BIC WiMAXとは、大手家電量販店ビックカメラの子会社である株式会社ラネットが、2009年に提供を開始したWiMAXサービスです。
大手家電量販店の子会社が手掛けるとあって、充実したキャンペーンやキャッシュバックがあるのではと期待する人がいるかもしれません。
しかし実際はそうではなく、最安価なWiMAXプロバイダと比較して料金が高額になる可能性があり、デメリットが多いためBIC WiMAXはおすすめできません。
- 他のWiMAXプロバイダより月額利用料が高い
- お得なキャッシュバックやキャンペーンがない
- WEBで申し込みができず、店頭申し込みに限定される
BIC WiMAXのサービス概要から料金、メリットやデメリットなどを踏まえ、おすすめしたいWiMAXプロバイダを紹介します。
BIC WiMAX:https://bic-ws.net/
\ ビッグカメラでWiMAXを契約するなら /
BIC WiMAXのサービス概要と評判
BIC WiMAXは、UQコミュニケーションズ社のWiMAX通信サービスを、ラネット社がMVNO事業者となり運営・提供しているサービスです。
全国のビックカメラ、ソフマップ、コジマの店頭で申し込みができます。
料金プランやオプションの選択、WiMAX端末の機種選びなど悩む要素は多く、店頭で話を聞く前に情報を仕入れたい人も多いと思いますので、以下のテーマでまとめました。
BIC WiMAXの料金プランについて
現在契約できるBIC WiMAXの料金プラン2種類を比較しました。
プラン | WiMAX+5G(BICギガ放題プラス) | WiMAX+5G SA(BICギガ放題プラスS) |
月額料金 | 1ヶ月目~25ヶ月目:4,268円 26ヶ月目~:4,950円 | 1ヶ月目~13ヶ月目:4,268円 14ヶ月目~:4,950円 |
端末料金 | 16,280円 | 5,500円 |
解約違約金 | なし | なし |
最低契約期間 | なし | なし |
最大下り速度 | 2.7Gbps | 4.2Gbps |
3年間の実質月額 | 5,019円 | 4,949円 |
3年間の実質総額 | 185,680円 | 183,084円 |
運営会社 | 株式会社ラネット |
データ通信量 | 無制限 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
開始月の日割り計算 | あり |
キャッシュバック | 11,000円(ポイント) |
プラスエリアモード | 1,100円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
端末発送 | 店頭受け取り |
法人契約 | あり |
- 月額利用料はどちらも4,268円(14ヶ月目以降4,950円)
- どちらのプランも最低利用期間、月間データ制限、月間データ内容制限(スタンダード)はなし
- BICギガ放題プラスSの端末料金が5,940円高いが、より高速通信可能な機種が利用できる
- 月間データ容量(プラスエリアモード)の上限は、BICギガ放題プラスSが15GB多い
2つのプランの差は選べるWiMAX端末とプラスエリアモードの月間データ内容制限です。
1点目のWiMAX端末ですが、BICギガ放題プラスで選択できるWiMAX Speed Wi-Fi HOME 5GL12とSpeed Wi-Fi 5G X11は、ともに受信速度が最大2.7Gbpsです。
一方、BICギガ放題プラスSではSpeed Wi-Fi HOME 5GL13は受信速度が最大4.2Gbps、Speed Wi-Fi 5G X12は最大3.9Gbpsで、通信速度に大きな差があります。
次に、2点目のプラスエリアモードの月間データ内容制限についてです。
WiMAX+5Gにはスタンダードモードとプラスエリアモードの2種類があります。
- スタンダードモード
- WiMAXで使用する標準の通信モード
- 3つの回線(WiMAX 2+、au LTE、au 5G)を組み合わせることで高速通信を実現
- 地下や屋内、山間などでは繋がりにくい
- 一定期間内に大量通信をした場合は混雑時間帯に速度制限がかかる可能性があるが、実質的に通信制限なし
- プラスエリアモード
- スタンダードモードより通信エリアが拡大された通信モードで月額1,100円の追加料金が発生
- 利用にはWiMAX端末の設定をプラスエリアモードに変更することで利用できる
- スタンダードモードの3つの回線に加え、プラチナバンド(au 4GLTE回線)が使える
- プラチナバンドにより地下や屋内で繋がりやすくなり、通信可能なエリアが拡張される
- 月間の通信データ容量が30GB(15GB)を超過すると、通信速度は128kbpsに制限される
プラスエリアモードの月間データ容量は、BICギガ放題プラスが15GBに対してBICギガ放題プラスSは30GBです。
地下や屋内利用が多い人は、繋がりやすくなるプラスエリアモードの利用機会が増えると思いますので、データ容量は多い方がよいでしょう。
スタンダードモードの利用が多く、最大受信速度が2.7Gbpsで満足ならWiMAX端末料金が安いBICギガ放題プラスで良いかもしれません。
しかし、BICギガ放題プラスSでは最大受信速度が4.2Gbpsの最新端末が利用でき、プラスエリアモードのデータ容量が拡張されたため、さらにインターネット利用が快適になります。
WiMAX端末の価格差以上の価値があると思いますので、BICギガ放題プラスSプランがおすすめです。
オプションについて
料金プランとは別に、BIC WiMAXの申し込み者が加入できるオプションもあります。
WiMAX端末の故障や紛失盗難時に補償してくれるオプションや、パソコンやインターネットに関するトラブルのサポートなど、不測の事態に備えて加入しておきたいオプションが準備されています。
オプション名 | 概要 | 月額利用料 |
---|---|---|
安心デバイス+ | WiMAX端末の物損や液晶割れ、水濡れ時に同一端末に交換してくれる | 418円 (初月無料) |
安心デバイス2+ | 安心デバイス+プラスに加えて、紛失・盗難も補償される ただし、紛失・盗難は有償であるため別途費用がかかる | 528円 (初月無料) |
安心サポート+ | WiMAXだけでなく、パソコンやインターネットの悩み・トラブルをサポート | 550円 (最大2ヶ月無料) |
この他にもU-NEXTやWEBROOT(ウィルス対策ソフト)、おうちサポートパックのオプションがあるようです。
安心デバイス+または安心デバイス2+を利用する際の注意点があります。
- 申し込み時のみ加入可能で後から加入不可
- 故障時は故障端末と新品の交換対応
- 故障時または盗難・紛失時に、利用端末が生産終了かつ在庫がない場合は代替品での補償
- 前回の故障交換申請から180日経過しないと再申請できない
- (安心デバイス2+のみ)盗難また紛失時の補償条件が設定されている
- 警察等の公的機関への届け出が必要
- 補償適用は補償請求日から起算して1年間で2回まで
- 1年間の補償回数に応じて負担金が発生(1回目が5,500円、2回目が7,700円)
自宅でWiMAX を利用する機会が多い人は、WiMAX端末の物損時に交換してくれる安心デバイス+、外出先でWiMAXを使用する機会が多い人は、物損に加えて紛失・盗難も補償する安心デバイス2+に加入しておくとよいでしょう。
WiMAX端末のラインナップ
WiMAX端末は、自宅に設置して利用するホームルーターと、携帯して外出先でも利用可能なモバイルルーターから選択できます。
2023年6月現在、選択できるWiMAX端末は以下の4種類です。
- ホームルーター
- Speed Wi-Fi HOME 5GL13:ZTEジャパン株式会社(以降ZTE製)
- WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5GL12:NECプラットフォームズ株式会社(以降NEC製)
- モバイルルーター
- Speed Wi-Fi 5G X12:NEC製
- Speed Wi-Fi 5G X11:NEC製
自宅で利用する場合は通信速度と同時接続数に優れるホームルーターを、外出先で利用する場合は軽量でバッテリーを備えるモバイルルーターを選択すると良いです。
BIC WiMAXで利用できるホームルーターと選び方
自宅でWiMAXを利用する場合は、複数人で同時に利用する人が多いため、通信速度と同時接続数が多いホームルーターを選択しましょう。
ホームルーターは、コンセントを指して電源を入れるだけで利用でき、光回線の工事不要で設置場所は自由に決められます。
モバイルルーターも自宅利用が可能ですが、ホームルーターに比べて通信速度が遅い場合があり、また利用中に充電するとバッテリーが劣化しやすくなります。
現在利用できるホームルータ―を比較します。
製品名 | Speed Wi-Fi HOME 5GL13 | WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5GL12 |
製造元 | ZTE製 | NEC製 |
端末代金 | 27,720円 | 21,780円 |
通信規格 | 5G(Sub6)/4G LTE/WiMAX 2+ | 5G(Sub6/NR化)/4G LTE/WiMAX 2+ |
最大通信速度 | 受信速度4.2Gbps 送信速度286Mbps | 受信速度2.7Gbps 送信速度183Mbps |
Wi-Fi規格(周波数帯) | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax 5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz) |
寸法(幅×高さ×厚さ) | 約100×207×100mm | 約101×179×99mm |
同時接続台数 | 32台 (LANポート2台、Wi-Fi最大30台) | 40台 (5GHz:20台+2.4GHz:20台) |
重量 | 約635g | 約446g |
有線LANポート | 2ポート | 2ポート |
料金プラン | BICギガ放題プラスS | BICギガ放題プラス |
- 最大通信速度
- 自宅利用では複数人が同時に利用する場合が多く、快適に利用するためにも最大通信速度は重要
- 同時接続数
- スマホやタブレット、PCなどを同時利用する機会のある人は、同時接続可能なデバイス数は多いほうが良い
ホームルーターの通信速度と同時接続数を比べてみます。
- 通信速度の受信速度差が大きく、4.2Gbpsと2.7GbpsでSpeed Wi-Fi HOME 5GL13が1.5Gbps速い
- 同時接続数は40台と32台でWiMAX Speed Wi-Fi HOME 5GL12がより多数のデバイスを接続可能
通信速度を重視するならSpeed Wi-Fi HOME 5GL13を、同時接続数を重視するならWiMAX Speed Wi-Fi HOME 5GL12が良いでしょう。
BIC WiMAXで利用できるモバイルルーターと選び方
次に、モバイルルーターを比較します。
モバイルルーターは電源を入れるだけでインターネット利用が可能で、クレードル(別売りの専用スタンド)を使用すると置くだけで手軽に充電ができるうえ、有線LAN接続ができます。
モバイルルーターは外出先で利用する機会が多いため、バッテリー使用時間が長く、軽量でコンパクトさに優れる機種が望ましいです。
製品名 | Speed Wi-Fi 5G X12 | Speed Wi-Fi 5G X11 |
製造元 | NEC製 | NEC製 |
端末代金 | 27,720円 | 21,780円 |
通信規格 | 5G(Sub6)/4G LTE/WiMAX 2+ | 5G(Sub6)/4G LTE/WiMAX 2+ |
最大通信速度 | 受信3.9Gbps 送信183Mbps | 受信2.7Gbps 送信183Mbps |
Wi-Fi規格(周波数帯) | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax 5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz) |
寸法(幅×高さ×厚さ) | 約136.0×68.0×14.8mm | 約136.0×68.0×14.8mm |
ディスプレイ | 約2.4インチ | 約2.4インチ |
バッテリー使用時間 | 連続通信時間:約540分(初期設定時) 連続待受時間:約420時間(初期設定時) | 連続通信時間:約490分(初期設定時) 連続待受時間:約400時間(初期設定時) |
同時接続台数 | 17台(USB接続1台を含む) | 17台(USB接続1台を含む) |
重量 | 約174g | 約174g |
電池容量 | 4,000mAh | 4,000mAh |
料金プラン | BICギガ放題プラスS | BICギガ放題プラス |
- バッテリー使用時間
- 外出先でバッテリー切れしないためにも、使用時間の長い機種が良い
- 重量と寸法
- 携帯して使用するため、軽量でコンパクトなほうが都合がよい
- 最大通信速度
- 外出先での動画視聴やWEB会議等を行う場合を考慮して、通信速度は速いほうが良い
モバイルルーターのバッテリー使用時間、重量と寸法、最大通信速度を比べてみます。
- バッテリー容量は2機種とも同じだが、連続通信時間が540分と490分でSpeed Wi-Fi 5G X12が50分長い
- 重量と寸法については、2機種で全く差がないためどちらを選んでも同じ
- 最大通信速度は受信速度に差があり、3.9Gbpsと2.7GbpsでSpeed Wi-Fi 5G X12が1.2Gbps速い
スペックに大差はありませんが、バッテリー使用時間と最大通信速度でSpeed Wi-Fi 5G X12が優れています。
BIC WiMAXの提供エリア
BIC WiMAXではWiMAX +5Gが利用できます。
WiMAX +5Gの提供エリアは47都道府県をカバーしており、日本国内の多数の場所でインターネット利用可能ですが、各都道府県の全域で利用できるわけではありません。
赤、オレンジ、黄色のいずれかが表示されている範囲は、WiMAX +5GまたはWiMAX 2+が利用できるエリアです。
マップを見ると、都心部を中心に提供されていることが分かります。
一方で、主に山間部などの緑で表示されている範囲は、WiMAX +5GまたはWiMAX 2+が未提供のエリアでありインターネットが利用できません。
そのため47都道府県で利用可能ですが、各都道府県の全域で利用できない点は注意が必要です。
BIC WiMAXの口コミや評判は?
これまでBIC WiMAXのサービスについて紹介してきましたが、実際に契約している人の口コミや評判を紹介します。
BIC WiMAXを実際に利用している人が、どのような評価を行っているのかは気になるところですよね。
そこで3つのテーマで評判をまとめましたので、参考にしてください。
・月額利用料が高い
・サポートの質がオペレーターによって異なる
・回線がつながらない・遅い
月額利用料が高い
BIC WiMAXの月額利用料の口コミを調査しました。
BIC WiMAXの月額利用料を安いという口コミは見受けられず、月額利用料に不満を感じる声が多いようです。中には、料金が高いと感じて解約する人も見られました。
そう言えばUQ WiMAXはギガ放題プラン(3年縛り)月額3,411円だけどビックカメラで契約しちゃうとBIC WiMAX扱いで(2年縛り)月額4,880円。
これ嫌らしいな。ビックカメラで契約するメリットとは。
引用:Twitter
※2023年6月時点ではギガ放題プラン(3年)およびギガ放題プラン(2年)は撤廃済
4年間BIC WiMAXを契約してましたが、2月でいっぱいで解約しました。
2年契約満了月なので金額を見直したところ他のWi-Fiに比べて割高なので、他に安いWi-Fiに契約するかauのパケット無制限プランに変更するか迷ってます。テザリングは30GBか。
とりあえず今月はパケット節約して生活します。
引用:Twitter
一方で、キャッシュバックがあり料金が安価なためGMOとくとくBB WiMAXに移行する人もいることが分かります。
BIC WiMAXの2年縛りが満了したので解約の電話したけど、やっぱりめっちゃ引き止められた。まぁ留まっても無料で最新端末に更新できるってだけで割損だから、キャッシュバックのあるGMOのサービスに移行します。
引用:Twitter
2023年6月時点の料金で比較すると、BIC WiMAXは3年利用で205,304円、GMOとくとくBB WiMAXは最大キャッシュバック適用で118,818円です。(詳細はこちらを参照ください)
これでは不満の声が多いのも納得です。
サポートの質がオペレーターによって異なる
WiMAXを利用するうえで、トラブルが発生することもあります。
「出先で急に使えなくなった」「WiMAX端末の電源が入らなくなった」など、不測の事態にオペレーターから受けられるサポートは大事ですよね。
そんなオペレータのサポートに関する評判を調査したところ、サポートに電話した際の評判はバラバラで、オペレーターによってサポートの質にばらつきがある印象でした。
Appleより、BICWiMAXの方がサポートセンターの対応がとても丁寧だった。
ただそれだけ。
引用:Twitter
BIC WiMAX繋がらなくなったのでサポートに電話した。担当者に全然繋がらず1時間も待たされた挙げ句出てきたのがまともに電話応答もできない出来損ないでどうにもならん。ちょっと前までは驚くほど丁寧な対応ができていたのに、いつからこうなった。もう解約したい。
引用:Twitter
サポート対応が丁寧で満足した声が複数あった一方で、応対の手際の悪さや電話の繋がりにくさに不満を漏らす声が少なくありません。
電話の繋がりにくさはある程度仕方のないことですが、対応したオペレーターの質によって満足度が異なる点は気になりますね。
回線がつながらない・遅い
WiMAXを利用するなら、当然インターネットを快適に利用したいですよね。
そこで通信速度に関する口コミを見てみると、インターネットにつながらずに困っている人や遅くて使いにくいとった声が見られました。
知り合いの店員の義理で、昔から使ってるけど、 料金が高くて繋がらない。 3日で10GB速度制限で18時から翌2時まで1Mbpsのはずが良くて 700kbps。 ところが速度制限かかって無くても 最近は時間関係無く繋がりもしない。テレワーク時代にしても酷すぎ。
引用:Twitter
これまで街中ならどこでも使えてそこそこ速い優秀なルーターだったBIC WiMAXが、ここのところ人権を喪失するレベルで遅い(Twitterしかできねえな)
引用元:Twitter
この口コミを受け、各WiMAXプロバイダの通信速度を比較してみたところ、調査時点ではBIC WiMAXの平均ダウンロード速度が一番遅い結果になりました。
WiMAXプロバイダ | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 |
---|---|---|
Broad WiMAX | 76.16Mbps | 19.45Mbps |
GMOとくとくBB WiMAX | 64.56Mbps | 11.24Mbps |
カシモWiMAX | 58.16Mbps | 14.4Mbps |
UQ WiMAX | 57.35Mbps | 9.61Mbps |
BIGLOBE WiMAX | 46.71Mbps | 9.75Mbps |
BIC WiMAX | 38.16Mbps | 8.96Mbps |
※WiMAX端末は全てSpeed Wi-Fi 5G X11の実測値
※平均ダウンロード速度順に表記
本来、どのWiMAXプロバイダもUQコミュニケーションズ社の通信サービスを利用しているため、通信速度や通信エリアは同一で、結果も大差はないと予想されます。
しかし、計測時間帯で差が生じるケースや、WiMAX +5Gのau 5Gエリアとau 4Gエリアで異なる実測値が得られる場合があるため、計測条件の違いが速度差に表れていると考えられます。
BIC WiMAXの平均ダウンロード速度は38.16Mbpsですが、一般的に高画質な動画視聴に必要な速度は30Mbpsとされています。
実測値の結果や口コミを見ると通信速度に不満があるように感じますが、実際はそうではなく快適に利用できる人が多いのかもしれません。
WiMAXを利用するメリットとデメリットとは?
ここで、WiMAXを利用するメリットやデメリットについて簡単に解説します。
これはどのWiMAXプロバイダのサービスでも同じことが言えます。
- メリット
- 光回線の工事不要で、すぐにインターネットが利用可能
- 持ち運びができ、全国幅広いエリアで利用可能
- モバイル回線の中では最も高速
- 通信制限がほとんどない(スマホに比べて規制が緩い)
- デメリット
- 山間部など、通信できないエリアがある
- 複雑な料金体系のサービスが多い
- 月額料金がかかるため、月々の固定費が増額
- 2年または3年の最低利用期間が設けられている場合がある
WiMAXは携帯できる高速なインターネット回線であり、申し込みを行うだけで誰でもすぐに使用開始できます。
多少のデメリットはありますが、仕事やプライベートで外出先からインターネットを使用する機会の多い人にとって、利用するメリットは大きいと思います。
BIC WiMAXのメリット
BIC WiMAXは店頭での申し込みが必要ですが、その分以下のようなメリットがありそうです。
- 店頭で店員に話を聞いて申込ができる
- 最短で申し込み当日から利用可能
店頭で申し込みを行うBIC WiMAXならではのメリットであり、店員の話を聞いて決めたい人やその日に持ち帰ってすぐ使用したい人にはおすすめです。
一方で利用者全員にとってのメリットとは言い難く、ご自身で調べて申し込みをするのが難しいと感じる人、急いでWiMAXを準備したい理由のある人に限定される点はご注意ください。
BIC WiMAX:https://bic-ws.net/
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店頭で店員に話を聞いて申し込みができる
BIC WiMAXは店頭で申し込む必要があるため、必ず店員と話をして申し込みすることになります。
WEBで申し込みが必要なWiMAXプロバイダの場合、全て自分自身で調査したうえで申し込み手続きを行う必要があり、WiMAXに明るくない人にとっては大変な作業です。
店頭に足を運ぶ手間はありますが、疑問は全て店員と会話して解消してから申し込みできるのはメリットと感じる人もいるでしょう。
余談ですが、申し込みにはクレジットカードと運転免許証などの本人確認書類が必要になりますので、お忘れなく持参ください。
最短で申し込み当日から利用可能
店頭で申し込みを行うと店員がその場で登録作業を行ない、登録作業完了後にWiMAX端末が渡されるため、申し込み当日からBIC WiMAXを使用できます。
WEB申し込みのWiMAXプロバイダでは、配送時間があるため使用開始日は必ず申し込みの翌日以降です。
申し込み当日からWiMAXを使用したい場合は、店頭ですぐに受け取りが可能な点はメリットがありそうです。
BIC WiMAXのデメリット
BIC WiMAXのメリットをご紹介しましたが、続いてデメリットを紹介します。
BIC WiMAX最大のデメリットは、乗り換えのキャッシュバックがないうえに月額利用料が高額な点であり、最安価なプロバイダとは3年間で最大80,000円以上の金額差が生じます。
WiMAXを検討するうえで利用料は重要になるため、この金額差は非常に大きなデメリットになっています。
また、店頭申し込みだけに限定されてWEB申し込みできないこと、店員による説明に頼って公式ページの情報量が少ないこともBIC WiMAXのデメリットに挙げられます。
ここから各デメリットを詳しく紹介します。
他のWiMAXプロバイダより料金が高い
BIC WiMAXの月額利用料が高く、他のWiMAXプロバイダより見劣りするためコスト面ではおすすめできません。
BIC WiMAXの場合、税込みで1~13ヶ月目が4,268円、14ヶ月目以降4,950円で金額設定されており、3年間で205,304円かかります。
一方、WiMAXプロバイダの比較でも載せていますが、最安価なプロバイダであるGMOとくとくBB WiMAXでは、3年間で118,818円に抑えられます。(ただし乗り換えキャッシュバックの適用が前提です)
最安価なプロバイダと比較して、3年間利用した場合は最大で86,486円も高くなってしまうため、BIC WiMAXの月額利用料がいかに高額なのかが分かります。
乗り換えのキャッシュバック特典がない
2023年6月現在、他のWiMAXからBIC WiMAXに乗り換える際のキャッシュバックはありません。
例えばGMOとくとくBB WiMAXでは、乗り換えに伴い最大40,000円のキャッシュバック特典があり、乗り換えにかかる違約金を実質的に負担してくれます。
また違約金がない場合も、25,500円のキャッシュバックがあります。
しかしBIC WiMAXではキャッシュバック特典はないため、お得に乗り換えることはできません。
WEBから新規申込ができない
BIC WiMAXは店頭申し込みのみであるため、店舗に行けない人にとってWEBで申し込みができないのは不便です。
近隣にビックカメラやソフマップがあればよいですが、都心部から離れた地域に住む人は店舗が近隣にない場合があり、店舗に行くのが大変な人もいるでしょう。
また、時間をかけて店舗まで足を運んだにも関わらず、本人確認書類やクレジットカードを忘れた場合は再来店が必要になる可能性もあります。
やはり店頭申し込みだけでは不便で、WEB申し込みできる方が便利なのは明らかです。
公式ページの情報が少ない
BIC WiMAXを利用したい人にとって、公式ページからキャンペーンやオプション等の情報はチェックしたいですよね。
しかしBIC WiMAXの公式ページでは、利用したい人にとって得たい情報が詳しく載っておらず、店頭に行かないと情報が得られません。
例えばキャンペーン内容を調べたくとも「詳しくは担当販売員まで」とだけ書かれており、キャンペーンの特典内容は公式ページからは見つけられません。
他にもオプションを簡単に紹介していますが、月額利用料や大まかな内容はわかるものの、どのような場合に補償されるのかはわかりません。
公式ページから詳細な情報が得られず、店舗で話を聞いたりサポート問い合わせを行うなど、情報収集だけで手間がかかるのは利用したい人にとってデメリットです。
キャンペーンやお得情報
BIC WiMAXにキャッシュバックはなく、キャンペーンについても店舗に行かないと詳細は分かりません。
キャンペーンは「最大33,000円分の特典」とだけ記載されていて、具体的な情報はわかりません。
しかし、Twitter上では一部店舗のキャンペーン情報が公開されていました。
またauやUQモバイルのスマホ契約者は、BIC WiMAXを契約することでお得な割引が適用されます。
少しでもお得にBIC WiMAXを利用するためにも、これらの情報をまとめましたので参考にしてください。
BIC WiMAX:https://bic-ws.net/
\ ビッグカメラでWiMAXを契約するなら /
ポイント還元と値引きで最大33,000円分もお得
BIC WiMAXの公式ページでは、ポイント還元と値引きを組み合わせて「最大33,000円分の特典」とあります。
Twitterで「BIC WiMAX キャンペーン」と検索すると、ビックカメラ柏店が実施したキャンペーンがヒットしました。
なお、サポートに問い合わせてもキャンペーン内容を把握されていませんでした。
どうやらビックカメラ柏店の独自キャンペーンのようなので、あくまで参考として考えてください。
このキャンペーンにある11,000円分のポイント還元は公式ページと同様ですが、異なるのは特定のWiMAX端末とウォーターサーバーをセットで契約すると最大27,000円の値引きが受けられる点です。
万人受けするキャンペーンとは言えませんが、ニーズがマッチする人にとってはお得なキャンペーンを店舗独自に行っているようです。
残念ながら他店舗の情報は検索できませんでしたが、近隣の店舗に電話問い合わせすることで公式ページよりお得なキャンペーンを入手できる場合がありますので、検討中の人はぜひ問い合わせてみてください。
auやUQモバイルとセットでお得に
BIC WiMAX単独ではあまりお得な利用方法がありませんが、auやUQモバイルのスマホを利用している場合、セット割引を適用することができます。
割引内容と適用条件をまとめましたので、auまたはUQモバイルのスマホ利用者は参考にしてください。
- 1に加え、2または3を申し込みしていること
- BIC WiMAXのWiMAX +5G指定ルーターで、「ギガ放題プラスS」または「ギガ放題プラス」を申し込み
- auスマホでスマートバリュー対象のプランを申し込み
- UQモバイルスマホで自宅セット割インターネットコースを申し込み
- BIC WiMAXはプラスエリアモード(月額1,100円)が無料
- auは月額最大1,100円の割引
- UQモバイルは月額最大858円の割引
BIC WiMAXの月額利用料は割引されませんが、スマホ料金が割引になりますのでauまたはUQモバイルのスマホ利用者はお忘れなく割引を適用ください。
他のWiMAXプロバイダとの比較
ここまで、BIC WiMAXは他のプロバイダと比較して高くなるとお伝えしてきましたが、他のWiMAXプロバイダとの金額差やサービスの違いを比較します。
ただし、WiMAXプロバイダごとに割引期間や割引額が異なり、安易に月額利用料を比較しても正しく比較できません。
そのため比較するにはは、2年間もしくは3年間利用時の合計金額から、キャッシュバック割引などを差し引いた「実質総額料金」を算出して比較します。
項目 | BIC WiMAX | ヨドバシWiMAX | GMOとくとくBB WiMAX | Broad WiMAX | BIGLOBE WiMAX | カシモWiMAX | UQ WiMAX | シンプルWiFi | エディオンネット | KT WiMAX (ケーズデンキ) | YAMADA Air Mobile |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月額利用料(参考) | 1~25ヶ月目:4268円 26ヶ月目~:4950円 | 1~25ヶ月目:4268円 26ヶ月目以降:4950円 | 契約月:1474円日割り 1~2ヶ月目:1474円 3~35ヶ月目:3784円 36ヶ月目以降:4444円 | 契約月:1397円 1~36ヶ月:3773円 37ヶ月目以降:4818円 | 契約月:0円 1~24ヶ月目:3267円 25ヶ月目以降:4928円 | 契約月:1408円 1ヶ月目~:4378円 | 1~13ヶ月目:4268円 14ヶ月目以降:4950円 | 1ヶ月目~:4290円 | 1~24ヶ月目:4268円 25ヶ月目~:4950円 | 1~13ヶ月目:4268円 14ヶ月目~:4950円 | 1~13ヶ月目:4268円 14ヶ月目~:4950円 |
2年間の実質総額料金 | 145,904円 | 100,000円 | 80,595円 66,095円(最大キャッシュバック適用時) | 97,369円 | 98,620円 | 109,780円 | 108,187円 | 110,550円 | 131,780円 | 110,000円 | 145,904円 |
3年間の実質総額料金 | 205,304円 | 159,400円 | 133,318円 118,818円(最大キャッシュバック適用時) | 153,205円 | 157,756円 | 162,316円 | 169,402円 | 162,030円 | 191,180円 | 177,584円 | 205,304円 |
最低利用期間 | なし | なし | 2年 | 2年 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
解約違約金 | なし | 日割り請求 | なし | ~24ヶ月目:3,883円 25ヶ月目以降:0円 | なし | なし (ただし、端末代の残債は別途支払いが必要) | 日割り請求 | なし | なし | なし | なし |
キャッシュバック | なし | ヨドバシカメラ商品券 10,000円分 | 乗り換えの違約金に応じる 20,000円未満:25,500円 20,000円以上:40,000円 | 乗り換えの場合は最大19,000円 | クーポンコード入力で 5,000円 | なし | 5,938円 | なし | なし | なし | なし |
お試しできるか | 可能だが、店舗内に限定 | なし | なし | なし | なし | なし | 15日間無料レンタル可能 | なし | なし | なし | なし |
WiMAXプロバイダを比較しましたが、どのプロバイダを選べばよいか悩む人向けに、4つのテーマでおすすめのプロバイダを紹介します。
最安価なWiMAXプロバイダは?
WiMAXを利用するうえで、一番気になるのはやはり金額です。
WiMAXプロバイダを比較したところ、最安価なプロバイダはGMOとくとくBB WiMAXであることが一目瞭然です。
- キャッシュバック適用で最大40,000円の割引
- 最低利用期間が設けられている
- 月額利用料が3段階に分かれており計算が複雑
- 解約に伴う違約金はなし
キャッシュバックが非常に大きく、乗り換えで違約金や端末の残債が税抜20,000円以上の場合は40,000円、税抜20,000円未満の場合でも25,500円の還元があります。
最大キャッシュバックを適用すると、2年間の利用で合計66,095円、3年間の利用で合計118,818円です。
WiMAXの料金を一番に考えている人は、GMOとくとくBB WiMAXで決まりでしょう!
家電量販店のWiMAXサービスでおすすめは?
ビックカメラ以外では、ヨドバシカメラ、YAMADAデンキ、エディオン、ケーズデンキがWiMAXサービスを提供しています。
プロバイダ | 実質総額料金(2年/3年) | キャッシュバック |
---|---|---|
ヨドバシカメラ (ヨドバシWiMAX) | 100,000円 159,400円 | 10,000円分のヨドバシカメラ商品券 |
YAMADAデンキ (YAMADA Air WiMAX) | 145,904円 205,304円 | なし |
エディオン (エディオンネット) | 131,780円 191,180円 | なし |
ケーズデンキ (KT WiMAX) | 110,000円 177,584円 | なし |
ビックカメラ (BiC WiMAX) | 145,904円 205,304円 | なし |
家電量販店のWiMAXでおすすめはヨドバシWiMAXです。
いずれのWiMAXにおいても、WiMAX端末は即日受け取りが可能で、最低利用期間や解約違約金は発生しません。
しかし、家電量販店のWiMAXサービスではヨドバシWiMAXが最も安価で、2年間で100,000円、3年間で159,400円です。
また、唯一キャッシュバック特典があり、10,000円分のヨドバシカメラ商品券がもらえます。
- 家電量販店が提供するWiMAXサービスでは最安価
- キャッシュバックとしてヨドバシカメラ商品券がもらえる
- 最低利用期間や解約違約金はなし
- 申し込み当日にWiMAX端末を受け取り可能
家電量販店のWiMAXを利用する場合、ヨドバシWiMAXを一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
ヨドバシWiMAX:https://yodobashi-wimax.com/
\ ヨドバシカメラでWiMAXを契約するなら /
WiMAXのプランが分かりやすいプロバイダは?
WiMAXの料金プランは分かりにくくて複雑なものが多いです。契約月が0円のプランや1~13ヶ月まで割引のプランなど、プロバイダによってさまざまです。
そんな中でシンプルWiFiだけは、契約初月からずっと変わらず月額4,290円で、最もシンプルな料金プラン設定をしています。
- 月額利用料は、契約月からずっと4、290円
- キャッシュバック、最低利用期間、解約違約金はなし
利用料金がよく分からず困る人はシンプルWiFiが良いかもしれません。
ただし、決して安価なプロバイダではないため注意が必要です。
シンプルWiFi:https://simple-wifi.jp/
\ 簡単なプランでWiMAXを利用するなら /
WiMAXをお試しできるプロバイダは?
いざWiMAXを申し込んでも、使いたい場所の電波が弱く快適に利用できなかったり、そもそも電波が入らなければ意味がありませんよね。
申し込み前にWiMAXをレンタルしてお試しできるなら、予め確認ができて安心です。
UQ WiMAXでは、WiMAX端末を15日間レンタルしてお試しできるTry WiMAXを提供しています。
WEBから簡単な申し込み手続きを行うと、レンタルのWiMAX端末が手元に届きます。
申し込みにはクレジットカード、メールアドレス、SMSまたはキャリアメールアドレスを準備してください。
郵送で返却する必要がありますが、送料はUQ WiMAX負担であり、期限内に対応できれば無料でレンタルできます。
(期限超過の場合は登録したクレジットカードからレンタル端末代の支払いが必要)
- WiMAX端末を無料でレンタルできるため、お試ししてから申し込みを検討できる
- 割引額は小さいが、キャッシュバック特典が準備されている
- 最低利用期間はないが、解約違約金は日割り計算で請求される
もし、じっくりWiMAXを使ってから申し込みを検討したい場合は、UQ WiMAXのTry WiMAXをご利用してみてください。
UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/
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BIC WiMAXの解約方法?
BIC WiMAXの申し込みは店頭に限定されていますが、解約方法はどうでしょうか?
実はBIC WiMAXの解約は店頭で受付されず、お客様サポートセンターに電話または書類郵送による解約手続きです。
電話は契約者本人からサポートセンターに電話すれば、解約日を当日~30日以内より指定できますが、書類郵送の場合は投函日から6営業日後~30日以内です。
各解約手続き方法について詳しく見ていきます。
電話での解約手続き
電話での解約手続きは、BIC WiMAX SERVICE お客様サポートセンターに電話してください。
- 契約者本人が受付時間(9時~21時)中にサポートセンターまで電話する
- 0120-99-5151(フリーダイヤル)
- 042-310-3710(携帯電話用)
- 契約ID、解約する旨と解約予定日等を伝える
- 指定した解約日で解約される
連絡した当日~30日後までの期間内で解約日の指定ができるようです。
書類郵送による解約手続き
電話以外に、書類郵送による解約手続きが可能です。
電話での解約手続きでは最短当日の解約が可能ですが、書類郵送の場合は最短で6日後の解約になります。
月末に投函してしまった場合は、解約日が翌月になるため月額利用料が余分にかかりますので、計画的に解約手続きを行ってください。
BIC WiMAXのよくある質問
BIC WiMAXのサービス概要、メリットやデメリットなどを紹介してきました。
ですが、これだけでは疑問点もあると思いますので、BIC WiMAXのよくある質問と回答をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:BIC WiMAXはおすすめできない
最後に、BIC WiMAXについて紹介した内容を振り返ります。
- キャッシュバック特典がなく月額利用料が高い
- キャンペーンやオプションなどの情報は店頭に行かないと得られない
- 通信速度が遅く、不満に感じる人がいる
- 店頭申し込みで当日から利用開始可能
今後はお得な割引やキャンペーン、公式ページの情報拡充など改善していく可能性はありますが、2023年6月時点ではBIC WiMAXの「強み」は少なく、おすすめはできません。
もしWiMAXプロバイダに悩まれているならば、最安価なGMOとくとくBB WiMAXやお試しレンタルができるUQ WiMAXなどを優先的に検討してもよいかもしれませんね。
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