端末数が多すぎる場合
WiMAXに多くの通信機器を接続していると、インターネットに繋がらなかったり、通信速度が低下したりします。
端末には接続できる通信機器の上限が定められており、それを超える台数は推奨されていません。
下記は機種ごとの接続可能数で、WiFi(無線)と有線で台数が決まっています。
機種名 | 最大接続可能数(WiFi) | 最大接続可能数(有線) |
---|---|---|
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | 32台 | 有線LAN:2台 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | 40台 | 有線LAN:2台 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 | 30台 | 有線LAN:2台 |
Speed Wi-Fi 5G X12 | 16台 | USB:1台 |
Speed Wi-Fi 5G X11 | 16台 | USB:1台 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 10台 | USB:1台 |
ホームルーターは30台以上の通信機器を接続できますが、そこまでの数を接続するケースは少ないでしょう。
モバイルルーターの10台の上限でも、家族で共有して使うことは充分可能です。
ただし接続数上限に達していなくても、同時に多くのデータ容量を消費する場合は通信速度が落ちたり、不安定になったりします。
例えば、高画質動画を同時に5台で視聴すると、1台のときと比べて5倍のデータ通信が一度に発生するため、端末がデータをさばくのに時間がかかります。
逆にいえば、同時に使用するデータ容量が少なければ、接続台数が増えても通信への影響は少ないです。
なお、同時使用の通信機器が少なくても、アプリの自動更新や通知など裏側でインターネット通信が発生していることがあるので注意しましょう。
また昨今では、WiFi接続できる家電や電子機器が増えており、それらを含めるとさらに台数が多くなる可能性はあります。
ネットに接続する物といえば、昔はパソコン一択でした。しかし、今ではスマホやゲーム機、プリンターなどもネットに接続して使う機会も多くなっています。1人1台スマホを持つのが当たり前になりつつある今の時代、家族全員が一斉にネットを使ってもサクサク快適に動くWi-Fiルーターを選びたいものです。
引用元:エレコム
(中略)
今後、IoT(モノのインターネット)の活用が進むと、電子レンジや冷蔵庫、掃除機、エアコン、スピーカーなど、さまざまな家電がネット接続されます。
WiMAXが繋がらなくなったときに、接続している通信端末が多かった場合は一度全ての接続を切って再度試してみましょう。
繋がらないならWiMAXを解約するのも手
ここまで紹介してきた対応方法で改善しない場合は、次の方法が考えられます。
WiMAXが全く繋がらない場合の対応
- UQ WiMAXや契約プロバイダに問い合わせる
- 別の回線サービスに乗り換える
まずは契約中のWiMAXプロバイダに問い合わせてみましょう。
なお、UQ WiMAXではエリア改善要望も受け付けていますが、すぐに対応してもらえるわけではなく、実現可能かもわからないため、すぐに効果のある対処ではありません。
プロバイダに問い合わせても改善しない場合は、別の回線サービスに乗り換えたほうが良いでしょう。
WiMAXのエリアの問題はプロバイダを変更しても解決しないため、WiMAX以外の回線サービスを選びましょう。
また、auのホームルーターサービスも同じ回線が使われているため、同様に繋がらなくなる可能性が高いです。
WiMAXから乗り換える回線サービス
- 自宅でしか使わない
- 光回線:対応エリアであれば導入でき、WiMAXのように利用場所を気にする必要がない
- キャリアのホームルーターサービス:WiMAXのホームルーターに似ており、au以外ならエリアが違う
- 屋外でも使いたい
- クラウドWiFi:月間データ容量制限ありでWiMAXよりも通信速度が遅いが、エリアは広い
- キャリアのポケット型WiFi:au以外であれば異なるエリアで使える
WiMAXを解約したら購入した端末は使わなくなるため、フリマアプリなどで売却できます。
プロバイダによっては端末がレンタルの場合もあるため、そのときは期日までにきちんと返却しましょう。
WiMAXのエリアを重視する場合のおすすめプロバイダ
WiMAXのエリアを重視するなら、エリアにまつわるオプションサービスを見てプロバイダを選びましょう。
WiMAXのエリアはどのプロバイダも同じなので、それ以外の部分で判断する必要があります。
例えば、広いエリアが使えるプラスエリアモードが無料になるVisionWiMAX、無料で繋がりやすさを確認できるUQ WiMAXが適しています。
また、WiMAXのエリアはどこも同じなので、より安い料金で利用できるプロバイダを選んでも良いでしょう。
料金でプロバイダを選ぶ場合は、全体の料金がわかるように年間の実質総額で比較しましょう。
下記は、おすすめするプロバイダの実質総額です。
プロバイダ名 | 1年間の実質総額 | 2年間の実質総額 | 3年間の実質総額 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 31,807円 | 93,055円 | 154,303円 |
VisionWiMAX | 72,918円 | 133,506円 | 194,094円 |
UQ WiMAX (L13/X12) | 65,934円 62,359円 | 131,934円 125,059円 | 197,384円 187,484円 |
それぞれ料金やオプションに特徴があるので、以降で詳しく紹介していきます。
最安料金の「GMOとくとくBB WiMAX」
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
データ通信量 | 無制限 |
最大下り速度 | 4.2Gbps |
最低契約期間 | 2年 |
解約違約金 | なし |
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 端末発送月:1,089円 1~12ヶ月目:3,784円 13~35ヶ月目:4,334円 36ヶ月目以降:5,104円 |
開始月の日割り計算 | なし |
端末料金 | 27,720円 |
キャッシュバック | 新規契約:28,000円 乗り換え:最大40,000円 |
プラスエリアモード | 1,100円 |
3年間の実質月額 | 4,171円(新規契約) 3,847円(乗り換え) |
3年間の実質総額 | 154,303円(新規契約) 142,303円(乗り換え) |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
端末発送 | 最短当日 |
法人契約 | あり |
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。
GMOとくとくBB WiMAXは、高額なキャッシュバックが受け取れる最安のプロバイダです。
GMOとくとくBB WiMAXの特徴
- 高額キャッシュバックと料金割引で実質総額が安い
- 5G SA対応でも安い
- 2年目までが最も安い
- キャッシュバック受け取りの手間がある
- 3年目以降は段々高くなる
キャッシュバックは最低でも28,000円が受け取れるうえに、2年間の月額料金の割引があることから実質総額がかなり安くなっています。
また、他の回線サービスからGMOとくとくBB WiMAXに乗り換える場合は、そのときの解約違約金が22,000円以上であればキャッシュバック金額が40,000円に上がります。
他社のWiMAXを含めて実質総額を比較してみましょう。
プロバイダ名 | 2年間の実質総額 | 3年間の実質総額 |
---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX (40,000円還元) | 81,055円 | 142,303円 |
GMOとくとくBB WiMAX (28,000円還元) | 93,055円 | 154,303円 |
Broad WiMAX | 97,974円 | 153,810円 |
5G CONNECT | 99,650円 | 162,650円 |
BIGLOBE WiMAX | 112,332円 | 180,708円 |
GMOとくとくBB WiMAXは、最低額のキャッシュバックでも2年間の実質総額では最安です。
ただし、3年間になるとBroad WiMAXのほうがわずかに安くなるため、GMOとくとくBB WiMAXは3年未満の利用におさえたほうがお得です。
なお実質総額が安いので、プラスエリアモードの料金を相殺できるメリットがあります。
プラスエリアモードは高額なため頻繁には使いにくいですが、2年間のうち4ヶ月程度であれば、2番目に安いBroad WiMAXの実質総額とほぼ同額になるだけなので比較的使いやすいといえます。
最安のプロバイダを探しているなら、GMOとくとくBB WiMAXを選びましょう。
プラスエリアモードが無料の「VisionWiMAX」
プラン | ギガ放題プラスS 2年 | ギガ放題プラスS フリー |
月額料金 | 初月:2,398円 1~12ヶ月目:4,400円 13ヶ月目以降:5,049円 | 初月:2,794円 1~12ヶ月目:4,796円 13ヶ月目以降:5,170円 |
最低契約期間 | 2年 | なし |
解約違約金 | 5,049円 | なし |
3年間の実質月額 | 5,246円 | 5,464円 |
3年間の実質総額 | 194,094円 | 202,146円 |
運営会社 | 株式会社ビジョン |
データ通信量 | 無制限 |
最大下り速度 | 4.2Gbps |
契約事務手数料 | 3,300円 |
開始月の日割り計算 | あり |
端末料金 | 27,720円 |
キャッシュバック | 10,000円 |
プラスエリアモード | 無料 |
支払い方法 | クレジットカード |
端末発送 | 最短当日発送 |
法人契約 | あり |
VisionWiMAXは、WiMAXがより繋がりやすくなるプラスエリアモードを無料で使える、希少なプロバイダです。
VisionWiMAXの特徴
- プラチナバンドに繋がるプラスエリアモードがいつでも無料
- 短期間で受け取れる10,000円のキャッシュバック
- 解約後に購入端末を下取りしてくれる
- 実質総額が高い
- 2年目以降の月額料金が高く、料金面では長期利用に向かない
プラスエリアモードは、プロバイダ問わず利用できるWiMAXの有料オプションで、エリアが広いauのプラチナバンドが使えるようになります。
プラチナバンドで使われる低い周波数帯は、電波がより遠くに届きやすい特性を持ち、高い周波数帯では難しいような地下、高層階、山間部でも通信しやすくなっています。
ほとんどのプロバイダでは、プラスエリアモードの料金1,100円が利用した月に発生しますが、VisionWiMAXでは無料です。
VisionWiMAXのプラスエリアモードの特徴
- 利用料金は無料
- 月間のデータ容量上限は30GB(スタンダードモードは無制限)
- データ容量超過後は128kbpsの速度制限がかかる(翌月までの制限で、スタンダードモードは対象外)
VisionWiMAXではプラスエリアモードがいつでも無料なので、料金を気にせずにプラチナバンドが使えます。
ただし、プラスエリアモードは月間のデータ容量30GBの上限があり、容量のチャージもできないため、データ容量無制限のスタンダードモードと使い分けましょう。
また、VisionWiMAXの実質総額はUQ WiMAXと比べるとやや高めですが、プラスエリアモードの料金を含めるとVisionWiMAXのほうが安くなるケースがあります。
下記は、VisionWiMAXとUQ WiMAXの2年間の実質総額を比較したもので、プラスエリアモードを8ヶ月使ったときの実質総額はVisionWiMAXのほうがわずかに安いです。
プロバイダ名 | 2年間の実質総額 | プラスエリアモード料金 8ヶ月分を含めた 2年間の実質総額 |
---|---|---|
VisionWiMAX | 133,506円 | 133,506円 |
UQ WiMAX (L13/X12) | 131,934円 125,059円 | 140,734円 133,859円 |
VisionWiMAXは、プラスエリアモードを長く使うほどお得になり、実質総額は一部プロバイダよりも相対的に安くなっていきます。
プラチナバンドに対応したプラスエリアモードを気兼ねなく使いたいなら、VisionWiMAXを選びましょう。
VisionWiMAX:https://visionwimax.com/
\ VisionWiMAXなら最短で即日発送/
繋がりやすさやエリアを試せる「UQ WiMAX」
運営会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
データ通信量 | 無制限 |
最低契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 1~13ヶ月目:4,268円 14ヶ月目以降:4,950円 |
開始月の日割り計算 | あり |
端末料金 | 27,720円 |
キャッシュバック | 17,820円 |
プラスエリアモード | 1,100円 |
3年間の実質月額 | 5,068円 |
3年間の実質総額 | 187,484円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
端末発送 | 最短翌日発送 |
法人契約 | あり |
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。
UQ WiMAXは、完全無料でお試しサービス「Try WiMAX」を提供するプロバイダです。
UQ WiMAXの特徴
- 15日間の無料お試しサービス「Try WiMAX」がある
- Try WiMAXで繋がりやすさ、通信速度を確認できる
- 本契約後の端末代金が安い
- 本契約後の実質総額は高め
お試しサービスは他社プロバイダにもありますが、完全無料で利用できるのはTry WiMAXだけです。
Try WiMAXは、使ってみないとわからないWiMAXの繋がりやすさ、通信速度を確認できるサービスで、初めてで不安のある方に向いています。
Try WiMAXでは、例えば次のようなことを確認できます。
Try WiMAXで確認できること
- 端末の設置場所による繋がりやすさ
- 利用時間帯による通信速度の違い
お試しサービスだとしてもエリア、端末など、本家のWiMAXと変わらない条件で利用可能です。
Try WiMAXでは下記の端末から1つ選んでレンタルできます。
Try WiMAXでレンタルできる端末
- ホームルーター
- Speed Wi-Fi HOME 5G L13
- Speed Wi-Fi HOME 5G L11
- モバイルルーター
- Speed Wi-Fi 5G X12
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
レンタル料金はかかりませんが、端末の在庫数が限られているため借りられない場合もあります。
特に最新機種で5G SA対応でもある、Speed Wi-Fi HOME 5G L13、Speed Wi-Fi 5G X12は在庫切れになりやすいので、下記のページで在庫状況を確認しておきましょう。
Try WiMAXは最低でも6ヶ月間を空けないと再度利用ができないため、端末選びは慎重に行いましょう。
なお、Try WiMAXのお試し期間を過ぎたら契約は終了するため、その後WiMAXを続けるかは自由に選べます。
UQ WiMAXに新規契約しても良いですし、他社プロバイダを選んでも問題ありません。
UQ WiMAXは利用者専用の問い合わせ窓口が豊富で、WiMAXに繋がらないときに電話、チャットなどから気軽に相談できるので、初めての方に向いているプロバイダです。
WiMAXが少しでも気になっている方は、まずは完全無料でお試しできるUQ WiMAXで高速インターネットを体験してみてください。
UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/
\ WiMAXの本家本元を利用するなら /
WiMAXのエリアは47都道府県すべてに対応
WiMAXは47都道府県に対応し、北海道から沖縄まで多くの地域をカバーする回線サービスです。
WiMAXの回線は、エリアと通信速度が異なるネットワークを束ねて構成されているので、WiMAXの利用可否はもちろん、通信速度の速い5Gエリアかどうかも見ておきましょう。
地域 | WiMAXのエリアマップ | |
---|---|---|
北海道、東北 | ||
関東、北陸 | ||
関西、中国、四国 | ||
九州、沖縄 |
※マップ上の赤色が5Gエリア、黄色が4Gエリアです。
5Gエリアは順次拡大されているとはいえ、まだ東京、名古屋、大阪などの主要地域に限られているため、WiMAXの本来の通信速度を発揮できないエリアも存在します。
また、WiMAXのエリア内でも電波の状態が悪いと、通信速度が遅くなったり、繋がらなかったりするケースもあるので、次のような改善方法を試してみてください。
WiMAXが繋がらないときの改善方法
- 利用場所を変えてみる
- 高層階、地下、山間部、列車内以外の見通しの良い場所
- 遮蔽物や金属で囲まれていない場所
- WiFiや家電など電波干渉が少ない場所
- 利用時間帯を変えてみる
- 昼から夜にかけて混雑しやすいので、朝や深夜に試す
- 通信環境を変えてみる
- 通信機器の台数を減らす
- 端末と通信機器の間を有線で繋ぐ
このようにWiMAXはインターネットに接続できないケースがあり、初めての方にとっては不安ですが、完全無料でお試しできるサービスを活用すれば、繋がりやすさや通信速度を事前に確認できます。
完全無料お試しサービス「Try WiMAX」は下記のUQ WiMAX公式サイトから申し込みできるので、ぜひ活用してみてください。
UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/
\ WiMAXの本家本元を利用するなら /