JCOM WiMAXの評判や口コミ｜デメリットだらけでお得ではない

JCOM WiMAXはケーブルテレビで有名なJCOMが提供するWiMAXサービスです。

「JCOMのインターネットは繋がりにくいと聞くけど…」
「JCOMに加入していないとJCOM WiMAXは利用できないの？」
「そもそも、WiMAXって色々あるけどどこが一番いいの？」

こういったJCOM WiMAXの疑問に回答します。

まず前提としてJCOM WiMAXはJCOMのインターネット回線を利用しているのではなく、auの子会社であるUQコミュニケーションズが提供がする回線を利用しており、他のWiMAXプロバイダと比較しても速度やエリアはまったく同じです。

ただし、JCOM WiMAXは他社のWiMAXプロバイダよりも総額料金が高く、申し込みが面倒、利用開始までの時間がかかるなどのデメリットが目立ちます。

そのためJCOM WiMAXを選ぶメリットは小さく、あまりおすすめできるWiMAXプロバイダではないのですが、料金やキャンペーンなど他社WiMAXとの違いを比較してまとめてみました。

ひとまずJCOM WiMAXの詳細を知りたい場合は、以下のリンクからJCOM WiMAXの料金やサービスの特徴などを把握できます。

JCOM WiMAXとは？

JCOM WiMAXは、JCOMがUQコミュニケーションズのWiMAX回線を借りて提供しているモバイル回線サービスです。

WiMAXは専用の通信端末（ホームルーターまたはモバイルルーター）でインターネットを利用できるサービスで、JCOMが提供するインターネット回線やスマートフォンのサービスとは異なります。

また、JCOM WiMAX以外もUQコミュニケーションズから回線を借りており、そのプロバイダが提供するWiMAXも同じ回線で提供されているサービスです。

元の回線が同じため、JCOM WiMAXと他社のWiMAXには通信エリアや通信速度の違いはありませんが、各プロバイダは料金、割引キャンペーン、オプションサービスなどで差別化を図っています。

JCOM WiMAXも料金割引やJCOM利用者への特典など独自のキャンペーンを展開しており、もしJCOM WiMAXのキャンペーンに魅力を感じた場合は利用してみても良いかもしれません。

ただし、JCOM WiMAXはキャンペーン等含めても料金が安いわけではなく、最安で利用できるWiMAXプロバイダを探しているのであればGMOとくとくBB WiMAXを利用してみてください。

5G対応のWiMAXを提供するJCOMサービスの1つ

JCOM WiMAXの回線「WiMAX+5G」は以下の3つの回線を利用できるため、速度とエリアともに充実しています。

• WiMAX2+
• au 5G
• au 4G LTE

特にauの回線が利用できるので、auスマホが日本の幅広い場所でインターネットに繋がることを考えれば、WiMAX+5G回線もかなり広い範囲で利用できることがイメージできると思います。

通信速度の面でもホームルーターの場合で下り最大4.2Gbps、モバイルルーターの場合で下り最大3.9Gbpsとなり、理論値とはいえ高い数値です。

5G利用時のWiMAX回線の最大通信速度（ベストエフォート）
モバイルルーターの場合：下り最大3.9Gbps / 上り183Mbps
ホームルーターの場合　：下り最大4.2Gbps / 上り286Mbps
引用元：JCOM WiMAX よくあるご質問

また、JCOM WiMAXはJCOMのインターネット回線サービスと違って、自宅の回線工事は不要で機器も簡単に設置できるメリットがあります。

JCOM NETやJCOM Wi-Fiとは異なるモバイル回線サービス

JCOMといえばケーブルテレビやインターネット回線を想像するかもしれませんが、JCOM WiMAXはそれらの通信サービスとは異なります。

JCOMが提供するインターネット回線の関連サービスは4つあります。

JCOM WiMAX：WiMAX回線を利用したモバイル回線サービス
JCOM NET：JCOMの回線を利用したインターネット回線サービス（自宅に回線を敷設）
JCOM Wi-Fi：JCOM NETの利便性を上げるためのオプションサービス
JCOM MOBILE：auの4G LTEを利用した携帯電話サービス

JCOM NETは宅内に設置するインターネット回線サービスであり、JCOM Wi-Fiはそのオプションです。

JCOM MOBILEはモバイル回線ではありますが、通話機能を含む携帯電話用のサービスでありWiMAX回線とは異なります。

JCOM WiMAXは独立したサービスであり、他のJCOMサービスを利用していなくても新しく契約可能です。

一見似たようなサービスですが、内容も用途も異なるので間違えないようにしましょう。

JCOM WiMAXの評判

ここからはJCOM WiMAXの口コミや、気になるポイントを紹介していきます。

WiMAXプロバイダを選ぶ上で利用者の意見、実際に使ってみた感想、サービスの質は気になるでしょう。

そこで、JCOM WiMAXの評判を次の5つのポイントに絞って紹介します。

通信速度や速度制限の面では、他社のWiMAXと同じ回線であるためJCOM WiMAX特有の問題はなさそうです。

しかし、解約やトラブルに対しての利用者へのサポートの面では対応が遅く不安に感じるかもしれません。

また、JCOM WiMAXの利用者からの口コミや評価は少ないため、他社のWiMAXと比べて人気のあるサービスとはいえないようです。

JCOM WiMAXが繋がらないとの評判は本当か

まずはJCOM WiMAXの通信速度や利用エリアの口コミを見ていきましょう。

通信速度を評価する口コミがありました。

WiMAXの通信速度はどのプロバイダも共通なので、JCOM WiMAX特有の話ではありませんが、利用するのに充分な速度は出ているようです。

一方、利用エリアや電波状況の口コミは少なく、繋がりやすさを判断するのに充分な情報は見られませんでした。

また、2021年以降から速度報告が極端に減り、2023年は報告がなくJCOM WiMAXの利用者が少なくなっている可能性があります。

プロバイダ名	ホームルーターの報告数	モバイルルーターの報告数	合計報告数
JCOM WiMAX	0	0	0
Broad WiMAX	163	79	242
GMOとくとくBB WiMAX	175	401	576
UQ WiMAX	316	399	715
BIGLOBE WiMAX	915	350	1,265

なお、下記のようにJCOM WiMAXではなくJCOM NETに対する口コミが多いので混同しないように注意しましょう。

WiMAX回線はUQコミュニケーションズが提供しているモバイル回線サービスであり、利用できるエリアも繋がりやすさもJCOM NETとはまったく異なります。

現状ではJCOM WiMAX自体の通信速度の評価は難しいですが、JCOM NETとは異なりWiMAX回線を利用していることは理解しておきましょう。

月間のデータ容量と速度制限の評判

JCOM WiMAXでは、通信モードによって月間で使用できる容量が変わります。

通信モードはスタンダードモードとプラスエリアモードの2種類です。

スタンダードモードでは月間のデータ容量制限がなく追加料金もかかりませんが、au 4G LTE、au 5Gの利用エリアは制限されています。

プラスエリアモードではスタンダードモードよりも広範囲でau 4G LTE、au 5Gを利用できるメリットがありますが、月間データ容量30GBの上限と月額1,100円がかかります。

月間のデータ容量制限
スタンダードモード：制限なし
プラスエリアモード：30GBまで

使い方によっては30GBをすぐに消費してしまう場合もあり、不足に感じる方もいるようです。

データ容量30GBでは主に下記のような使用ができます。

使用例	10GBの使用目安	30GBの使用目安
Yahooトップページ観覧／回	約30,000ページ	約90,000ページ
テキストメール300文字程度／通	200万通	600万通
写真添付メール／通	3,334通	10,002通
「YouTube」標準画質／時間	22.3時間	66.9時間
動画配信サービス「Netflix」HD画質／時間	7.7時間	23.1時間
ストリーミング再生音声「中」（192kbps）／時間	115時間	345時間
SkypeLINE音声通話／時間	556時間	1,668時間

プラスエリアモードで月間30GBを使い切った後は通信速度が128kbpsに下がりますが、インターネットがまったく使えなくなるわけではありません。

また、プラスエリアモードから利用エリアは狭まりますが、スタンダードモードに切り替えれば速度制限なしで使用を継続できます。

プラスエリアモードは有料で速度制限もあるため、普段はスタンダードモードで使用して必要に応じてプラスエリアモードに切り替えて使うほうが良いでしょう。

ホームルーターとモバイルルーターの評判

JCOM WiMAXで利用できる端末は決められており、最新機種のみ取り扱っています。

JCOM WiMAXでは2023年7月5日にプラン刷新が行われ、新しい5Gサービスである5G SA（従来の5Gよりも高速大容量の通信）に対応した最新機種の扱いを開始しました。

JCOM WiMAXで契約できるのは5G SA対応のプランのみで、5G SAに対応している端末はホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13とモバイルルーターのSpeed Wi-Fi 5G X12の2機種のみです（2023年7月17日時点）。

ホームルーターとモバイルルーターでそれぞれ旧機種と比較してみましょう。

ホームルーターの新旧機種の大きな違いは通信速度です。

製品名	Speed Wi-Fi HOME 5G L13	Speed Wi-Fi HOME 5G L12	Speed Wi-Fi HOME 5G L11
JCOM WiMAX での取り扱い	○ 端末代金：10,780円（※1）	×	×
メーカー名	ZTE Corporation	NECプラットフォームズ	ZTE Corporation
発売日	2023/6/1	2021/11/5	2021/6/4
最大通信速度 （受信/送信）	4.2Gbps/286Mbps（※2）	2.7Gbps／183Mbps	2.7Gbps／183Mbps
サイズ	約W100×H207×D100㎜	約W101×H179×D99mm	約W70×H182×D124mm
重量	約635g	約446g	約599g
最大接続可能数	WiFi：32台 有線LAN：2台	WiFi：40台 （5GHz：20台＋2.4GHz：20台） 有線LAN：2台	WiFi：30台 有線LAN：2台

Speed Wi-Fi HOME 5G L13は最大通信速度が向上しており、5G SAの提供エリアでは下り4.2Gbps、上り286Mbpsです。

モバイルルーターの場合も同様にSpeed Wi-Fi 5G X12は最大通信速度が高いですが、旧機種にも特徴的な部分があります。

製品名	Speed Wi-Fi 5G X12	Speed Wi-Fi 5G X11	Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
JCOM WiMAX での取り扱い	○ 端末代金：10,780円（※1）	×	×
メーカー名	NECプラットフォームズ	NECプラットフォームズ	Samsung
発売日	2023/6/1	2021/10/15	2021/4/8
最大通信速度 （受信/送信）	3.9Gbps／183Mbps（※2）	2.7Gbps／183Mbps	2.2Gbps／183Mbps
サイズ	約W136×H68×D14.8mm	約W136.0×H68.0×D14.8mm	約W147×H76×D10.9mm
重量	約174g	約174g	約203g
連続通信時間	初期設定時：約 540分	初期設定時：約490分	初期設定時：約1,000分
ディスプレイサイズ	約2.4インチ	約2.4インチ	約5.3インチ
最大接続可能数	WiFi：16台 USB：1台	WiFi：16台 USB：1台	WiFi：10台 USB：1台

例えば、Speed Wi-Fi 5G X12と比較してGalaxy 5G Mobile Wi-Fiは連続通信時間が2倍近くになっていたり、ディスプレイサイズが大きくて見やすかったりといった特徴があります。

新機種とはいえすべての面で優れているとは限らず、旧機種のほうが利便性で上回ることもあります。

また、どちらの新機種も旧機種より最大通信速度が大きく向上していますが、その速度を発揮できる5G SAの対応エリアが一部に限られており詳しいエリアマップの公開もないため、現時点ではそのメリットを得にくいでしょう。

JCOM WiMAXでは端末をお試しできるサービスはなく一括購入に限られてるため、費用をかけずに使用感を確認する手段はありません。

端末を選ぶときは予算や将来性を考え、場合によっては旧機種を選ぶために他のWiMAXを検討してみても良いでしょう。

解約手続きや解約金の評判

JCOM WiMAXの現行プラン「JCOM WiMAX+5G S」は契約期間の縛りがなく、いつ解約しても解約金はかかりません。

すでに新規申し込みを終了していますが、JCOM WiMAX+5Gプランも同様に解約金はかかりません。

解約金の心配はなさそうですが、解約の対応には不安な点もあります。

契約解除の例ですが、電話とWebを行き来して辿り着けない場合もあるようです。

JCOMサポートによると、解約方法は次のように案内されています。

1　WEBページより解約の申し込み
2　担当者と解約手続き

ただし、解約の申し込みをしただけでは完了せずJCOMの担当者との電話連絡が必要です。

また、折り返しの連絡はすぐにかかってくるわけではなく、日時の調整が必要になり待ち時間も発生します。

解約を急いでいるときは、予定日に遅れないように早めに申し出たほうが良さそうです。

運営会社であるJCOMの評判

JCOMのサービスの質だけでなく、JCOMがどのような対応をしているかサポート面も気になるところでしょう。

JCOMはケーブルテレビやインターネット回線を中心にテレビ、スマートフォン、電気、ガスなどのさまざまなサービスを展開しており、複数の連絡先窓口があります。

・JCOMサポートWebサイト
・JCOMサポートTwitter公式アカウント
・MY JCOMアプリ

Twitter公式アカウントでは問い合わせ内容を送ると対応してもらえます。

例えば、以下のようにTwitterで質問を送るとJCOMのアカウントが回答してくれます。

ただし、Twitter専用の問い合わせフォームに誘導されるようで、個々の状況確認が必要な場合はその場で解決はできないようです。

また、機器の問い合わせでも状況の確認が必要なようで、フォームに誘導される場合もあります。

Twitterで対応するのは難しいようで結局は問い合わせフォームに誘導されるため、解決に至るまでには時間がかかってしまいます。

簡単な問題であればJCOMサポートから検索し、解決が難しそうならJCOMサービス利用者向けアプリのMY JCOMから直接問い合わせたほうが良さそうです。

JCOM WiMAXは繋がらない？考えられる原因と対応

JCOM WiMAXは通信障害、接続環境、ルーターの問題などがさまざまな原因で繋がらなくなる場合があります。

ここからは、JCOM WiMAXが繋がらないときの対応方法を原因別に紹介していきます。

通信速度が遅くなった場合は速度制限や回線の混雑の可能性が高く、外出先で繋がらない場合は現在地がWiMAXのエリア外や通信環境が悪い場所かもしれません。

原因がわからない場合は通信障害や端末の故障の可能性もあるので、JCOMサポートなどに問い合わせてみましょう。

速度制限下で繋がらない

プラスエリアモードを使用中に通信速度が極端に遅くなっている場合、速度制限がかかっている可能性が高いです。

プラスエリアモードは月間でデータ容量30GBの使用上限があるため、通信モードを変更せずに上限まで使い続けた場合は下り上りともに最大通信速度が128kbpsに落とされます。

そのため、気づかずにプラスエリアモードで使い続けていると速度制限にかかってしまいます。

プラスエリアモードとスタンダードモードの切り替えは端末から操作が可能です。

通信モードの切り替え方法
・モバイルルーター：ディスプレイを操作して設定
・ホームルーター　：ブラウザ経由でルーターにアクセスして設定

また、以下の場合も速度制限がかかることがあります。

スタンダードモードでの利用の場合、月間の通信量に上限はありません。ただし、ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

引用元：JCOM WiMAXサポート　JCOM WiMAX　よくある質問

ネットワークの継続的な高負荷等が発生した場合、状況が改善するまでの間、サービス安定提供のため速度制限を行う場合があります。
サービス品質維持および設備保護のため、24時間以上継続して接続している通信を切断する場合があります。

引用元：JCOM WiMAX公式サイト　重要事項説明書

長時間の連続使用やJCOM WiMAXの混雑状況でも速度制限がかかるようです。

月間30GB以上のデータ容量を使う予定がある場合はスタンダードモードに切り替えて、大量のデータ通信を行う場合には気を付けるようにしましょう。

また、プラスエリアモードへの切り替えを無効にできる端末設定があるので、追加料金が気になる場合は無効化しておけば誤操作で費用がかかることはありません。

通信障害で繋がらない

通信速度が遅くなったり、まったく繋がらなくなった場合はWiMAX回線で通信障害が起こっている可能性があります。

WiMAXではWiMAX2+、au 5G、au 4G LTEの3つのネットワークを利用できますが、いずれかで障害が発生している可能性が考えられます。

利用するネットワークは自動的に切り替わりますが、他のネットワークの通信エリア外であったり、大規模な通信障害が起こっていたりして接続できないのかもしれません。

接続中のネットワークの種類は端末で確認しましょう。

接続しているネットワークの確認方法
・モバイルルーター：ディスプレイ上に表示
・ホームルーター　：ブラウザ経由でルーターにアクセスして確認

機種によっては5G（au 5G）か4G（au 4G LTE、WiMAX2+）のどちらかでしか表示されませんが、どのネットワークに接続しようとしているかがわかります。

表示されない場合は通信ができていない可能性が高く、もし通信障害が起こっている場合は、回線提供元であるUQ WiMAX、auから障害情報が公表されます。

スマートフォンや自宅など別のインターネット回線が利用できるなら障害情報を見たり、JCOMサポートへの問い合わせをしてみましょう。

WiMAX2+の障害情報
・UQ WiMAX　障害情報
・UQ WiMAX　工事のお知らせ
au 5G、au 4G LTEの障害情報
・au　障害・メンテナンス情報
JCOMの障害情報
・JCOM　障害・メンテナンス情報

障害情報は次の手順で確認してみましょう。

1．UQ WiMAX、auの障害情報を確認
大規模な障害であれば障害情報のページに目立つように表示されている場合があります。

また、同じWiMAX回線を利用する他のプロバイダも影響を受けている可能性が高く、WiMAXが繋がらないという報告がSNSに上がることもあります。

障害情報や報告が挙がっていない場合は一部地域のメンテナンスの可能性があるので、同じくUQ WiMAX、auのページから確認してみてください。

2．JCOMの障害情報を確認
JCOMの障害情報やメンテナンスも影響することもあるので目を通しておきましょう。

3．JCOMサポートに問い合わせ
情報が見つからない場合はJCOMサポートのTwitterアカウントを確認してみましょう。

すでに別の利用者が問い合わせている可能性もありますし、見つからなければ自分で問い合わせることもできます。

JCOMサポートは電話窓口もありますが障害発生時は混雑する可能性が高いため、できれば障害情報のページで情報を得るようにしましょう。

混雑する時間帯で繋がらない

JCOM WiMAXでは利用が集中していると通信速度が制限されることがあります。

ネットワークの混雑回避のため、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

引用元：JCOM WiMAX公式サイト　よくあるご質問

JCOM WiMAX自体の直近の速度報告はなくWiMAXプロバイダとしての状況は判断できませんが、WiMAX回線の利用状況であれば他社のWiMAXの速度報告を参考にできます。

WiMAX回線の時間帯ごとの平均通信速度は下記の通りで、昼から夕方にかけて通信速度が低くなり、朝方や深夜は高くなる傾向です。

利用時間帯	下りの平均通信速度	上りの平均通信速度
朝（5:00~8:59）	99.4Mbps	16.45Mbps
昼（12:00~12:59）	74.91Mbps	13.09Mbps
夕方（16:00~18:59）	74.16Mbps	12.38Mbps
夜（20:00~22:59）	73.36Mbps	13.51Mbps
深夜（0:00~4:59）	133.74Mbps	19.46Mbps

また、下りの平均通信速度は夜間が最も低いです。

昼から夜の間（12～23時）は通信速度が低下している可能性が高いと考えておきましょう。

利用エリアや周辺環境が悪く繋がらない

利用場所がJCOM WiMAXが利用可能なエリアかどうかは、エリアマップから調べられます。

5Gと4G（4G LTEまたはWiMAX2+）のどちらかの通信エリア内であればWiMAXの通信が可能です。

JCOM WiMAX+5G Sの対応エリア

最初はスタンダードモード利用時のエリアマップになっていますが、プラスエリアモードに切り替えた場合の利用エリアもマップで把握できます。

ただし、通信エリア内であっても周囲の物理的な環境が影響して繋がらないこともあります。

通信に電波を利用しているため、WiMAXのサービスエリア内であってもトンネル・地下・屋内・ビルの陰・山間部等の電波の届かない場所ではご利用になれません。また、利用中に電波状態の悪い場所に移動した場合は、通信が切れる場合があります。

引用元：JCOM WiMAX公式サイト　よくあるご質問

また、周囲の電波の影響を受けるため、WiFi利用の混雑、自他のBluetoothなどが原因で繋がりにくくなることがあります。

WiFiでの通信は他のWiFi、Bluetooth、電子レンジなど各種電波の干渉を受ける性質があり、速度低下の原因になります。

引用元：UQ WiMAX公式サイト

繋がりにくい場合は使用場所を変えると解消することもあるので、移動してから試してみましょう。

ルーターの不調や故障で繋がらない

JCOM WiMAXが繋がらない理由として、ルーターの不調も考えられます。

簡単にできる対応方法にはルーターの再起動があり、起動後に状況が改善することもあります。

改善されない場合は、本製品のリセットや、本製品の電源オフ後にSIMカードを抜き差しし、その後本製品の電源をオンにすることで改善する場合もあります。

引用元：JCOM WiMAX 設定ガイド Speed Wi-Fi HOME 5G L13

再起動しても状況が変わらずまったく繋がらない場合は、ルーターの故障の可能性も考えられます。

JCOMではルーターの故障には対応してもらえないため、auに問い合わせるかメーカー保証で対応するしかありません。

メーカー保証期間は、端末発送日から1年間です。
端末到着後15日目以降（端末発送日から1年以内）の故障・不具合は、お手数ですが、お客さまご自身で最寄りのauショップに修理依頼をお願いいたします。訪問前にauショップにお問い合わせ・ご予約いただき、修理のお手続方法やご持参必要なものをお確かめください。
なお、JCOMでは代替品の貸与、新端末への交換などは承っていませんのであらかじめご了承ください。

引用元：JCOMサポート　JCOM WiMAX　よくある質問

14日以内の初期不良はJCOMにて交換してもらえます。

端末到着後14日目までを「初期不良交換期間」とします。
端末到着後14日目までの故障・不具合は、お手数ですが、カスタマーセンターにお問い合わせください。
端末不具合と確認できましたら、端末交換いたします。

引用元：JCOMサポート　JCOM WiMAX　よくある質問

故障かどうか判断がつかない場合は、ルーターや接続端末（スマートフォンやパソコン）の設定の可能性もありますので、JCOMサポートの問い合わせフォームやTwitter公式アカウントから相談してみましょう。

JCOM WiMAX+5G Sのキャンペーンや料金割引

JCOM WiMAXがお得になるキャンペーンや料金割引を紹介していきます。

現時点で展開されているキャンペーンや割引は4つです。

キャンペーン、割引	メリット	主な 条件
月額料金割引	初月無料 月額料金割引：620円	適用は1回のみ
端末代金割引	端末代金割引：16,720円	適用は1回のみ 2023年11月30日まで
JCOM MOBILEのデータ盛	JCOM MOBILEのデータ容量を増量	JCOM MOBILEの契約
auまたはUQモバイルとのセット割引	auまたはUQモバイルの月額料金割引： 1,100円 プラスエリアモード無料	auまたはUQモバイルの契約

特に、月額料金と端末代金の割引は同時に適用でき、新規利用の場合は費用を大きく抑えられます。

また、auまたはUQモバイルとのセット割引は他社のWiMAXでも行われているキャンペーンですが、WiMAXの有料オプションが無料になるメリットがあるので適用対象になるならチェックしておきましょう。

月額料金の割引と初月無料

JCOM WiMAXでは、月額料金の割引と初月無料キャンペーンがあり、13ヶ月間お得に利用できます。

基本月額料金は4,950円ですが、初月無料と12ヶ月の620円割引があり、総額で12,390円お得になります。

初月無料はJCOM WiMAXの利用を開始した月に適用され、利用が遅れても端末発送から10日後からは利用開始日とみなされます。

JCOM WiMAXでは月額料金の日割りはないため、月初に開始したほうがよりお得です。

また、14ヶ月目以降は基本月額料金に戻りますが、同時期の料金は他社と比較して高いため料金差が広がります。

プロバイダ名	14ヶ月目の月額料金	割引期間（初月含む）
JCOM WiMAX	4,950円	13ヶ月
GMOとくとくBB WiMAX	4,334円	36ヶ月
カシモWiMAX	4,378円（旧機種） 4,818円（新機種）	1ヶ月
Broad WiMAX	3,773円	37ヶ月
BIGLOBE WiMAX	4,928円	25ヶ月

なお、月額料金の割引が適用されるのは1回のみで、1度適用した後の再申し込みでは割引されません。

月額料金の割引はメリットですが、他社のWiMAXと比べると割引期間の短さが目立ちます。

ルーターの同時購入で端末代金割引

JCOM WiMAXでは端末代金の大きな割引があり、お得に購入できます。

元々の購入代金である27,500円が10,780円で購入できるので、16,720円お得になります。

JCOM WiMAXで購入できる端末は最新機種であり、ホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13、モバイルルーターのSpeed Wi-Fi 5G X12のどちらも割引対象です。

お得な割引にも関わらず、適用条件は簡単で特別な手順は必要ありません。

端末代金割引の適用の条件
・WiMAXの申し込みと同時に端末を購入
・2023年11月30日までの申し込み
・初回の申し込みのみ適用

初回の購入が条件のため、プラン切り替えや端末変更のために再申し込みした場合は適用されません。

JCOMモバイルのデータ容量を増やせる「データ盛」

JCOM MOBILEのスマートフォンを利用中の場合にメリットがあるキャンペーンです。

JCOM WiMAXを契約すれば、JCOM MOBILEの料金はそのままでデータ容量の上限を最大10GB増やせます。

現在のプランと増量後のデータ容量
1GBプラン→5GB
5GBプラン→10GB
10GBプラン→20GB
20GBプラン→30GB

JCOM WiMAXとJCOM MOBILEの両方の契約があればキャンペーンは自動的に適用されるため、別途手続きは不要でJCOM MOBILEのデータ容量を増やせます。

ただし、メリットがあるのはJCOM MOBILE側だけで、JCOM WiMAXのデータ容量は関係しないので注意しましょう。

また、他社のスマートフォンを使っている場合は関係がないので、JCOM MOBILEを利用している場合のみお得になるキャンペーンです。

auまたはUQモバイルとのセット割引

auまたはUQモバイルのスマートフォンを利用中の場合、お得なメリットがあるキャンペーンです。

JCOM MOBILEは対象ではないので注意しましょう。

セット割引では、JCOM WiMAXとスマートフォンの両方に割引があります。

セット割引のメリット
・JCOM WiMAXのプラスエリアモード（月額1,100円）が無料
・auまたはUQモバイルの月額料金が1,100円割引

プラスエリアモードはスタンダードモードより広いエリアで利用できる月額1,100円の有料オプションですが、無料にできるのは大きなメリットです。

セット割引を適用するには、JCOM WiMAXを申し込んだ後にauまたはUQモバイルの割引サービスへの申し込みが別途必要になります。

auの場合はauスマートバリュー、UQモバイルの場合は自宅セット割「インターネットコース」への加入が必要で、各割引サービス自体に料金はかかりません。

他社のスマートフォン利用者には不要ですが、乗り換えを検討されている方は一考する価値があります。

JCOM WiMAX+5G Sを選ぶメリットは小さい

ここまでJCOM WiMAXの評判を紹介してきましたが、実際に利用するにあたってメリットがあるのか気になるかと思います。

JCOM WiMAXを選ぶメリットは次の5つです。

新しい5Gサービスへの対応は他社のWiMAXにもあるメリットですが、その他のメリットはJCOM WiMAXだけの特徴です。

JCOM WiMAXは月額料金が高いですが、端末代金割引の影響で8ヶ月未満であれば総額料金が他社のWiMAXよりも安くなる特徴があります。

さらに、ルーターから離れた場所でも繋がりやすくできるWiFi機器で安くレンタルできるのは他にはないメリットです。

支払い方法に口座振替を選べるのはJCOMサービスの利用者だけですが、その他のメリットはJCOMの利用がはじめてでも受けられます。

JCOMサービスの利用者でない場合も参考にしてみてください。

JCOM WiMAX+5G Sは5G SAに対応したプラン

5G SAは従来の5Gよりも高速で低遅延なインターネット利用ができる新しい5Gサービスで、UQ WiMAXでは2023年6月1日から5G SA対応のWiMAXサービスの提供を開始しました。

今までの5Gは4Gの設備を共用していましたが、5G SAは5G専用の設備となり高速な回線を実現しています。

従来の5Gや4Gなどの回線エリアも利用できるので、5Gの上位互換といえるサービスです。

JCOM WiMAX+5G Sは5G SAの開始に伴って2023年7月5日からはじまったプランで、以前まで提供していた5Gプランは受付終了になり5G SA対応プランに一本化されています。

5G SA対応に伴い、利用できる端末は今のところ限られており、対応した機種でないと5G SAは利用できません。

短期間の利用なら料金が最安

JCOM WiMAXは、8ヶ月未満の利用であれば他社WiMAXプロバイダと比較して最安になります。

実質的な総額料金が安いGMOとくとくBB WiMAXとBIGLOBE WiMAXと比較してみましょう。

プロバイダ名	8ヶ月間の 月額料金	端末代金	契約事務手数料	解約金	解約までに かかる総額料金
JCOM WiMAX	29,876円	10,780円	3,300円	0円	43,956円
GMOとくとくBB WiMAX	27,577円	21,780円	3,300円	0円	52,657円
BIGLOBE WiMAX	22,869円	21,912円	0円	0円	44,781円

GMOとくとくBB WiMAXは高額なキャッシュバックが特徴ですが、受け取りまで11ヶ月かかるため短期間では解約までにかかる総額料金が安くなりません。

また、JCOM WiMAXは端末代金割引が大きく影響するため、8ヶ月間の利用では解約までにかかる総額料金が安くすみます。

8ヶ月未満と限定的な条件下でのメリットですが、端末を安く購入して乗り換える利用方法も考えられます。

JCOM会員専用の優待サービスを受けられる

JCOMでは同社のサービス契約者専用の優待サービス「Club Off」を提供しています。

Club Offは株式会社リロクラブが運営するサービスで、旅行やレジャー施設、ショッピングの割引優待が受けられます。

Club offの優待サービス
・宿泊費や航空チケットの割引
・家電量販店で使える割引クーポン
・レストランで使える割引や1品追加サービス

サービスのログインに必要なJCOMパーソナルIDは、JCOM WiMAXの契約後に別途登録すれば取得可能です。

なお、Club OffはJCOM WiMAXだけの特典ではなく、他のJCOMサービス契約者でも同様の優待サービスを受けられます。

JCOMサービスを利用中なら口座振替にできる

他のJCOMサービスを利用中の場合は、今使っている支払い方法をJCOM WiMAXと一本化できます。

支払い方法を口座振替にできるJCOMサービスがあり、対象サービスを利用中ならJCOM WiMAXも口座振替に変更が可能です。

公式サイトの案内によるとJCOM NET、JCOM電気、JCOMガスは口座振替が可能です。

ただし、JCOMは各地域の事業所ごとに契約ルールが異なり、受け付けている支払い方法が異なる場合もあります。

JCOMのグループ会社の一覧

事業所によって口座振替を選べるサービスが違っている場合があるので、申し込み前に契約ルール（加入契約約款）を確認しておきましょう。

JCOM WiMAXでは原則クレジットカード払いなので、口座振替は例外であることを認識しておきましょう。

家中つながるメッシュWi-Fiをレンタルできる

メッシュWi-Fiは、ホームルーターの利用範囲を広げることができる小型の通信機器です。

ホームルーターとの通信を中継することでWiFiの届く距離を延ばすことができ、部屋の1階2階や離れた部屋などで利用する場合に重宝します。

WiFi通信では、ホームルーターと接続機器との間に壁や遮蔽物があるとつながりにくくなり、同時接続数が多くなると通信速度が落ちる弱点があります。

親機であるホームルーターとメッシュWi-Fiの位置をうまく配置すれば、遮蔽物を避けて通信を安定させることが可能です。

メッシュWi-Fiはホームルーター購入時のみ利用可能で、1台で月額330円からレンタルできます。

メッシュWi-Fiの月額料金
1台目は330円。2台目以降は550円。最大5台までレンタル可。

ただし、メッシュWi-Fiはホームルーターとセットで使用する機器であり単独では使用できません。

また、インターネットの通信速度が速くなるわけではなく、WiFiの利用範囲を広げつつ通信速度の低下を防ぐ目的で使われます。

色々な部屋で常にインターネットを使いたいのであればともかく、ホームルーターはコンセントさえあれば移動しても使用できるので、無理にレンタルしなくても良いでしょう。

JCOM WiMAX+5G Sのデメリットとおすすめできない理由

JCOM WiMAXは他社のWiMAXに比べてデメリットが多いです。

特に料金や申し込みに関わる点が多く、他社のWiMAXのほうが魅力的に見えるかもしれません。

JCOM WiMAXは1年以上の長い利用になるほど他社よりも総額料金が高くなっていき、料金面のメリットは下がっていきます。

また、申し込みの手間や端末の発送が遅いなどの事情があり、他社の最短即日発送と比べると大きなデメリットです。

前章で紹介したメリットよりもデメリットが大きく見えるため、総合的に見ておすすめできWiMAXプロバイダではありません。

割引込みでも実質総額料金が他社と比べて高い

JCOM WiMAXは実質的な総額料金が他社のWiMAXと比較して高くなります。

どのくらいの差があるのかを月額料金、端末代金、契約事務手数料、キャッシュバック、割引料金などを含めた実質総額料金で他社と比較してみましょう。

プロバイダ名	1年間の実質総額料金	2年間の実質総額料金	3年間の実質総額料金
JCOM WiMAX	61,028円	119,746円	179,146円
GMOとくとくBB WiMAX	48,233円	99,691円	151,699円
BIGLOBE WiMAX	57,849円	97,053円	156,189円
UQ WiMAX	74,316円	133,034円	192,434円

1年間の実質総額料金では、最安のGMOとくとくBB WiMAXと比較して12,795円もの差があります。

JCOM WiMAXの元々の基本月額料金が高めで割引も13ヶ月間で終わるため、割引金額が大きく適用期間の長いGMOとくとくBB WiMAXやBIGLOBE WiMAXよりも実質総額料金は高いです。

JCOM WiMAXには端末代金割引がありますが、他社のWiMAXの割引金額のほうが上回っています。

JCOM WiMAXは端末代金が安いですが月額料金が割引を含めても高めなため、実質総額料金では他社のWiMAXと比較して劣ります。

キャッシュバックがない

JCOM WiMAXではキャッシュバックがないため、他社のWiMAXよりも実質総額料金が高いです。

特に、乗り換えキャンペーンを行っているGMOとくとくBB WiMAXとBroad WiMAXは、大きな金額のキャッシュバックがあります。

他社WiMAXのキャッシュバック金額の比較
GMOとくとくBB WiMAX（乗り換え）：最大40,000円（解約費へのキャッシュバック）
GMOとくとくBB WiMAX（新規）：25,500円
Broad WiMAX：最大19,000円（解約費へのキャッシュバック）
UQ WiMAX：最大17,820円（端末代金のキャッシュバック）

GMOとくとくBB WiMAXは、新規申し込みでも25,500円のキャッシュバックが適用されますが、これほど高額のキャッシュバックを受けられるWiMAXプロバイダは他にありません。

また、UQ WiMAXではUQモバイルとのセット利用で端末代金のキャッシュバックがあります。

JCOM WiMAXでもJCOM MOBILEとのセット利用で特典がありますが、料金の割引やキャッシュバックはありません。

JCOM WiMAXは端末代金の16,720円割引がありますが、それ以上の大きな割引がなく、他社WiMAXプロバイダと比較すると見劣りしてしまいます。

申し込み方法が面倒

JCOM WiMAXの申し込みはWebだけでは完結せず手間がかかります。

JCOM WiMAXの申し込みでは電話連絡の都合を合わせたり、書面の受け取りや返送が必要だったりと他社のWiMAXと比べて特殊です。

JCOM WiMAXの申し込み手順
1．申し込みフォームに登録
2．折り返しの電話連絡で申し込み確認
3．契約書面が届くまで待つ
4．契約書面に必要事項を記入して返送
5．端末の到着を待つ

一方で、他社WiMAXプロバイダの申し込み方法はどうでしょうか。

WiMAXの本家であるUQ WiMAXを例に見てみると、Web上で申し込みをして端末の到着を待つだけです。

UQ WiMAXの申し込み手順
1．申し込みフォームに登録
2．申し込み手続き完了メールが届く
3．端末の到着を待つ（最短2～3日）

できるだけ簡単に申し込みたい方や、すぐに利用したい方にとっては大きなデメリットでしょう。

端末のレンタルやお試しがない

WiMAX利用前に実際に試してみたいと思うかもしれませんが、JCOM WiMAXでは利用する端末のレンタルは行っておらず購入するしかありません。

端末を購入したあとでは途中解約しても購入代金は返金されないため、よく考えて購入する必要があります。

なお、初期契約解除制度を活用して契約を取りやめることもできますが、自分で申請書面を作成する手間や8日以内に書面を郵送しなければならない時間的制約もあるため、お試し目的で利用するものではありません。

仮に契約を解除しても全額返金されるわけではなく、契約事務手数料や無料分を除いた月額料金（利用開始日の翌月に契約解除した場合）は支払う必要があります。

使用感を試したい方に向けてUQ WiMAXはお試しサービスのTry WiMAXを提供しています。

5G SA端末はレンタルできませんが、WiMAXを15日間は無料で利用できるので、WiMAXを試しに使ってみたい場合は検討してみましょう。

端末代金が一括払いのみ

JCOM WiMAXでは、端末代金の支払いはクレジットカードによる一括払いです。

そのため、初月は月額料金に加えて端末代金の全額がかかり初期費用が高くなります。

JCOM WiMAXの初期費用
契約事務手数料：3,300円
月額料金：0円（初月のみ無料）
端末代金：10,780円（割引適用時）

一方で、分割払いを選べるWiMAXプロバイダもあります。

分割払いにできるWiMAXプロバイダ
・GMOとくとくBB WiMAX
・BIGLOBE WiMAX
・Broad WiMAX
・カシモWiMAX

上記のWiMAXプロバイダは分割払いでも実質年率0％で、結果的に一括払いと同じ金額で購入できます。

端末代金の一括払いは初期費用をおさえたい方にとっては負担になるでしょう。

ただし、端末を分割払いして支払い期間中に解約した場合、端末の残債を一括で支払う必要があるので、最初に一括で端末代金を支払うJCOM WiMAXは残債や解約タイミングを気にする必要はありません。

端末の発送が遅くすぐに利用できない

JCOM WiMAXでは、申し込み完了から端末が発送されるまで5営業日程度かかります。

利用開始日は即日と翌月の2つから選べます。

即日を選んだとしても手間のかかる申し込みの時間と端末発送の5営業日を合わせると、申し込みから少なくとも1週間以上は想定したほうがよいでしょう。

翌月を選んだとしても端末の発送は翌月1日から5営業日程度かかるため、翌月5日以降になると想定したほうが良いでしょう。

一方で、最短即日発送をうたっているWiMAXプロバイダもあります。

最短即日発送が可能なWiMAXプロバイダ
・GMOとくとくBB WiMAX
・BIGLOBE WiMAX
・Broad WiMAX
・カシモWiMAX
・UQ WiMAX

即日発送と比べてしまうとJCOM WiMAXは対応が遅く、急いでいる方にとってすぐに利用できないのはデメリットになります。

ただし、最短即日発送とうたっているWiMAXプロバイダであっても、あくまで「最短」当日発送なだけであり、確実に当日に発送されるわけではない点には注意が必要です。

選べる端末はホームルーターとモバイルルーターで各1種類だけ

JCOM WiMAXでは、ホームルーターとモバイルルーターそれぞれ1種類しか扱っていません。

JCOM WiMAXは5G SA対応プランのみで対応する端末しか選べず、2023年7月17日時点で対応している端末はSpeed Wi-Fi HOME 5G L13、Speed Wi-Fi 5G X12の2つです。

一方で、旧機種を取り扱うWiMAXプロバイダもあります。

旧機種は5G SAには対応していませんが、端末代金やプランの月額料金が安くなるメリットがあります。

UQ WiMAXは新機種と比較して旧機種の端末代金が安い
（旧機種）Galaxy 5G Mobile Wi-Fi：2円
（旧機種）Speed Wi-Fi 5G X11：5,940円

カシモWiMAXは新機種と比較して旧機種の月額料金が安い
（新機種）Speed Wi-Fi 5G X12、Speed Wi-Fi HOME 5G L13：4,818円
（旧機種）Galaxy 5G 5G X11、Speed Wi-Fi HOME 5G L11：4,378円

初期費用や月額費用をおさえたいなら、旧機種を安く購入できるWiMAXプロバイダのほうが良いでしょう。

なお、他社のWiMAXプロバイダでも5G SAに対応しない旧機種はいずれ取り扱いがなくなる可能性もあるので、端末代金を安くおさえたい場合は早めに検討しておきましょう。

JCOM WiMAXと比較しておすすめできるWiMAXプロバイダ

JCOM WiMAXはおすすめできないですが、前節のJCOM WiMAXのデメリットで挙げたような問題を解消する特徴的なWiMAXプロバイダもあります。

ここからは、JCOM WiMAXよりもおすすめできるWiMAXプロバイダの特徴や選ぶメリットを紹介していきます。

プロバイダ名	1年間の実質総額料金	最短即日発送	支払い方法
JCOM WiMAX	61,028円	×	クレジットカード 口座振替（※1）
GMOとくとくBB WiMAX	48,233円	○	クレジットカード
カシモWiMAX	52,866円	○	クレジットカード
Broad WiMAX	78,485円	○（※2）	クレジットカード 口座振替
BIGLOBE WiMAX	57,849円	○（※2）	クレジットカード 口座振替
UQ WiMAX	74,316円	○（※2）	クレジットカード 口座振替

JCOM WiMAXでは利用開始まで時間がかかることが大きなデメリットでしたが、紹介する他社のWiMAXではすべて最短即日発送が可能です。

実質総額料金でみるとキャッシュバック金額が大きいGMOとくとくBB WiMAXが一番安く、旧機種が選べて端末代金やプランが安くなるカシモWiMAX、UQ WiMAXも条件によって安くできます。

また、条件なしで口座振替が選べるところではBroad WiMAX、BIGLOBE WiMAX、UQ WiMAXがあります。

各WiMAXプロバイダでそれぞれ強みが異なるのでWiMAX選びの参考にしてみてください。

実質総額料金が安いGMOとくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB WiMAXの特徴
・25,500～40,000円のキャッシュバックがある
・3年間の月額料金の割引がある

GMOとくとくBB WiMAXは大きな金額のキャッシュバックが特徴です。

乗り換え時はキャッシュバック金額が最大40,000円になり、さらに月額料金もWiMAXプロバイダ全体で比較しても安い部類であり、実質総額料金は最安です。

JCOM WiMAXと比較すると、その差は大きく27,295円も安くなります。

また、新規申し込みの場合でもキャッシュバック金額は25,500円と大きく、実質総額料金はJCOM WiMAXよりも12,795円のお得です。

プロバイダ名	月額料金 初月/1～12ヶ月目	端末代金	キャッシュバック	実質総額料金
GMOとくとくBB WiMAX	1,089円 3,784円	27,720円	-25,500円	44,933円
JCOM WiMAX	0円 4,268円	10,780円	なし	57,728円

ただし、キャッシュバックは11ヶ月後に手続きが必要なため受け取りを忘れないように注意が必要です。

また、申し込みページによってはキャッシュバック適用されないことがありますので、お得に申し込みたい方は間違えないように下記のリンクから進んでください。

Galaxy 5G Mobile Wi-Fiが利用できるカシモWiMAX

カシモWiMAXの特徴
・3年間の利用で端末代金を実質0円にできる
・旧機種を選ぶと端末代金と月額料金を下げられる

カシモWiMAXの月額料金は初月の割引があり、以降は金額が変わらずシンプルでわかりやすい料金プランです。

端末代金は一括払いだと21,780円ですが、分割払いにして3年利用すれば実質0円にできます。

3年未満の解約では残債の支払いが必要ですが、契約期間に応じて安くなるため長く利用するほどメリットが大きいです。

また、モバイルルーターとして特徴のあるGalaxy 5G Mobile Wi-Fiを取り扱っています。

連続使用時間が長く持ち運びに適したモバイルルーターで、旧機種のためプランの月額料金も安くなるメリットもあります。

長期間の利用を考えている場合はカシモWiMAXを検討してみてください。

乗り換えのキャッシュバックを早く受け取れるBroad WiMAX

Broad WiMAXの特徴
・乗り換え時に最大19,000円のキャッシュバックがある
・3年間の月額料金の割引がある
・支払い方法に口座振替を選べる

Broad WiMAXではプロバイダの乗り換えにかかる費用に対して最大19,000円のキャッシュバックを受け取れます。

キャッシュバックの受け取りは利用開始から6ヶ月後でありGMOとくとくBB WiMAXよりも短いです。

キャッシュバックの対象は解約金（契約解除手数料）であり、特に2022年7月の電気通信事業法改正前のプランでは高額な解約金がかかる場合もあるのでメリットが大きいでしょう。

乗り換えはWiMAXに限らず、自宅のインターネット回線やクラウドWiFiも対象になります。

一方で、初期費用が特殊で本来は20,743円かかるところを指定のオプションに加入することで0円にできます。

オプションは申し込み後に解約しても無効にはならないため、不要であればすぐに解約して大丈夫です。

回線サービスの解約金の高さに悩んでいる方には大きなメリットがあるので検討してみてください。

口座振替で支払いできるBIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAXの特徴
・月額料金の大幅な割引が2年間ある
・申込手数料が無料になる
・支払い方法に口座振替を選べる

BIGLOBE WiMAXは月額料金が初月無料と24ヶ月の割引が特徴です。

25ヶ月の割引で合わせて44,792円のお得になり、さらに今なら申込手数料3,300が無料になるクーポンがあります。

実質総額料金でJCOM WiMAXと比較するとBIGLOBE WiMAXのほうが安くなり、1年目で3,179円の差がつき、2年目では22,693円の差となり料金差が開いていきます。

プロバイダ名	月額料金	端末代金	契約事務 手数料	実質総額料金
BIGLOBE WiMAX	0円（初月） 3,267円（1～12ヶ月目） 4,268円（13～24ヶ月目）	21,912円	0円	57,849円（1年目） 97,053円（2年目）
JCOM WiMAX	0円（初月） 4,268円（1～12ヶ月目） 4,950円（13～24ヶ月目）	10,780円	3,300円	61,028円（1年目） 119,746円（2年目）

2年目までであれば月額料金の割引を最大限に活かせるため、2年近くの利用を見越しておいたほうがお得でしょう。

2年間の総額料金の安さと口座振替を選べることはBIGLOBE WiMAXのメリットです。

安心のWiMAX本家！お試しができるUQ WiMAX

UQ WiMAXの特徴
・旧機種の端末代金が安い
・最新機種の端末代金の大きなキャッシュバックがある
・支払い方法に口座振替を選べる
・15日間の無料お試しができる

UQ WiMAXは、WiMAX回線の提供元であるUQコミュニケーションズが運営しています。

WiMAX本家なのでもちろん5G SAに対応しており、最新機種や旧機種の取り扱いがあります。

新機種の端末代金のキャッシュバックが最大17,820円もあり、お得に5G SA対応のWiMAXが利用可能です。

キャッシュバックの適用にはauまたはUQモバイルの契約が必要ですが、すでに利用中の場合は大きなメリットです。

キャッシュバックが得られなくても、旧機種のGalaxy 5G Mobile Wi-Fiならクレジットカード払いにすることで端末代金が2円になります。

また、15日間を無料でお試しできるTry WiMAXサービスを行っており、これからWiMAXを始めたい方にピッタリです。

JCOM WiMAXの申し込み方法

JCOM WiMAXの申し込み方法を紹介していきます。

JCOM WiMAXの申し込みは手順が多く、日数もかかる点は把握しておきましょう。

1．申し込みフォームに登録
JCOM WiMAX公式サイトにアクセスし「お申込み」ボタンを押して、利用予定場所の郵便番号を入力します。

次に、必要事項を記入します。

また、折り返しの電話連絡を受けられる曜日と時間帯を選びましょう。

2．JCOMからの電話連絡
指定した曜日と時間帯にてJCOMから電話がかかってきます。
電話では、申し込み内容や手続きの確認があります。

3．JCOMから書類到着
登録した住所に申込書類が郵送されてきます。

4．JCOMへの書類返送
申込書類に記入してJCOMに返送します。

5．端末の受け取り
書類返送から端末の発送まで5営業日程度かかります。

ホームルーターとモバイルルーターの選び方

ホームルーターとモバイルルーターはそれぞれ特徴が異なるので、WiMAXの用途や利用シーンに応じて選びましょう。

モバイルルーターの特徴
・ホームルーターよりも小型のルーター
・持ち運びやすく、移動中や屋外でも気軽に使える
・バッテリーの充電が必要

ホームルーターの特徴
・据え置き型のルーターでモバイルルーターよりも大きいサイズ
・コンセントにつなぐだけで利用できる
・主に室内での利用に向いている
・旅先や出張先でも利用できる

屋外で利用するならモバイルルーター、屋内で利用するならホームルーターがそれぞれ適しています。

なお、メッシュWi-Fiのオプションはホームルーターを選ばないと表示されません。

端末代金はどちらも同じですが、端末購入後の機種変更は一度解約して再契約しなければならないので慎重に選びましょう。

JCOM WiMAXの申し込み時の注意点

申し込みフォームの入力をする上で注意すべきポイントが2点あります。

1つ目は端末発送希望日です。

端末発送希望日は「最短での発送」か「翌月最短日での発送」を選べますが、どちらも端末の発送まで時間がかかります。

「最短での発送」を選ぶと申し込み完了から起算して5営業日程度で発送されますが、申し込み時の電話連絡待ち時間や書面の受領と返送などに時間がかかるため、5営業日以上かかると思っておきましょう。

「翌月最短日での発送」を選ぶと翌月1日から5営業日程度での発送のため、利用できるのは翌月5日以降（土日祝日を挟む場合はそれ以上）になります。

なお、JCOM WiMAXでは利用開始日の月末までは無料なので、無料期間を長くしたい場合は「翌月最短日での発送」を選びましょう。

2つ目は契約書面の交付方法です。

電磁的方法での交付に同意しても書面は郵送されてきますので戸惑わなくて大丈夫です。

初期契約解除は書類の種類に関わらず契約書面の受領日から起算して8日以内なので、念のため気に留めておきましょう。

JCOM WiMAXの解約方法

JCOM WiMAXの解約は下記の手順で行います。

JCOM WiMAX+5G S、JCOM WiMAX+5Gであれば解約金はかかりませんが、JCOM WiMAX2+などの旧プランではかかるので注意しましょう。

また、契約直後であれば初期契約解除で契約を無効にでき、料金の返還も可能です。

ただし、契約書面の受領から8日以内に文書にて申し出る必要があるため、契約解除を前提に安易に申し込むことは避けましょう。

JCOM WiMAXの解約金

JCOM WiMAXの解約金は契約中のプランによって変わります。

JCOM WiMAX+5G SおよびJCOM WiMAX+5Gは解約金はかかりませんが、それ以前のプランはかかります。

JCOM WiMAX2+はすでに受付終了しているサービスですが解約金はかかるため、利用中の方は注意しましょう。

JCOM WiMAX2+の解約金
更新期間内→解約金がかからない
更新期間外→解約金がかかる（契約年数により変動）
・1年目：20,900円
・2年目：15,400円
・3年目以降：10,450円
※更新期間は更新月とその前月末日

可能であれば解約金がかからない契約の更新期間内に解約したほうがお得です。

もし、WiMAXの利用を継続したい場合は解約にかかる費用に対してキャッシュバックのあるGMOとくとくBB WiMAXやBroad WiMAXを検討してみても良いでしょう。

JCOM WiMAXの解約時の注意点

JCOM WiMAXの解約時の注意点は2つあります。

1つ目は解約にかかる費用です。

解約時にかかる費用
・解約月の月額料金：月額料金の満額
・解約金：0円

JCOM WiMAXは解約日の月末までは利用できるので、月額料金は日割りにはならず満額が請求されます。

また、解約には電話でのやり取りも必要で時間がかかるので、解約が翌月になって余計な料金がかからないように1ヶ月前には連絡したほうが良さそうです。

解約の手続きは、いつまでに連絡すれば良いですか？
ご連絡の目安として1ヶ月程度前までのご連絡をお願いします。

引用元：JCOMサポート　ご解約に関して

2つ目は端末の扱いです。

端末は一括払いで購入のため返却は不要です。

ただし、端末にセットされたUIMカードはJCOM WiMAX用に発行されたもので再利用はできませんので、自身で破棄しましょう。

初期契約解除とクーリングオフの方法

JCOM WiMAXではクーリングオフに似た制度である初期解約解除制度を利用して契約を解除できます。

初期契約解除を行うには、契約書面の受領日から8日以内に契約解除を書面にて申請する必要があります。

JCOM WiMAX+5G S 契約者は、 契約締結後書面を受領した日から起算して 8 日を経過するまでの間、法令の定めに基づき、文書により利用契約および 販売契約 の解除を行うことができます。 本項による契約の解除は、同項の文書を発したときにその効力を生じます。

引用元：JCOM WiMAX+5G S サービス利用規約

また、初期契約解除を利用した場合は端末購入の契約も同時に解除されるため、端末の返却が必要です。

契約者がその申込みの撤回または当該契約の解除を行った場合、契約者は JCOM WiMAX+5G 対応機器 を直ちに当社が指定する方法により返却する義務を負うものとします。

引用元：JCOM WiMAX+5G S サービス利用規約

申込みの撤回等を行った者は、実際に支払った料金等の還付を請求することができます。ただし、予め加入申込みの撤回をする意思をもって契約の申込みを行った場合等、契約の申込みをしようとする者に対する保護を図ることとする本条の規定の趣旨に反していると明らかに認められるときは、この限りではありません。

引用元：JCOM WiMAX+5G S サービス利用規約

支払った金額の返還は可能ですが初期契約解除の利用を前提にした素振りがあると返還されない可能性もあるため、あくまで保険として利用できる制度であると認識しておきましょう。

JCOM WiMAXへのよくある質問

JCOM WiMAXを検討中の方や、すでに利用中の方からよくある質問とその回答を紹介します。

ホームルーターの設置方法

SIMカードをセットして、電源プラグをコンセントにつなぐだけで利用できます。

JCOM WiMAXを利用できるエリア

対応エリアのマップから5Gまたは4Gに対応しているかを調べられます。

JCOM WiMAXの問い合わせ先

Web、電話、実店舗があります。

ホームルーターの設置方法

ホームルーターの設置は、SIMカードの取り付けとコンセントへの接続の2つの手順だけです。

1．SIMカードを取り付ける

JCOM WiMAXのSIMカードを、ホームルーターの下面にあるカードスロットに取り付けます。

SIMカードは表裏に注意しながら、下記の図を参考に差し込んでください。

2．コンセントに接続する

ホームルーターのACアダプタをコンセントに差し込み、ホームルーターの電源端子にACアダプタを接続すると、ホームルーターが起動します。

なお、電波状態が悪いと繋がらない場合があるので、基地局からの電波が届きやすい窓際や家電製品から離れた場所に設置しましょう。

また、ホームルーターは登録住所以外での使用を制限される場合がありますが、JCOM WiMAX+5G Sの利用規約には使用場所を禁じる記載はありません（2023年7月22日時点）。

JCOM WiMAXを利用できるエリア

JCOM WiMAXを利用できるエリアは日本全国に及び、詳細な地域は下記のリンク先の地図から調べられます。

JCOM WiMAX+5G Sの対応エリア

スタンダードモードとプラスエリアモードはどちらも5G、4G LTE、WiMAX2+の3つのネットワークを利用できますが、エリアは通信モードによって異なります。

なお、4Gエリアは4G LTEとWiMAX2+の両方を含んだエリアです。

ただし、エリア内でも電波が届きにくい位置にいると繋がらなかったり、5Gが届かずに4Gに繋がったりすることがあります。

サービスエリア内であっても、トンネル・地下・屋内・ビルの陰・山間部などの電波の届かない所ではご利用になれません。また、高地・高層ビルやマンション等の高層階等の電波状態の悪い所および気象状況によってはご利用になれないことがあります。

引用元：JCOM WiMAX公式サイト

5G通信は電波の性質上、4Gと比べて屋内への電波が届きにくいためサービスエリア内であっても5G通信のご利用ではなく、4G通信となる場合があります。

引用元：JCOM WiMAX公式サイト

屋外でも周囲の遮蔽物や電波の影響を受けるため、電波状態の良い場所への移動が必要な場合もあります。

JCOM WiMAXの問い合わせ先

問い合わせ先は下記の7種類があります。

○Web
・JCOMチャットサポート【自動応答】
・JCOMチャットサポート【オペレーター】（有人対応は9:00～18:00）
・Twitter公式アカウント
・LINE公式アカウント（使い方はこちら）
・MY JCOMアプリ
○電話
・カスタマーセンター　0120-999-000（9:00～18:00［年中無休］）
○実店舗
・ジェイコムショップ・窓口一覧

自分で調べられる場合は、自動応答のJCOMチャットサポートが気軽に使えて便利です。

サポートが必要な場合はオペレーター対応のJCOMチャットサポート、Twitter、LINE、MY JCOMアプリを利用しましょう。

対面を希望するなら近くのジェイコムショップに問い合わせできますが、電話受付のないところや来店予約が必要なところもあるので上記のジェイコムショップ・窓口一覧から確認してみてください。

まとめ：JCOM WiMAXはメリットが小さくおすすめできないWiMAXプロバイダ

この記事では、JCOM WiMAXの評判や特徴を紹介してきました。

JCOM WiMAXならではの特徴は次の5つです。

JCOM WiMAXだけのメリット
・8ヶ月未満だけの利用に限り安くなる
・JCOM会員専用の優待サービスを受けられる
・ホームルーターの利便性を上げるメッシュWi-Fiをレンタルできる

JCOMサービス利用者だけが得られるJCOM WiMAXのメリット
・JCOMサービスの支払い方法をまとめられる
・JCOM MOBILEのデータ容量を増量できる

8ヶ月未満で安くなったり、メッシュWi-FiをレンタルできたりなどJCOM WiMAXだけのメリットはありますが、JCOM WiMAXを一番に選ぶ理由としてはやや弱いです。

JCOM MOBILE利用者であればセット利用の特典を得られますが、JCOM WiMAXではなくても得られるメリットです。

また、料金形態や端末、申し込み対応など肝心な部分でのデメリットが大きいため、他社のWiMAXプロバイダと比べておすすめできません。

JCOM WiMAXのデメリット
・1年、2年と続けた場合の実質総額料金が高くなる
・申し込み手続きと端末の発送が遅れるためすぐに利用できない
・端末のレンタルやお試しができない
・端末代金の分割払いがない
・旧機種の端末が選べない

一方で、他社のWiMAXプロバイダのほうが料金やサービスの面で得られるメリットが大きいです。

JCOM WiMAXよりもお得で評判の良いWiMAXプロバイダがあるので、まずはそちらを先に検討したほうが良いでしょう。