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WiMAX+5Gのメリットとデメリット|WiMAX2+との違いを解説

WiMAXは回線サービスと、その通信回線の名称です。

UQコミュニケーションズが提供しており、2023年10月現在はWiMAX+5Gが主流です。

WiMAX+5Gとは、WiMAX2+、au4GLTE、au5Gの3つの回線が利用できるため、高速通信と広いエリアでの利用を兼ね添えています。

WiMAX+5Gの特徴
  • 最大下り速度4.2Gbpsと高速通信が可能。
  • ポケット型WiFiの中でも、容量無制限で利用できる。
  • ホームルータータイプはコンセントさえあれば、利用する場所を選ばずに使える。

さらに2022年2月1日からは「3日間のデータ容量制限」が撤廃されたため、WiMAX+5Gはポケット型WiFiの中でも珍しく容量無制限で利用できます。

WiMAX+5Gがおすすめな人
・場所や容量を気にせずネットを利用したい人
・オンラインゲームや動画などを頻繁に使う人
・工事不要ですぐに利用できるWiFi端末が欲しい人

ただし、WiMAXプロバイダは20以上もあるので選び方に迷うかもしれません。

そこで知っておくべきは、WiMAX+5Gはどのサービスを選んでも、エリアや速度などの回線自体は全く同じであり、料金の安さを最優先に考えれば良いことです。

例えば、WiMAX+5Gの中で1番安い「GMOとくとくBB WiMAX」は2年間の実質総額料金が81,055円に対して、「どんなときもWiFi」は146,300円と、回線は変わらないのに2年間で支払う総額が6万円以上も違います。

料金以外の要素を優先したい場合はともかく、WiMAXプロバイダは利用料金の安さを基準に選びましょう。

本記事ではWiMAX+5Gのメリット・デメリットやプロバイダ比較、WiMAX2+や5G SAとの違いなど、最新情報を元に詳しく解説していきます。

目次

WiMAX+5Gとは

引用元:UQ WiMAX公式サイト

WiMAX+5Gの利用できる回線は、WiMAX2+、au4GLTE、au5Gで、その中から最適な回線に自動で接続されます。

3つの回線の中でも、WiMAX2+とau5G回線は電波の周波数帯が高いため、高速通信は可能ですが建物などの遮蔽物に弱い特性があり、屋内ではつながりにくいなどのマイナス面もあります。

項目WiMAX2+回線au5G回線au4GLTE回線
周波数帯域2.5GHz3.5GHz
1.7GHz、2.0GHz、800MHz
周波数の高さ高い高い低い
最大通信速度下り220Mbps4.2Gbps75Mbps
建物内の接続つながりにくいつながりにくいよくつながる
対応エリアエリア狭いエリアがまだ狭い人口カバー率99%以上

そのため、WiMAX2+のみしか利用できなかった当初のWiMAX回線は、屋内で繋がりづらい欠点や「3日間のデータ使用量」が10GBを超えると速度制限がかかるため悪い評判もありました。

しかし2021年4月からWiMAX+5Gがスタートし、屋内でも繋がりやすいau4GLTE回線がオプション料金なしで使えるようになり、以前よりも広いエリアで高速通信が可能になりました。

そして2023年現在は、どのプロバイダでもWiMAX+5Gが主力となり、旧サービスであるWiMAX2+の新規受付は一部のプロバイダを除き終了しています。

WiMAX+5Gと5G SAの違い

WiMAX+5Gは、5G SA(Standalone)に対応した端末を使用し、エリア内であれば下り最大速度が4.2Gbpsです。

またWiMAX+5Gと5G SAは、どちらも5Gという名称がついていますが、何が違うのかその違いも詳しく解説したいと思います。

5G SA(Standalone)とは

5G SAでは5G専用設備を使うことで高速に
これまでの5G通信は、4Gの設備と5G基地局を組み合わせて利用していたため、4G回線に一度接続してから5G回線に接続されていました。

しかし、5G SAは5G専用の設備を使うことで、5G回線へ直接接続されるため、これまでの5G回線よりも大幅に高速化しています。

ただし、5G SAはWiMAX専用ではなく、5G SA対応端末であればサービスに関係なく、従来以上に速い速度で5G回線を利用できる仕組みです。

また、2023年時点では5G SAエリアは全国の主要駅周辺等のみで展開されているため、利用できる場所はまだ限られていますが、今後はエリアが拡大される予定です。

WiMAX+5G SAなら下り速度は4.2Gbps

WiMAX+5Gの最大下り速度は4.2Gbpsで、速度は端末によって違いますが、5G SA非対応の端末よりも1.5~2倍近い速さで利用できます。

WiMAX+5Gの6つの端末を表にまとめました。

スクロールできます
端末最大速度
下り/上り
平均実測値
下り/上り
サイズ/重量(約)
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
(5G SA対応)
4.2Gbps
286Mbps
171.12Mbps
22.88Mbps
W100×H207×D100mm
635g
Speed Wi-Fi HOME 5G L122.7Gbps
183Mbps
105.46Mbps
22.16Mbps
W101×H179×D99mm
446g
Speed Wi-Fi HOME 5G L112.7Gbps
183Mbps
122.05Mbps
18.08Mbps
W70×H182×D124mm
599g
Speed Wi-Fi 5G X12
(5G SA対応)
3.9Gbps
183Mbps
105.42Mbps
22.87Mbps
W136×H68×D14.8mm
174g
Speed Wi-Fi 5G X112.7Gbps
183Mbps
72.76Mbps
13.58Mbps
W136×H68×D14.8mm
174g
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi2.2Gbps
183Mbps
66.14Mbps
15.23Mbps
W147×H76×D10.9mm
203g
引用元:みんなのネット回線速度10月時点

ホームルータータイプの5G対応端末は、下り平均実測値が約105Mbps~122Mbpsなのに比べて、5G SA対応の「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は171Mbpsと、実際の速度にも差があります。

また、ポケット型の端末よりもホームルータータイプの方が、さらに速いです。

そのため、移動先でも安定して高速通信を行いたい人には、ホームルーターは持ち運びには不向きですが、どんな場所でも利用可能です。

WiMAX+5Gはデータ容量無制限で利用できる

持ち運び可能なWiFi端末は3つのタイプがあります。

ポケット型WiFi端末の回線
  • 容量制限があるクラウドSIM回線
  • 容量無制限のWiMAX+5G回線
  • キャリア系ポケットWiFi

しかし、その中で容量無制限かつ料金が安いのはWiMAX+5Gです。

また、クラウドSIMは容量が決まっていて4G回線のため速度も出づらいこと、キャリア系ポケットWiFiは全てが容量無制限ではないことや、料金が割高なことがデメリットです。

そのため、持ち運びが可能なWiFi端末で、毎月100GB以上のデータ量を無制限で利用したい方には、WiMAX+5Gがおすすめです。

自分は容量制限があるクラウドSIMタイプと、容量無制限のWiMAXタイプのどちらが向いているのかがわからない場合には、100GBの通信量の目安を参考にしてください。

用途100GBの通信量の目安1日あたりの利用時間
WEBページ閲覧約660,000ページ約27,500ページ
LINE通話音声:約5,500時間
ビデオ通話:約320時間
音声:約24時間
ビデオ通話:約10時間
YouTubeなど動画の閲覧
約163時間の再生
512kbps程度の中画質
約5時間
Netflix視聴約330時間約10時間
TikTok視聴約185時間約6時間
高画質動画の閲覧
約100時間の再生
HD高画質720P
約3時間
オンラインゲーム(PC画面)
激しい動きの複数プレイヤー参加型
約500時間約20時間
引用元:,LINEMO公式,OCNクイズ

上の表から1ヶ月100GB以上使うという方には、WiMAX+5Gなら通信容量を我慢することなく、自宅でも外出先でもネットを利用できるためおすすめです。

反対に100GBも使わないという方には、容量ごとにプランが違うクラウドSIMのWiFiサービスの方がお得な場合もあります。

WiMAX+5Gはauの回線も利用できるのでエリアが広い

WiMAX+5G回線はWiMAX2+、au4GLTE、au5Gの3つの複合回線です。

高速通信のWiMAX2+とau5G回線は、屋内ではつながりづらい特性が弱点ですが、遮蔽物に強いau4GLTE回線も利用できるため、屋内屋外問わずつながりやすくなりました。

引用元:auエリアマップ 5G対応スタンダードマップ

ただし、au回線と言っても、モバイル回線と全く同じ回線やエリアではないため、プラチナバンドと呼ばれる回線は、プラスエリアモード(月額1,100円)に切り替えることで利用できます。

しかし人が多く暮らす場所では、電波が届きにくい地下や高層ビルなどを除けば、プラスエリアモードに切り替えなくてもほとんどのエリアで利用可能です。

プラスエリアモードは何が違うの?
プラスエリアモードは、au回線のプラチナバンド(800MHz帯)も利用可能になり、更に広いエリアで繋がりやすくなります。

なぜならプラチナバンドは、WiMAX2+やau5G、au4GLTEの中でも周波数の低い電波のため、障害物に強く屋内や地下、山間部など圏外になりがちな場所でも繋がりやすくなるからです。

WiMAX+5Gの評判や口コミ

実際にWiMAX+5Gを利用している方の評判や口コミを見てみましょう。

まずは、速度やエリアに満足している口コミを紹介します。

普段は、動画の視聴やオンラインゲーム、ホームページの閲覧をしています。
動画視聴において、速度で困っていることがないため、速度に関しては不満はありません。エリアは圏外になることがないので、こちらも不満はありません。

引用元:当サイト実施アンケートより

動画視聴やオンラインゲームの利用が多いユーザーも便利に使えているようです。

主にYouTube動画とAmazonプライムビデオの視聴とスマホゲームで利用していますが、動画が止まることなく快適に見れています。

エリアの方も山間部は行く事は無いので分かりませんが、どこのエリア(隣町)に行っても使えるので便利です。

引用元:当サイト実施アンケートより

反対に、悪い口コミも見ていきましょう。

住んでいる場所や仕事場などでは通信速度は問題なく使うことができて満足しています。

しかし新幹線や地下鉄、山の多い場所に行くとまったく通じなくなることがあり、そこは旅行の際など不便でした。

引用元:当サイト実施アンケートより

WiMAX+5Gの電波に限らず地下鉄など遮蔽物が多い場所や、トンネルや山間部を多く通過する新幹線では、電波がつながりづらいようです。

ただし、有料のプラスエリアモードを利用すれば、通信が途切れやすい場所でも繋がりやすくなる可能性があります。

すぐにWi-Fi自体はつながり、途切れることは無かった。

しかし、速度は時々時間帯にもよるが(特に多かったのは夕方から夜にかけて)遅くなることがかなり多くイライラした。

引用元:当サイト実施アンケートより

3日で15GBの速度制限は廃止済み
2022年2月以降は、短期に大量のデータ通信をした場合も含めて無制限利用が可能になりました。ただし、それ以降も時間帯や通信障害などの発生によって速度制限が課される場合もあります。

WiMAX+5Gのメリット

WiMAX+5Gのメリットを詳しく見ていきましょう。

WiMAX+5Gは、工事などの必要がない手軽さと、モバイルWiFiでありながら高速通信&データ無制限を兼ね備えているのが特徴です。

また、キャンペーンの割引額で実質総額がかなり安くなるケースもあるため、プロバイダごとのキャンペーン内容も紹介しながら説明します。

無制限ポケット型WiFiの中ではコスパが良い

ポケット型WiFiで利用される回線は、WiMAX+5Gの他にクラウドSIMや、キャリアを含むモバイル回線があります。

ポケット型WiFiの回線の種類
・WiMAX
・クラウドSIM
・モバイル回線(ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天など)

ポケット型WiFiでデータ量が無制限なのはWiMAX+5Gとドコモ、楽天モバイル、ワイモバイルです。

しかし、同じ無制限のドコモは月額7,315円と高額ですし、楽天モバイルやワイモバイルは5G回線をフル活用できないデメリットもあります。

さクラウドSIMのサービスでも、以前は容量無制限のプランもありましたが、利用者が増えるにしたがって大規模な通信障害が頻発した結果、各社の完全無制限プランが廃止になりました。

そのため、「データ無制限で利用できる」「5G回線が利用できる」「料金も他と比較すれば安い方」といった条件を満たしたWiMAX+5Gはポケット型WiFiの中でも非常にコスパが良いです。

工事不要で高速通信ができる

インターネット回線を通信速度の速さで選ぶなら、光回線が一番速く、なおかつ有線接続すれば電波の安定性もダントツです。

しかし光回線は、自宅に光回線が引きこまれていなければ、光ファイバーを家の中に引き込む工事が必要になるため、工事費用や開通までに時間がかかります。

比較項目光回線WiMAX+5GクラウドSIM
最大下り通信速度10Gbps4.2Gbps150Mbps
平均下り実測値1,590Mbps171.12Mbps68.54Mbps
回線工事必要不要不要
引用元:みんなのネット回線速度2023年10月時点

その点、WiMAX+5GやクラウドSIMの端末は工事不要なため、ホームルータータイプでもコンセントさえあれば、場所を選ばずに利用できるメリットがあります。

よって、WiMAX+5Gは光回線ほどの速度は出ないものの、クラウドSIMと比較して速度は格段に速く、工事不要なことがメリットです。

回線が同じため、WiMAX同士なら料金だけ見て判断すれば良い

WiMAX+5Gプロバイダを検討する際は、単純に料金を比較して判断するだけで良いのがメリットです。

プロバイダごとにWiMAX+5Gの料金やキャンペーンは違っても、回線は同一のため、利用料金が安いプロバイダだからといって回線が変わることは無いからです。

しかし、WiMAX+5Gはキャッシュバックや端末割引など、各社でさまざまな割引が用意されているため、月額料金の比較だけでは、どのプロバイダが安いのかが一見わかりません。

そのため月額料金や各種費用から、キャッシュバックを差し引いた実質総額の比較が重要です。

プリバイダ名2年間の実質総額料金
GMOとくとくBB WiMAX
(解約金22,000円以上)
81,055円
GMOとくとくBB WiMAX
(解約金22,000円未満)
95,555円
Broad WiMAX97,974円
5G CONNECT99,650円
BIGLOBE WiMAX112,332円
ヨドバシWiMAX116,116円
KT WiMAX118,184円
ヒカルWiFi(無制限プラン)119,050円
UQ WiMAX125,059円
BIC WiMAX129,184円
カシモWiMAX120,340円
JCOM WiMAX124,696円
VisionWiMAX133,506円
どんなときもWiFi(無制限プラン)131,780円
※総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金24ヶ月分+端末代金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。
※2023年10月時点の情報より

表のように実質総額で比較すると、GMOとくとくBB WiMAXが一番安いことがわかります。

割引キャンペーンが豊富

WiMAX+5GはクラウドSIMなどのサービスと比較して料金設定が高いのですが、その分割引キャンペーンが豊富です。

以下の表にWiMAX+5Gのプロバイダごとにキャンペーン概要をまとめました。

スクロールできます
プロバイダ名キャンペーン概要
GMOとくとくBB WiMAX
(解約金22,000円以上)
・40,000円キャッシュバック
・月額料金割引
GMOとくとくBB WiMAX
(解約金22,000円未満)
・25,500円キャッシュバック
・月額料金割引
BIGLOBE WiMAX・月額料金割引
カシモWiMAX・月額料金割引
・端末代金実質0円
Broad WiMAX・初期費用無料
・月額料金割引
・最大19,000円の違約金負担
・学割・引っ越しキャンペーン
・2台目申し込みキャンペーン
VisionWiMAX・10,000円キャッシュバック
・月額料金割引
・端末代金3,300円割引
UQ WiMAX・最大17,820円キャッシュバック
・月額料金割引
・15日間お試し利用
ヨドバシWiMAX・初月の料金と事務手数料0円
・端末代金の割引
・ヨドバシカメラ商品券10,000円分キャッシュバック
BIC WiMAX・最大16,720円分の特典
・月額料金割引
KT WiMAX・月額料金割引
JCOM WiMAX・端末代金割引
・月額料金割引
5G CONNECT・30日間お試しモニター
・月額料金4ヶ月分0円
どんなときもWiFi(無制限プラン)・月額440円のオプション加入で月額料金880円割引
ヒカルWiFi(無制限プラン)・端末代金実質0円
・5,000円キャッシュバック
※2023年10月時点の情報より

表を見てもらうとわかるように、最安のGMOとくとくBB WiMAXはキャッシュバック額も1番高額なことがわかります。

しかし、キャッシュバックの適用条件や受け取り時期や、申請方法などはそれぞれ異なりますし、中には受け取り方法がかなり複雑かつ手間がかかるプロバイダもあります。

確実にキャッシュバックを受け取るためには、事前に内容をチェックしておくことが重要です。

一部のプロバイダは端末の即日受け取りが可能

WiMAX+5Gの端末は、最短即日~3日程度で出荷されて自宅に届きます。

また、WiMAX+5Gの一部のプロバイダではその日のうちに端末を受け取ることができるため、契約した日からすぐに利用も可能です。

即日受け取り可能な店舗は、家電量販店やauショップ・UQショップなどです。

そのため、店舗で取り扱いのあるWiMAX商品であれば、契約したその場で端末を受け取ることができます。

WiMAXが契約できる店舗
・auショップ、UQショップ:UQ WiMAXなど
・家電量販店:家電量販店が提供するWiMAX商品

なお、以前は店舗受け取りサービスを行っていたBroad WiMAXはプロバイダに確認したところ、店舗での受け取りは現在は行っていませんでした。

店舗での契約には、即日受け取りの他にもメリットはありますが、その分料金が割高であったり利用できないキャンペーンがあるなどマイナス面もあります。

店舗で端末を受け取るメリットとデメリット

メリット
・即日で端末やサービスを利用できる
・対面スタッフに相談できる
・端末の大きさや重さを実際に確認できる
デメリット
・一部のキャンペーンが利用できない
・ネットから申し込むより料金が高くなる場合がある

そのため、WiMAXをなるべくお得に利用したい人は、ネットからの申し込みがおすすめですが、早急にインターネット環境やWiFi端末が必要という方には、店頭ですぐに端末を受け取れるため便利です。

プラスエリアモードにより繋がらない状況を改善できる

WiMAX+5Gに限ったことではありませんが、ポケット型のWiFi端末は遮蔽物になる建物内や、山間部、地下などでは電波の特性上繋がりづらくなります。

しかし、スタンダードモードでは電波が繋がりづらい地下や山間部など、接続が不安定になりやすい場所でもプラスエリアモード(月額1,100円)に切り替えることで繋がりやすくなります。

スタンダードモードとプラスエリアモードの比較

 スタンダードモード
プラスエリアモード  
引用元:auエリアマップ

上の地図は富士山周辺のauのエリアマップです。

スタンダードモードとプラスエリアモードを比較すると、プラスエリアモードの方が山間部などでもエリアの範囲が広くなっています。

なぜなら、プラスエリアモードでは、プラチナバンドと呼ばれる800MHzの低い周波数帯を利用しているため、高い周波数帯のWiMAXや5G回線よりも「障害物に強い」特性があるからです。

スタンダードモード周波数帯

au 4GLTE回線|2.0GHz/1.7GHz
WiMAX2+回線|2.5GHz
  au 5G回線|3.5~3.7GHz

プラスエリアモード周波数帯

au4GLTE回線 |プラチナバンド 800MHz

そのためプラスエリアモードではより広い範囲で繋がりやすくなりますが、オプション料金月額1,100円が必要です。

プラスエリアモードでは、データ通信量が月間30GBの上限を超えると、最大128kbpsに速度が制限されます。(スタンダードモードは制限されず通常通り利用可能)

一方、WiMAXプロバイダよっては、UQモバイルやau利用者ならプラスエリアモードを無料で使える特典があるので、該当される方は追加料金なしでお得に利用できます。

UQモバイル「自宅セット割インターネットコース」もしくは「auスマートバリュー」を適用した場合は、プラスエリアモードの利用料金が無料になる特典がある。

結論として、WiMAX+5Gのメリットは工事不要でありながら、高速でデータ量が無制限なため「繋がりやすく・速度が速く・大容量が使える」ことです。

特に5G SA対応端末を利用すれば、最大下り速度4.2Gbpsと従来の端末よりも速度が出やすいため、端末自体のスペックも高いです。

WiMAX+5Gのデメリット

WiMAX+5Gのデメリットを5つにまとめましたので、それぞれの項目について詳しく解説していきたいと思います。

WiMAX+5Gのデメリットは、格安SIMやクラウドSIMのポケット型WiFiに比べて料金が高いことです。

そのため、プロバイダごとに割引やキャッシュバックキャンペーンなどが豊富ですが、そのせいで月額料金が段階的に上がるなど料金体系が複雑です。

WiMAXは料金が安くない
    
多くのプロバイダが割引やキャンペーンを設定
    
・月額料金が段階的に変わり、料金体系が複雑
・キャンペーンの受け取り条件が厳しい場合も
    
どのプロバイダがお得なのかがわかりづらい

また、WiMAX+5Gの回線は同一ですが、端末によって速度の出やすさが変わるため、プロバイダごとに利用できる端末が異なることもデメリットです。

そのため、WiMAX+5G利用者の口コミには、キャッシュバックなどからお得に見える割引があっても、月額料金やその他料金が高いため、トータルするとあまりお得ではないといったものもあります。

UQ WiMAXの乗り換えキャンペーンを使うと、手数料は無料だけど端末代が高くなるバグで相殺される

引用元:X(Twitter)

さらに、キャッシュバックのために、手続きに時間を費やされたくない人には、面倒に感じる申請方法や適用条件も多いようです。

各社様々なキャッシュバックキャンペーンを展開していることに目が止まりましたが、実際にキャッシュバックを受け取れるのは1年後であったり、
そのために手続きを忘れずに覚えておかなければいけなかったりと、面倒事が多くずぼらな私には向かないと思い候補から除外。

引用元:みん評

以上から、口コミのようにせっかく割引などが多くても、受け取るのに労力がかかるならと諦めてしまう人も多いため、WiMAX+5Gのデメリットになりがちな料金体系やキャンペーンについて、詳しく解説していきます。

料金が安くはない

WiMAX+5Gは、クラウドSIMや楽天モバイルなどのサービス内容と比較して、料金設定が高いです。

特にWiMAX+5Gの月額料金は段階的に金額が上がるため、契約当初は他のサービスと同等や少し安い場合もありますが、3年以上利用する場合、ほとんどのプロバイダで月額料金が高くなります。

スクロールできます
回線の種類
【5G対応・非対応】
サービス名月額料金データ容量実測値平均
下り速度
WiMAX+5G
WiMAX2+、au4GLTE、au5G
【5G対応】
GMOとくとくBB WiMAX3,773円~5,104円無制限93.31Mbps
カシモWiMAX1,408円~4,378円無制限98.29Mbps
UQ WiMAX4,268円~4,950円無制限52.54Mbps
キャリア系
楽天、一部au4GLTE
【5G非対応】
楽天モバイル
Rakuten WiFi Pocket
3,278円無制限25.45Mbps
キャリア系
ドコモ回線
【5G対応】
ドコモ
5Gギガホプレミア
5,665~7,315円3GB~
無制限
91.48Mbps
クラウドSIM 
3大キャリア他回線
【5G非対応】
それがだいじWiFi3,267円100GB12.52Mbps
AiR WiFi3,278円100GB20.53Mbps
クラウドSIM 
メイン:ソフトバンク
サブ:ドコモ、au
【5G非対応】
クラウドwifi東京3,718円100GB68.54Mbps
 ※ドコモはポケット型WiFi専用の利用プランはありません。代わりに、「5Gギガホプレミア」「ギガホプレミア」「ギガライト」などのスマホと同じデータ容量プランを契約できます。

ただし、WiMAX+5Gのように工事不要で容量無制限で利用できるのは、楽天モバイルやドコモ回線しかありません。

そのうち楽天モバイルは5Gに対応していないため速度が遅く、無制限ではあってもクラウドSIM同等の通信速度しか出ません。

また、ドコモは月額料金や端末料金ともにWiMAXよりも高額です。

結果的に、容量や通信速度を無視すればWiMAX+5Gは料金的に高いですが、通信速度や容量が同条件の通信サービスと比較すれば安いです

キャッシュバックや月額料金の割引が多い分ややこしい

多くのWiMAXプロバイダでは、月額料金の割引キャンペーンが用意されているため、月額料金が段階的に変わるケースが多いです。

また、下の表のようにキャッシュバックや各種割引がサービスによってさまざまなため、一見どこがお得なのかがわかりません。

スクロールできます
サービス名月額料金割引キャッシュバック解約違約金の負担端末代金の補助セット割
GMOとくとくBB WiMAX
BIGLOBE WiMAX
カシモWiMAX
Broad WiMAX
VisionWiMAX
UQ WiMAX
ヨドバシWiMAX
JCOM WiMAX
5G CONNECT
ヒカルWiFi(無制限プラン)
※10月8日時点の情報です。
※△は対象外の場合があります。

また、一部のプロバイダで解約違約金の負担が必要な場合もあるため、契約期間にも注意が必要です。

そのため、割引キャンペーンがそれぞれ異なる料金プランを比較する場合には、実質総額料金で計算するとわかりやすくなります。

実質総額料金とは

一定期間の月額料金と端末料金や契約事務手数料などを合わせた金額から、キャッシュバックや各種割引を差し引いて算出します。

ただし、あくまで全てのキャンペーンを適用した場合の計算になるため、適用条件に当てはまらない場合は実質総額よりも料金は上がります。

プロバイダによって利用できる端末や速度が異なる

WiMAX+5Gは、回線自体はどのサービスも同じですが、利用する端末によっては最大速度が違います。

特に、同じポケット型タイプやホームルータータイプでも、2023年6月1日から提供開始になった5G SAに対応しているかどうかで実際の速度も変わってきます。

そのため契約したいプロバイダに、5G SA対応端末が選べるかどうかが重要です。

端末最大速度 
下り/上り
実測値速度 
下り/上り
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
(5G SA対応)
4.2Gbps
286Mbps
171.1Mbps
22.9Mbps
Speed Wi-Fi HOME 5G L122.7Gbps
183Mbps
105.5Mbps
22.2Mbps
Speed Wi-Fi HOME 5G L112.7Gbps
183Mbps
122.1Mbps
18.1Mbps
Speed Wi-Fi 5G X12
(5G SA対応)
3.9Gbps
183Mbps
105.4Mbps
22.9Mbps
Speed Wi-Fi 5G X112.7Gbps
183Mbps
72.8Mbps
13.6Mbps
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi2.2Gbps
183Mbps
66.1Mbps
15.2Mbps
実測値速度 引用元:みんなのネット回線速度10月時点

それではプロバイダごとの取り扱い端末を見てみましょう。

スクロールできます
プロバイダSpeed Wi-Fi HOME 5G L13
5G SA対応
Speed Wi-Fi 5G X12
5G SA対応
Speed Wi-Fi
HOME 5G
L12
Speed Wi-Fi 5G
X11
Speed Wi-Fi HOME 5G
L11
Galaxy 5G
Mobile Wi-Fi
BIGLOBE WiMAX
GMOとくとくBB WiMAX
カシモWiMAX
DTI WiMAX
Broad WiMAX
VisionWiMAX
UQ WiMAX
ヨドバシWiMAX
JCOM WiMAX
シンプルWiFi
5G CONNECT
モンスターモバイル

表より、5G SA対応の最新端末を大半のプロバイダでは選べますが、プロバイダによって旧端末の在庫は異なります。

そのため、プロバイダの選択時には端末ごとの速度などを理解した上で、希望の端末を選べるかどうかを確認しましょう。

キャンペーンの受け取り条件が難しいことも

WiMAX+5Gは多くのプロバイダで各種キャンペーンがありますが、受け取りの適用条件が難しい場合もあります。

受け取り条件の難しいキャンペーン例
  • 乗り換えの有無や、前サービスの解約金額でキャッシュバック額が変わる
  • 口座振替はキャンペーン適用外になる
  • SIMのみの契約の場合、一部キャンペーンが対象外になる
  • キャッシュバックの申請忘れや申請期限が短い
  • キャッシュバックの条件にオプション加入が必須

以下にプロバイダごとの適用条件を表にまとめました。

スクロールできます
プロバイダキャッシュバック金額適用条件
GMOとくとくBB WiMAX40,000円または25,500円・専用メールアドレスに送信される指定口座確認メールから口座情報を登録
DTI WiMAX21,780円・キャッシュバックのメール配信後45日以内の手続き
Broad WiMAX最大19,000円・乗り換え元のプロバイダで解約違約金が発生する場合
・クレジットカード払い
・指定オプションへの加入
VisionWiMAX10,000円・キャッシュバック用紙の返送
UQ WiMAX最大17,820円・auやUQモバイルとのセット割の申し込み
・最大金額は口座振替の場合のみ
・連絡後14日以内の手続き
ヨドバシWiMAXヨドバシカメラ商品券
10,000円分
特になし
ヒカルWiFi(無制限プラン)5,000円・メールを受信した当月内の受け取り
(受け取れなかった場合は再受け取り可)
※2023年10月時点の情報

上の表のようにヨドバシWiMAXなど、無条件でキャッシュバックを受けられる場合もありますが、ほとんどのプロバイダでは何らかの条件が必要です。

また、キャッシュバックの受け取り時期や申請期間もプロバイダによってさまざまです。

プロバイダ受け取り時期申請期間
GMOとくとくBB WiMAX11ヶ月目キャッシュバックご案内メールの受信から1ヶ月間
DTI WiMAX13ヶ月目案内メール受信から45日以内
Broad WiMAX申し込みの6ヶ月後契約から4ヶ月目末日まで
VisionWiMAX3ヶ月目キャッシュバック用紙の返送が条件
UQ WiMAX4ヶ月目以降案内メールの受信から14日以内
ヨドバシWiMAX5ヶ月目申請不要
ヒカルWiFi(無制限プラン)3ヶ月目案内メールの受信から月末まで(延長可)
※2023年10月時点

キャッシュバックの受け取り時期は、それぞれのサービスで違いますが、3ヶ月以内に受け取れるものから1年近く経過した後に、案内メールが届いた後に申請が必要な場合もあります。

契約の1年後にキャッシュバックがもらえますが、受け取り期間が1ヶ月しかありません。

その上メールは指定の謎メールアドレスに届くため、ギリギリ気づいたから良かったものの、40,000円近いキャッシュバックがその期間を過ぎると1円も受けとれない事を考えるとお得ではないと感じた。

引用元:当サイト実施アンケート

上の口コミのように、高額なキャッシュバックであっても申請忘れや必要な手続きをしなければもらえないため、サービスによっては受け取り条件が厳しいことがデメリットです。

データ使用が完全無制限ではない

WiMAX+5Gはデータ容量無制限ですが、言葉通りにどれだけ使っても良いというわけではありません。

そのため、一定期間内に大量のデータ通信を利用した場合は、混雑する時間帯の通信速度を制限される場合があります。

WiMAX+5Gは容量無制限ではあっても、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合は、混雑する時間帯の通信速度を制限されます。

しかし「一定期間内」と「大量のデータ通信」の具体的な期間や、データ基準が公開されていないため、実際にどれほど使うと制限がかかるのかがわかりづらいです。

2022年2月1日に、直近3日間の通信量が合計15GB以上の場合、通信速度を一律に制限されるルールは撤廃されました。

そのため、3日間で15GBという基準よりは容量制限が緩和されていると考えられます。

以下に容量についての口コミがありますが、3日間の制限撤廃後は容量を気にせず快適に利用できるという利用者が多いようです。

私はWiMAXを使ってますが… 写真は先月の利用状況です。

毎日YouTubeを見て、他にSHOWROOMなどの配信に行って…という感じです。Netflixとか、ゲームとかはやりません。

他社で50Gコースなどもよく見かけるけど、私には全く足りません!
使い放題しか勝たん!


引用元:X(旧Twitter)

下の口コミでも、1日30GB近く使っていても速度制限がかからないと考えれば、通信量を3日間の速度制限があった時のように気にしなくても良いことがわかります。

WiMAX +5G ギガ放題プラスSを使い出して一週間。

結論は、「使える! 最近の一日あたりの通信量は30GB弱。

以前の10倍は使っているけれど通信制限はかからず。
出回り先でほぼ使える電波状況。



引用元:X (旧Twitter)

このことから、WiMAX+5Gは一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合の速度制限はあります。

しかしこれは、一部のユーザーが常識を超えるデータ量を利用することで、回線全体が支障をきたさないための防御策によるものです。

そのため、速度制限される対象になるようなデータ量は、3日間の容量制限があった以前よりも大幅に緩和されています。

WiMAX+5GとWiMAX2+の違い

WiMAX+5GはWiMAX2+の後継サービスです

しかし「WiMAX+5G」と「WiMAX2+」は数字と+の位置が異なるだけで、表記が似ているため通信情報に詳しい人でないと、一見何が違うのかがわかりづらいです。

WiMAX2+:2013年10月31日サービス開始
WiMAX+5G:2021年4月8日からサービス開始

それでは、WiMAX+5Gになって何がどのように進化したのかを詳しく解説します。

最大速度が4.2Gbpsまで向上

従来のWiMAX2+の最大下り速度は440Mbpsでしたが、WiMAX+5Gでは最大2.7Gbpsに、さらに5G SA対応機種では最大4.2Gbpsまで向上しました。

なぜならWiMAX+5Gでは、WiMAX2+の回線の他にauの4GLTE回線と5G回線が利用できるようになったからです。

そのため、以下のWiMAX+5GとWiMAX2+の実測値の比較においても、速度がケタ違いに進化しています。

WiMAXの種類端末最大下り速度平均下り実測値
WiMAX+5GSpeed Wi-Fi HOME 5G L134.2Gbps171.12Mbps
WiMAX+5GSpeed Wi-Fi 5G X123.9Gbps105.42Mbps
WiMAX2+Speed Wi-Fi NEXT W07440Mbps52.21Mbps
引用元:みんなのネット回線速度10月時点

3日で10GBや、15GBといったデータ制限の撤廃

WiMAX2+では、3日間で契約したプランによって10GBや15GBのデータ制限がありましたが、2022年2月1日に撤廃されたことで、WiMAX+5Gではデータ容量の制限がなくなりました。

WiMAX +5G、3日で1TB(1,000GB)使っても制限来ないんだー



引用元:X( 旧Twitter)

容量無制限になったことで、上記口コミのように月あたりに利用できる容量も大幅に増えています。

【WiMAX2+】
3日で10GB制限なら1ヶ月約100GBまで
3日で15GB制限なら1ヶ月約150GBまで 

【WiMAX+5G】
容量制限なし 1ヶ月制限もなし

WiMAX2+では1ヶ月に100GBや150GBの容量しか利用できませんでしたが、データ制限の撤廃により、WiMAX+5Gは光回線の様に容量無制限の感覚で利用できるようになりました。

au回線が利用可能になりエリアが広がった

WiMAX2+で利用できる回線はWiMAX回線のみであり、オプションによってauの4GLTE回線を併用することはできましたが、通常のハイスピードモードではWiMAX2+の限られた回線しか利用できませんでした。

回線周波数帯域WiMAX+5GWiMAX2+
WiMAX2+2.5GHz
au 5G3.5GHz
au 4GLTE1.7GHz/2.0GHz
au 4GLTE
プラスエリアモード
800MHz月30GB以上の利用で
プラスエリアモードのみ速度制限
月7GB以上の利用で
全てのモードで速度制限

また、WiMAX2+やau5Gの高い周波数の電波は、単独で利用すると屋内では繋がりづらいなどの欠点があります。

そのため、WiMAX2+ではエリア内であっても繋がらない場合や、4G回線のみだったため、通信速度もWiMAX+5Gに比べ劣っていました。

WiMAX2+
ハイスピードモード(通常モード)エリアマップ 

その後、WiMAX+5GではWiMAX2+に加えて、標準でau4GLTEと5G回線が利用可能になったため、これまでは繋がりづらかった屋内などの電波も改善され、利用できるエリアが広がりました。

WiMAX+5G
スタンダードモードエリアマップ

引用元:UQ WiMAX公式サイト

また、都心部では地下鉄や高層ビルなど、WiMAXに限らず電波が届きにくい場所を除けば、WiMAX+5Gのスタンダードモードでも、ほとんどの場所で利用可能です。

WiMAX+5Gエリアマップ 
左:スタンダードモード、右:プラスエリアモード

しかし、山間部など人があまり住んでいない地域に出掛ける際は、エリアマップを参考にプラスエリアモードに切り替えることで、繋がりづらい状況でも改善される可能性があります。

以上から、WiMAX2+とWiMAX+5Gのエリアの違いは、屋内での繋がりやすさの改善などエリアマップからはわからない部分も含めて、WiMAX+5Gに進化したことで広いエリアで高速通信が可能になりました。

高額な解約違約金が場合によっては無料に

2022年7月の電気通信事業法の改正により、解約違約金の上限が月額料金1ヶ月分に定められ、それ以前のように数万円の違約金がかかることはなくなりました。

そのため、法改正以降の契約であれば解約金が発生する場合でも、月額料金4,000~5,000円程度の支払いで済むようになりました。

また、プロバイダによっては契約期間の縛りがないプランがあったり、そもそも解約違約金がかからない場合もあります。

ただし、短期間で解約するなど、場合によっては解約違約金や端末の残債が発生するケースがあるので、契約するプロバイダの契約期間や解約違約金を確認しておくことが重要です。

プロバイダごとの契約期間や解約違約金をまとめました。

プロバイダ契約期間解約違約金端末代金
GMOとくとくBB WiMAX24ヶ月1,100円27,720円
BIGLOBE WiMAXなしなし27,720円
カシモWiMAXなしなし27,720円
770円×36ヶ月割引
36ヶ月以内は残債あり
Broad WiMAX
ギガ放題コスパDXプラン
24ヶ月
4,818円

31,680円
Broad WiMAX
ギガ放題縛りなしDXプラン
なしなし31,680円
UQ WiMAXなしなし5,940~19,800円
シンプルWiFiなしなし無料(レンタル品)
※2023年10月時点の情報です。

表のように契約期間があるプロバイダもありますが、解約違約金は月額料金1ヶ月分が上限なのでそれほど高額になることはありません。

ただし、端末代金が分割払いのプロバイダでは、2年や3年の分割払い期間中に解約すると、端末代金の残りを一括で支払う必要があります。

よって、引っ越しなどで急に解約が必要な場合もあるため、プラン内容の契約期間の有無や、端末代金の残債があれば事前に確認しましょう。

対応端末が変わった

WiMAX2+やWiMAX+5G、5G SAでは対応する端末がそれぞれ違うため、それぞれの契約プランの対応端末でなければ利用することができません。

WiMAX2+の端末はWiMAX+5Gプランでは使えないし、WiMAX+5G対応端末で5G SAは利用できません。

以下にプランごとの対応する端末を表にまとめます。

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対応プラン端末名
5G SASpeed Wi-Fi
HOME 5G L13
Speed Wi-Fi
5G X12
WiMAX+5GSpeed Wi-Fi
HOME 5G L12
Speed Wi-Fi
5G X11
Speed Wi-Fi
HOME5G L11
Galaxy 5G Mobile
Wi-Fi
WiMAX2
モバイルルーター
Speed Wi-Fi NEXT
WX06
Speed Wi-Fi NEXT
W06
Speed Wi-Fi NEXT
WX05
Speed Wi-Fi NEXT
W05
WiMAX2
ホームルーター
WiMAX
HOME 02
Speed Wi-Fi
HOME L02
WiMAX
HOME 01
Speed Wi-Fi
HOME L01/L01s

5G SAプランは2023年6月からスタートしたため、モバイルルーターもホームルーターも2023年10月時点では1種類ずつですが、今後新たな端末も加わる可能性があります。

また、プロバイダによって端末の在庫や展開が異なるため、利用したいプランの端末が選べるかどうかも確認しておきましょう。

WiMAX+5G対応のおすすめプロバイダ

これまでの内容から本記事がおすすめしたい、WiMAX+5Gプロバイダを紹介したいと思います。

それぞれの料金や特徴から、自分の利用用途に合うプロバイダを選ぶのが重要です。

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プロバイダ実質総額料金キャンペーン特徴
GMOとくとくBB WiMAX(解約金22,000円以上)1年:19,807円
2年:81,055円
3年:142,303円
40,000円キャッシュバック
月額料金割引
・実質総額料金が最安
GMOとくとくBB WiMAX(解約金22,000円未満)1年:34,307円
2年:95,555円
3年:156,803円
25,500円キャッシュバック
月額料金割引
カシモWiMAX1年:62,524円
2年:120,340円
3年:178,156円
端末代金実質0円・月額料金が一定でプランがシンプル
・面倒な手続きがない
UQ WiMAX1年:62,359円
2年:125,059円
3年:187,484円
最大17,820円キャッシュバック
月額料金割引
15日間お試し利用
・完全無料で15日お試し可能
・店頭契約可能
・口座振替あり
シンプルWiFi1年:66,220円
2年:124,300円
3年:182,380円
なし・端末がレンタルのため無料
・初期費用が抑えられる
VisionWiMAX1年:72,918円
2年:125,718円
3年:182,380円
10,000円キャッシュバック・プラスエリアモード無料
・キャッシュバック受け取り時期が早い
・端末下取りサービス
※2023年10月8日時点の情報です。

最安で利用するならGMOとくとくBB WiMAX

引用元:GMOとくとくBB WiMAX公式サイト

まず紹介したいのが、WiMAX+5Gプロバイダの中でも最安のGMOとくとくBB WiMAXです。

GMOとくとくBB WiMAXが最安の理由は、高額なキャッシュバックと月額料金割引があるからです。 

運営会社GMOインターネットグループ株式会社
データ通信量無制限
最大下り速度4.2Gbps
最低契約期間2年
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金端末発送月:1,089円
1~12ヶ月目:3,784円
13~35ヶ月目:4,334円
36ヶ月目以降:5,104円
開始月の日割り計算なし
端末料金27,720円
キャッシュバック新規契約:28,000円
乗り換え:最大40,000円
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額4,171円(新規契約)
3,847円(乗り換え)
3年間の実質総額154,303円(新規契約)
142,303円(乗り換え)
支払い方法クレジットカードのみ
端末発送最短当日
法人契約あり
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。

GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバック額は、乗り換えだと40,000円、新規契約でも25,500円です。

再契約もキャッシュバックの対象
新規申し込みや他社から乗り換えの方はもちろん、過去にGMOとくとくBB WiMAXでWiMAX+5G以外のプランでキャッシュバックを受け取った方も対象です。

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サービス名2年間の実質総額3年間の実質総額
GMOとくとくBB WiMAX(乗り換え時)81,055円142,303円
GMOとくとくBB WiMAX(新規契約)95,555円156,803円
Broad WiMAX(ギガ放題コスパDXプラン)97,974円153,810円
VisionWiMAX(ギガ放題プラン)133,506円160,500円
BIGLOBE WiMAX+5G(ギガ放題プラスS)112,332円180,708円
Broad WiMAX(ギガ放題縛りなしDXプラン)102,462円160,542円
カシモWiMAX(縛りなしプラン)109,780円162,316円
DTI WiMAX2+107,800円164,560円
UQ WiMAX+5G(ギガ放題プラス)125,059円177,586円
シンプルWiFi124,300円182,380円
どんなときもWiFi FREEプラン146,300円214,940円
※2023年10月20日時点の情報です
※キャッシュバック条件に関わらず、キャッシュバック金額が最大になるように計算しています。
※初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金24ヶ月分(36ヶ月分)+端末料金+契約事務手数料+初期費用の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。

また、GMOとくとくBB WiMAXの実質総額は、ほとんどのプロバイダで2年間の実質総額は10万円以上なのに対して、乗り換えの場合は8万円台、新規契約でも9万円台と最安です。

GMOとくとくBB WiMAXのメリット

・WiMAX+5Gで実質総額が最安
・キャンペーンの対象者が幅広い

GMOとくとくBB WiMAXのキャンペーン
・最大40,000円のキャッシュバック
・合計44,693円の月額料金割引

ただし、GMOとくとくBB WiMAXのデメリットは、キャッシュバックの受け取り方法がわかりづらい点です。

キャッシュバックの案内は、端末を受け取った月から11ヶ月後に送られてくるため時期的にも忘れやすく、メールが届いてから1ヶ月以内に申請しなければなりません。

さらに、案内メールが届くのは申し込み時にGMOが独自に用意した「gmobb.jp」が含まれた「基本メールアドレス」に届くため見落としがちです。

GMOとくとくBB WiMAXのデメリット

・キャッシュバックの案内メールは通常利用しているメールではなく、GMOが独自に用意したメールアドレスに届くため見落としやすい
・キャッシュバックの受け取り期限が11ヶ月後から1ヶ月以内のため、申請も忘れやすい

そのため、キャッシュバックについて申請時期や方法をよく理解していないと、せっかくの高額キャッシュバックを貰い損ねてしまう場合もあります。

よって、GMOとくとくBB WiMAXはキャッシュバックを受け取るのに少し手間がかかる反面、他のサービスと比較して安い料金でWiMAX+5Gを利用できます。

GMOとくとくBB WiMAX:https://gmobb.jp/lp/gentei8/

最安でWiMAXを利用するなら

月額料金が一定でわかりやすいカシモWiMAX

引用元:カシモWiMAX公式サイト

次におすすめしたいのが、月額料金が一定で料金プランがわかりやすく、面倒なキャッシュバックの手続きもないカシモWiMAXです。

カシモWiMAXは、キャッシュバックや条件付きの割引キャンペーンなどを利用しなくても、月額料金が契約中に上がることがないため、長期間の利用がメリットになります。

運営会社株式会社MEモバイル
データ通信量無制限
最大下り速度4.2Gbps
最低契約期間なし
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金初月:1,408円
2ヶ月目以降:4,818円
開始月の日割り計算なし
端末料金27,720円(3年継続で無料)
キャッシュバックなし
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額178,156円
3年間の実質総額4,815円
支払い方法クレジットカードのみ
端末発送最短当日
法人契約あり
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。

また3年継続利用した場合、端末代金21,780円が無料になるため、解約時に違約金などもなく毎月支払うのは月額料金だけです。

カシモWiMAXのメリット
  • 月額料金が一定で安い
  • 3年継続利用で端末代金を実質0円にできる
  • 面倒な手続きの必要がない

カシモWiMAXのキャンペーン
・auスマートバリューかUQモバイルとのセット割引で最大1,100円割引
※スマートフォンの割引金額はキャリアや利用中のプランによって変わります。

さらに、2022年のモバイル回線部門の人気ランキングにてカシモWiMAXが第1位を獲得し、高額なキャッシュバックのあるGMOとくとくBB WiMAX(第2位)や、大きな月額料金割引のあるBIGLOBE WiMAX(第3位)を上回っています。

引用元:カシモWiMAX公式サイト

しかし、カシモWiMAXの気を付けておきたい点として、WiMAX+5G SAプランはWiMAX+5Gプランよりも高いため、割引終了後の他社WiMAXの月額料金より高いことです

カシモWiMAXのデメリット
  • 4年以上利用しないと実質総額料金は最安にならない
  • 5G SA対応プランだと他社よりも月額料金が高い
  • 3年未満で解約すると残りの端末代金は一括支払いが必要

また、実質総額料金で比較すると4年以上利用しないと最安にはならないため、短期の利用を考えている方には安さのメリットはそれほどありません。

このことから、カシモWiMAXはキャッシュバックなどの手続きや複雑な料金プランが苦手な人や、長期間利用したい方には、4年以上利用すれば最安料金で利用できるためお得です。

わかりやすくWiMAXを利用するなら

店頭で契約できるUQ WiMAX

引用元:UQ WiMAX公式サイト

UQ WiMAXは、WiMAXの提供元であるUQコミュニケーションズが直接提供するサービスです。

また、店頭での契約や直接端末を受け取ることも可能なため、少しでも早く利用したい方にはおすすめです。

運営会社UQコミュニケーションズ株式会社
データ通信量無制限
最低契約期間なし
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金1~13ヶ月目:4,268円
14ヶ月目以降:4,950円
開始月の日割り計算あり
端末料金27,720円
キャッシュバック17,820円
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額5,068円
3年間の実質総額187,484円
支払い方法クレジットカード
口座振替
端末発送最短翌日発送
法人契約あり
※解約違約金は無料ですが、端末の36回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。

UQ WiMAXの特徴は、WiMAXプロバイダでは珍しい実店舗が存在することと、auやUQモバイルのスマホ契約者には割引特典が多いことです。

UQ WiMAXのメリット

・実店舗での契約や即日で端末の受け取りも可能
・auやUQモバイルでスマホを契約中の人には割引が多い
・完全無料のお試し(Try WiMAX)が利用できる
・口座振替が可能(口座振替手数料が無料)

また、他のWiMAXプロバイダでは口座振替可能ではあっても、一部キャンペーンが適用外になることがあります。

しかし、UQ WiMAXでは口座振替が可能なだけでなく、口座振替利用者の方がキャンペーンによっては割引額が大きく、毎月の振替手数料も無料です。

UQ WiMAXのキャンペーン
【auもしくはUQモバイル契約者のみ対象】
・最大17,820円のキャッシュバック
・スマホ料金の永年割引
【全員対象】
・WiMAX+5G割:月額料金が4,950円→4,268円に割引
・U-NEXT2ヶ月間無料:UQ WiMAXでU-NEXTを契約すると最大2ヶ月間無料、ポイント1,000円分付与

ただし、UQ WiMAXのデメリットは、月額料金や実質総額ともに最安ではなく、auやUQモバイル以外のスマホ利用者は対象外のキャンペーンが多い点です。

UQ WiMAXのデメリット

・WiMAXプロバイダの中で料金が最安ではない
・キャッシュバックの対象者が限られているキャンペーンが多い
・キャッシュバックの金額が小さい

このことからUQ WiMAXは料金の安さよりも、運営会社の安心感や実店舗で契約や端末を受け取れることを重要視する方、auやUQモバイルを契約中の方にはおすすめです。

UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/

\ WiMAXの本家本元を利用するなら /

端末をレンタルで利用できるシンプルWiFi

引用元:シンプルWiFi公式サイト

シンプルWiFiは、端末を購入する必要がなくレンタルで利用できるため、端末料金をはじめとした初期費用を抑えられることから、短期間だけWiMAXを利用したい方におすすめです。

運営会社株式会社GSS
データ通信量無制限
最大下り速度4.2Gbps
最低契約期間なし
解約違約金なし
契約事務手数料3,300円
月額料金4,840円
開始月の日割り計算あり
端末料金無料
キャッシュバックなし
プラスエリアモード1,100円
3年間の実質月額4,929円
3年間の実質総額182,380円
支払い方法クレジットカード
端末発送最短当日
法人契約あり
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。

シンプルWiFiは、月額料金が一定で端末料金も無料レンタルのため、6ヶ月以内の短期間での利用ならWiMAX+5Gを最安で利用できます。

シンプルWiFiのメリット

・月額料金が一定でわかりやすい
・端末料金が無料
・6ヶ月以内に解約すると全てのプロバイダの中で最安

その反面、持ち運び可能なモバイルルーターでは5G SA対応の端末がないため、速度の面で他のWiMAX+5Gサービスよりも劣ります。

さらに、他のプロバイダでは5G SA非対応プランは、対応プランよりも安く設定されていますが、シンプルWiFiでは料金が変わらないため非対応プランが割高です。

シンプルWiFiのデメリット

・実質総額料金が他のWiMAXプロバイダと比較して最安ではない
・端末は中古品かつレンタル
・WiMAX+5G SA非対応プランでも割高
・モバイルルーターは5G SA対応端末「Speed Wi-Fi 5G X12」が選べない

また、短期間ではシンプルWiFiは最安ですが、長期の契約では実質総額が最安ではありません。

シンプルWiFiのキャンペーン
・特になし

そしてキャンペーンなども特にないため、月額料金割引などのメリットもありません。

以上のことから、シンプルWiFiは端末料金がかからないため、6ヶ月以内の短期の利用目的の方には、最安で利用できるおすすめのサービスです。

シンプルWiFi:https://simple-wifi.jp/

\ 簡単なプランでWiMAXを利用するなら /

プラスエリアモードが無料のVisionWiMAX

引用元:VisionWiMAX公式サイト

VisionWiMAXはプラスエリアモードが無料なため、追加料金なしでWiMAX+5Gを最大限広いエリアで利用できます。

プランギガ放題プラスS 2年ギガ放題プラスS フリー
月額料金初月:2,398円
1~12ヶ月目:4,400円
13ヶ月目以降:5,049円
初月:2,794円
1~12ヶ月目:4,796円
13ヶ月目以降:5,170円
最低契約期間2年なし
解約違約金5,049円なし
3年間の実質月額5,246円5,464円
3年間の実質総額194,094円202,146円
※解約違約金が無料の場合も、端末の2回払いが完了するまでに解約すると残債の支払いが発生します。
運営会社株式会社ビジョン
データ通信量無制限
最大下り速度4.2Gbps
契約事務手数料3,300円
開始月の日割り計算あり
端末料金27,720円
キャッシュバック10,000円
プラスエリアモード無料
支払い方法クレジットカード
端末発送最短当日発送
法人契約あり
※実質総額料金は初月(0ヶ月目。日割りでも満額計算)+月額料金36ヶ月分+端末料金+契約事務手数料の合計からキャッシュバック金額や各種割引を引いて算出。実質月額料金は実質総額料金÷利用月(37ヶ月)で算出。

他のWiMAX+5Gプロバイダでは、プラスエリアモードは月額1,100円がかかるため、割引キャンペーンなどがなければ無料では利用できません。

さらにVisionWiMAXでは、キャッシュバックが3ヶ月目に受け取れるため、キャッシュバックのあるプロバイダの中でも受け取れるタイミングが早いです。

これによりVisionWiMAXなら短期間で解約した場合でも、キャッシュバックが受け取れないといった心配はほとんどありません。

プロバイダ受け取り時期申請期間
VisionWiMAX3ヶ月目キャッシュバック用紙の返送が条件
GMOとくとくBB WiMAX11ヶ月目連絡翌月の末日まで
DTI WiMAX13ヶ月目連絡後45日以内
Broad WiMAX申し込みの6ヶ月後4ヶ月目末日まで
UQ WiMAX4ヶ月目以降連絡後14日以内
ヨドバシWiMAX5ヶ月目申請不要
ヒカルWiFi(無制限プラン)3ヶ月目連絡後の月末まで(延長可)
VisionWiMAXのメリット

・プラスエリアモードを無料で利用できる
・キャッシュバックやキャンペーンが早く受け取れる

VisionWiMAXのキャンペーン
・WEB申し込みによる10,000円のキャッシュバック
・端末代金一括払いの3,300円割引
・auやUQモバイルとのセット割引

ただし、VisionWiMAXはキャッシュバックや割引額が少ないため、実質総額料金が割高です。

また、端末代金の支払い方法が一括払いか2回払いしか選べないため、支払時の負担が大きくなります。

VisionWiMAXのデメリット

・実質総額料金が割高
・端末代金は一括払いか2回払いしか選べない
・キャッシュバック額や割引が少ない

以上のことから、VisionWiMAXは短期間の利用目的で、プラスエリアモードを多く利用する方にはおすすめです。

VisionWiMAX:https://visionwimax.com/

VisionWiMAXなら最短で即日発送

WiMAX+5Gはホームルーターとモバイルルーターから選べる

WiMAX+5Gの端末は、ホームルーターとモバイルルーターから選べ、それぞれの特徴やどんな用途におすすめなのかを解説していきます。

まずはタイプごとのメリット・デメリットを見てみましょう。

ホームルーター
メリットデメリット
・工事不要で電源があればどこでも利用可能
・速度はモバイルルーターよりも早く安定しやすい
・モバイルルーターよりも複数の端末を接続できる
・屋外などコンセントがない場所では利用できない
・持ち運びするには荷物になる

WiMAX+5Gのホームルーターは、速度やインターネット接続の安定性が良いため、モバイルルーターよりも性能が高いです。

また、ホームルーターでも自宅に限らずコンセントがあればどこでも使えるため、同じホームルータータイプのソフトバンクエアーやドコモhome5Gのように、登録住所でなければ使えないといった制約がありません。

モバイルルーター
メリットデメリット
・サイズがコンパクトで持ち運びに便利
・コンセントがなくてもバッテリーで利用可能
・充電式なので電池が切れると使えない
・ホームルーターと比べて速度が遅く安定しない

反対にモバイルルーターは、家でも外出先でも携帯しやすいですが、速度的にはホームルーターよりは遅いです。

屋外では電池が切れると使えないなどのマイナス面もありますが、モバイルバッテリーなどを携帯していればバッテリー切れは防げます。

それでは、WiMAX+5Gの端末をタイプごとに比較してみましょう。

WiMAX+5Gのホームルーター

WiMAX+5Gのホームルーターの端末は3種類あります。

端末のスペックを表にまとめました。

ホームルーター端末

項目Speed Wi-Fi HOME5G L11Speed Wi-Fi HOME5G L12Speed Wi-Fi HOME5G L13
5G SA対応××
ホームルーター
メーカーZTE CorporationNECプラットフォームズZTE Corporation
最大通信速度
下り/上り
2.7Gbps/183Mbps2.7Gbps/183Mbps4.2Gbps/286Mbps
平均実測値
下り/上り
125.37Mbps
18.59Mbps
 102.48Mbps
22.5Mbps
166.65Mbps
22.32Mbps
同時接続台数30台40台32台
サイズ(約)W70×H182×D124mmW101×H179×D99mmW100×H207×D100mm
重量599g446g634g
引用元:UQ WiMAX公式サイト みんなのネット回線速度2023年10月20日時点

WiMAX+5Gの端末の中で、Speed Wi-Fi HOME5G L13は5G SA対応のため最大下り速度が4.2Gbpsです。

しかし、ホームルーターはどの端末の平均実測値が下り速度100Mbpsを超えているため、ほとんどの用途において快適に利用可能な速度と言えます。

推奨速度用途
1Mbpsウェブページ閲覧、メール受信、LINEメッセージ送受信
3MbpsYouTubeなどの標準画質動画視聴(720p)、ビデオ通話、
7MbpsHD動画視聴(1080p)
15MbpsWeb会議
50Mbps4K動画の再生可能、オンラインゲームのプレイ可能
100Mbps動きの激しいオンラインゲームや4K動画が快適に利用可能
ダウンロード速度の目安 引用元:Googleヘルプ 公式NTT東日本フレッツ光

このことから、WiMAX+5Gのホームルーターであればどの端末を選んでも、速度面は安心して利用できます。

また、もしも5G SA対応端末と、非対応端末の利用料金に差のないプロバイダであれば、5G SA対応端末を選ぶ方がお得です。

WiMAX+5Gのモバイルルーター

持ち運びしやすいモバイルルーターも3種類あり、それぞれ最大速度が異なります。

モバイルルーター端末

スクロールできます
項目Speed Wi-Fi 5G X12Speed Wi-Fi 5G X11Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
5G SA対応××
製品外観
メーカーNECプラットフォームズNECプラットフォームズSamsung
最大通信速度
下り/上り
3.9Gbps
183Mbps
2.7Gbps
183Mbps
2.2Gbps
183Mbps
平均実測値
下り/上り
105.3Mbps
23.5Mbps
 71.4Mbps
13.1Mbps
 65.8Mbps
14.8Mbps
連続通信時間約540分約490分約1,000分
同時接続数WiFi:16台
USB:1台
WiFi:16台
USB:1台
Wi-Fi:10台
USB:1台
サイズ(約mm)W136 × H68 × D14.8W136.0×H68.0×D14.8W147×H76×D10.9
重量約174g約174g約203g
引用元:UQ WiMAX公式サイト みんなのネット回線速度2023年10月20日時点

5G SA対応のSpeed Wi-Fi 5G X12は、2つ前のGalaxy 5G Mobile Wi-Fi端末に比べて、速度も倍近いため、同じWiMAX+5Gでも通信速度が違います。

そのため、WiMAX+5Gをこれから契約する場合は、速度を重視する方であれば5G SA対応機種がおすすめです。

WiMAX+5Gがおすすめできる人とおすすめできない人

WiMAX+5Gについて、ここまで解説してきましたが、WiMAXに限らず契約したサービス内容が合っている人と合っていない人では、同じプロバイダに対しても満足度が違います。

また、利用目的に合わないプランに加入してしまうことで、無駄な料金を払ってしまったり、不便な思いをするケースもあります。

よって、WiFi選びで失敗しないためにも、改めてWiMAX+5Gがどんな人におすすめで、どんな人にはおすすめできないかをまとめました。

WiMAX+5Gがおすすできない人
  • 高速通信が必要ではない人
  • 少ないデータ容量でも足りる人
  • 速度やデータ容量にこだわらず少しでも安いポケット型WiFiを探している人
WiMAX+5Gがおすすめできる人
  • 工事不要で高速なWiFiを探している人
  • 今のポケット型WiFiの速度では不十分と感じている人
  • 速度制限やデータ容量を気にせずに使えるポケット型WiFiを探している人

結論として、これまではWiMAXは光回線よりは遅い速度と思われがちでしたが、2023年6月からは5G SA対応端末が発売されるなど、日々通信速度が向上しているためほとんどの用途で快適に利用できる回線です。

よって、WiMAX+5Gは工事不要で高速通信や容量無制限のWiFiが欲しい方には、メリットが多いためWiMAX+5G対応のおすすめプロバイダを参考に選んでみてください。

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この記事を書いた人

「通信快選」はクラウドSIMにて回線サービスを提供する「EX-WiFi」が運営しています。WiMAXやクラウドWiFi、格安SIMやホームルーターなど回線サービスの選択肢が多い中で、株式会社ファイナルブルーが回線サービス運営の知見に伴う情報を発信しています。

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