2023年11月時点で、ポケット型WiFiは数多くのサービスから提供されています。
サービスごとにデータ容量や月額料金、キャンペーン内容が異なるため、全ての人に同じポケット型WiFiをおすすめすることはできません。
そこで、本記事では2023年11月時点で提供されているポケット型WiFiの種類をはじめ、用途別の選び方やおすすめのポケット型WiFiを紹介しています。
利用期間ごとのおすすめや海外対応の有無も取り上げているので、どのポケット型WiFiを契約するか検討中の方はぜひ参考にしてください。
結論:おすすめのポケット型WiFi
おすすめのポケット型WiFiはデータ容量や通信エリアの広さなど、求める特徴ごとに変わります。
その中でも重視している人が多いであろう特徴ごとに、おすすめのポケット型WiFiをまとめます。
ポケットWiFiに求める特徴 | おすすめのサービス | |
---|---|---|
月々のデータ使用量 | ~30GBまで | 「ZEUS WiFi」 |
~100GBまで | 「ギガWiFi」 | |
無制限 | 5G回線が使える「GMOとくとくBB WiMAX」 最安料金の「楽天モバイル」 | |
無料お試しができる | 「UQ WiMAX」 | |
基地局数とエリアの広さ重視 | 「ドコモのポケット型WiFi」 |
各サービスの詳細はポケット型WiFiのおすすめサービスでまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ポケット型WiFiを無制限とそれ以外に分けて比較
2023年11月時点で、ポケット型WiFiの種類はWiMAX、キャリア(ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル・)、クラウドWiFiの3つに大別できます。
これらの他にも、短期利用に適したプリペイド式ポケット型WiFiや、レンタルポケット型WiFiも存在します。
下表にて、それぞれのポケット型WiFiの特徴を大まかにまとめました。
サービス名 | WiMAX | 楽天モバイル | ワイモバイル | ドコモ | クラウドWiFi | ソフトバンク | プリペイド式 | レンタル※1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
回線の種類 | WiMAX | キャリア系 | キャリア系 | キャリア系 | クラウドWiFi | キャリア系 | –※2 | –※2 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 最大500GB※3 | 50GB※4 | 買い切り※5 | 無制限 |
下り最大速度 | 3.9Gbps※6 | 150Mbps | 2.4Gbps※7 | 4.9Gbps※8 | 150Mbps | 3.0Gbps※9 | 150Mbps | 2.7Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps※6 | 50Mbps | 1.1Gbps※7 | 110Mbps※8 | 50Mbps | 383Mbps※9 | 50Mbps | 183Mbps |
回線の種類 | 4G、5G | 4G | 4G、5G | 4G、5G | 4G | 4G、5G | 4G | 4G、5G |
利用期間 | おすすめの長期・短期 | 長期 | 長期 | 長期 | 長期 | 長期 | 短期 | 短期 |
※2 端末やプランによって異なる。
※3 サービスやプランによって異なる。2023年11月時点で500GBプランがあるのは大容量WiFiのみ。
※4 データ容量3GBプランと50GBプランがある。
※5 端末と同時に「1年間で100GB」など一定量のデータを購入する。データを使い切った後はいつでも追加購入できる。
※6 Speed WiFi 5G X12を使用した場合の最大通信速度。同端末の最大通信速度はどのプロバイダも同じ。
※7 Pocket WiFi® 5G A102ZTを利用した場合の最大速度。
※8 WiFi STATION SH-54Cを利用した場合の最大通信速度。
※9 Pocket WiFi® 5G A004ZTを利用した場合の最大速度。
データ使用量無制限プランを提供しているポケット型WiFiはWiMAX、楽天モバイル、ワイモバイル、ドコモの4サービスです。
4サービス以外ではデータ容量に制限があるポケット型WiFiがほとんどですが、短期レンタルのポケット型WiFiは制限があるプランと無制限プランの両方が存在します。
以降では、各サービスの特徴を詳しく確認していきます。
【無制限】WiMAX
WiMAXは多くのプロバイダから提供されている、UQコミュニケーションズの回線を利用したポケット型WiFiです。
WiMAXの主な特徴は5つあります。
・データ通信量が無制限
・通信速度はどのプロバイダも同じ
・月額料金やキャンペーン内容はプロバイダごとに異なる
・auのプラチナバンドが利用可能
・海外では使えない
どのプロバイダでも共通している特徴は、下り/上りの最大通信速度と、海外利用ができない点です。
一方で、プロバイダごとに月額基本料金やキャンペーンの内容が異なります。
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 3,500~4,500円程度 |
下り最大速度 | 3.9Gbps※ |
上り最大速度 | 183Mbps※ |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | できない |
キャンペーン | プロバイダによる |
日割り計算 | プロバイダによる |
解約違約金 | プロバイダによる |
WiMAXの月額料金は3,500~4,500円程度ですが、プロバイダによっては一定期間の割引やキャッシュバック等のキャンペーンを実施しているところもあるため、実際に負担する総額料金の比較は難しいです。
そのため、代表的なプロバイダの契約期間ごとにかかる実質総額料金を下表で比較しています。
プロバイダ名 | 1年間の実質総額料金 | 2年間の実質総額料金 | 3年間の実質総額料金 |
---|---|---|---|
BIGLOBE WiMAX | 57,816円 | 112,332円 | 180,708円 |
GMOとくとく BB WiMAX | 19,807円 | 81,055円 | 142,303円 |
カシモWiMAX | 57,244円 | 109,780円 | 162,316円 |
DTI WiMAX | 57,640円 | 107,800円 | 164,560円 |
Broad WiMAX | 42,138円 | 97,974円 | 153,810円 |
UQ WiMAX | 62,359円 | 125,059円 | 187,484円 |
表中の料金は全てキャンペーン適用後のもので、1~3年までの利用ならGMOとくとくBB WiMAXが最安です。
続いて、WiMAXの通信方法をみていきます。
WiMAXの通信方法は「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」の2つです。
通常の「スタンダードモード」から「プラスエリアモード」に切り替えると、auのプラチナバンドが利用できるようになります。
プラチナバンドを利用するメリットは、地下や屋内などの電波が届きにくい場所にいても通信が繋がりやすくなる点です。
通信モード | 追加料金 | 利用できる回線 | データ容量 |
---|---|---|---|
スタンダードモード | なし | WiMAX2+/au 4G LTE/au 5G | 無制限 |
プラスエリアモード | 1,100円 | auプラチナバンド | 制限あり※ |
GMOとくとくBB WiMAXの場合、上限は15GB (自宅セット割またはauスマートバリュー加入でホームルーターの場合は30GB)。
プラスエリアモードのデータ使用量が上限に達した場合、スタンダードモードに切り替えれば速度制限がかかることなく利用し続けられます。
無制限ポケット型WiFiのWiMAXの中でも、2~3年ほど使いたい人におすすめなのは、最安料金のGMOとくとくBB WiMAXです。
【無制限】楽天のポケット型WiFi
楽天モバイルのポケット型WiFiの特徴は4つあります。
・無制限ポケット型WiFiの中では最安
・対応回線は4Gのみ
・auのプラチナバンドが使える
・海外利用時の料金がシンプル
無制限プランを提供している4サービスの中で、最安料金で利用できるのが楽天モバイルのポケット型WiFiです。
2023年11月時点で発売されているポケット型WiFi「Rakuten WiFi Pocket 2C」は5G非対応のため、4Gでも速度が十分な人におすすめです。
契約事務手数料 | 0円 |
月額料金 | 0~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB~無制限:3,278円 |
下り最大速度 | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps |
回線の種類 | 4G |
海外利用 | 1ヶ月2GBまで無料※1 |
キャンペーン | 端末料金1円※2 |
日割り計算 | なし |
解約違約金 | なし |
※2 2023年11月時点の情報。通常7,980円のポケット型WiFi端末が1円で購入できるキャンペーン中。
楽天モバイルのポケット型WiFiでは、楽天モバイルでスマホを利用する場合と同じ料金プランの「Rakuten最強プラン」が適用されます。
Rakuten最強プランは従量制のプランで、月々3,278円でデータ使用量が無制限の安さが魅力です。
他にも、パートナー回線であるauのプラチナバンドが無制限で使える点もRakuten最強プランのメリットです。
旧料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」ではパートナー回線の利用に5GB/月の制限がありましたが、上限撤廃により利便性が向上しました。
また、海外利用時の料金体系がシンプルなのも楽天モバイルの特徴です。
国外の対応している71の国と地域で毎月2GBまで高速通信が無料で、使い切った後は1GBあたり500円でいつでも追加購入が可能です。
他サービスも含めたポケット型WiFiの海外利用料金は、海外でも利用したいなら「海外料金」「データチャージ」で比較しています。
楽天モバイルのポケット型WiFiは、他サービスのように渡航先による利用料金の違いがなく、事前申し込みも不要なので気軽に利用できます。
海外料金の分かりやすさはもちろん、無制限のポケット型WiFiをとにかく安く使いたい人には楽天モバイルがおすすめです。
楽天 ポケット型WiFi:https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket-2c/
\ 格安でデータ無制限利用できるポケットWiFi /
【無制限】ワイモバイルのポケットWiFi
ワイモバイルのポケットWiFiの特徴は以下の3つです。
・データ使用量が無制限
・ソフトバンク回線が使える
・5G通信が使えるのは月7GBまで
ワイモバイルのポケットWiFiは、ソフトバンクの回線を利用できます。
ソフトバンクは無制限のポケットWiFiがないので、無制限のポケットWiFiでソフトバンク回線を使いたい場合は、ワイモバイルを選びましょう。
契約事務手数料 | Web:0円 店舗:3,850円 |
月額料金 | 4,066円 |
アドバンスオプション | 752円 |
下り最大速度 | 2.4Gbps |
上り最大速度 | 110Mbps |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | 24時間3GBまで980円※2 |
キャンペーン | なし※3 |
解約違約金 | なし |
※2 海外あんしん定額 定額国Lを利用した場合の金額。
※3 2023年11月時点の情報。
ワイモバイルのポケットWiFiは、月のデータ使用量が7GBを超過すると速度制限がかかります。
そこで、7GB超過後も無制限に高速通信を利用し続けるために必要なのが、アドバンスオプションへの加入です。
アドバンスオプションに加入すると7GB超過後も4G通信が無制限で利用できますが、合計の月額料金は4,818円になります。
ただし、アドバンスオプション込みの月額料金はWiMAXよりやや高く、同じ4Gのみ対応の楽天モバイルよりも高額です。
そのため、無制限ポケットWiFiの中でもソフトバンク回線にメリットを感じない人には、ワイモバイルはおすすめできません。
【無制限】ドコモのポケット型WiFi
ドコモのポケット型WiFiの大きな特徴は、最大通信速度が最も速い点と基地局数の多さです。
・データ使用量が無制限
・最大通信速度が最速
・無制限ポケット型WiFiの中では割高
・保有している基地局数が最多
契約事務手数料 | Web:0円 店舗:3,850円 |
月額料金 | 0~1GB:4,565円 1~3GB:5,665円 3GB~無制限:7,315円 |
下り最大速度 | 4.9Gbps※1 |
上り最大速度 | 1.1Gbps※1 |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | 1時間200円〜※2 |
キャンペーン | なし※3 |
日割り計算 | なし |
解約違約金 | なし |
※2 世界そのままギガを利用した場合。
※3 2023年11月時点の情報。
ドコモにはポケット型WiFi専用のプランが存在せず、スマホを利用する場合と同じ料金プランが適用されます。
2023年7月からスタートした「eximo」は従量制の料金プランで、月7,315円で無制限に利用可能です。
eximoには月額料金の割引制度が3種類用意されており、すべて適用されると無制限に利用した時の月額料金は4,928円になります。
しかし、すべての割引を適用しても、無制限ポケット型WiFiの月額料金はWiMAXや楽天モバイルよりも割高です。
続いて、ドコモの通信エリアを確認していきます。
各サービスが保有している基地局の数の中で、2022年時点でドコモが最多でした。
回線 | 基地局数※ |
---|---|
ドコモ | 279,252 |
au | 214,142 |
ソフトバンク | 210,991 |
UQ | 44,612 |
楽天モバイル | 56,104 |
引用元:令和4年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について
どの回線も十分な数の基地局を保有していますが、山間部などでの通信状況が心配な方はドコモが安心です。
以上より、無制限ポケット型WiFiの月額料金が多少高くても、通信速度やエリアの広さを重視する人にはドコモがおすすめです。
ドコモ ポケット型WiFi:https://www.docomo.ne.jp/product/data.html
\ ドコモ回線で無制限利用もできるポケット型WiFi/
クラウドWiFi
クラウドWiFiとは、クラウドSIMを利用して通信するポケット型WiFiを指します。
・データ容量に制限あり
・最大通信速度はどのサービスも同じ
・使える回線の種類はサービスによって異なる
・対応回線は4Gのみ
クラウドWiFiではau、ソフトバンク、ドコモなどの回線を利用しており、これらが一通りすべて使えるサービスと、特定の1回線しか使えないサービスが存在します。
複数の回線が一通り使えるサービスでは、その時々で最適な回線に自動接続してくれるのがメリットです。
au、ソフトバンク、ドコモのポケット型WiFiでは5G回線を利用できますが、クラウドWiFiでは5Gは使えないため、速度を重視する場合には向いていません。
また、どのサービスでも最大通信速度は同じですが、月額料金は異なります。
契約事務手数料 | 3,300円 |
月額料金 | サービスやプランによる |
下り最大速度 | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps |
回線の種類 | 4G |
海外利用 | サービスによる |
キャンペーン | なし※ |
解約違約金 | サービスやプランによる |
クラウドWiFiの中には、契約期間の縛りありプラン、縛りなしプランの両方を提供しているサービスがあります。
両プランを提供している代表的なサービスの中で、縛りあり/なしプランそれぞれの実質総額料金は以下の通りです。
サービス (データ容量) | 縛り | 1年間の実質総額料金 | 2年間の実質総額料金 | 3年間の実質総額料金 |
---|---|---|---|---|
ZEUS WiFi (30GB) | 有 | 29,850円 | 58,329円 | 88,425円 |
無 | 44,484円 | 82,500円 | 120,516円 | |
モンスターモバイル (20GB) | 有 | 29,040円 | 52,800円 | 76,560円 |
無 | 37,620円 | 69,300円 | 100,980円 |
いずれの契約期間でも、縛りありプランの方が実質総額料金が安いです。
縛りありプランのみを提供しているサービスも含めて、最低契約期間と解約違約金も確認してみます。
サービス | 最低契約期間 | 解約違約金 |
---|---|---|
ZEUS WiFi | 2年間 | 月額料金1ヶ月分 |
モンスターモバイル | ||
大容量WiFi | ||
ギガWiFi | 大容量プラン:2600円 ミニ従量プラン:550円 |
ギガWiFiの月額料金は大容量プラン2,695円、ミニ従量プラン550~1,540円なので、解約違約金はほぼ月額料金1ヶ月分に等しい。
縛りありプランの場合、最低契約期間は2年間、解約違約金は月額料金1ヶ月分程度に設定されているサービスが多いです。
そのため、縛りの有無が選べる場合は、縛りありプランで解約違約金を払う方が負担総額は安いです。
また、縛りありプランのみを提供しているサービスを契約する場合も、解約違約金の額は月額料金1ヶ月分ほどで済みます。
続いて、クラウドWiFiを海外で利用する場合をみていきます。
クラウドWiFiは、海外でもそのまま使えるサービスが多いです。
複数回線が利用できるクラウドWiFiなら、渡航先でも最適な回線に接続してくれます。
海外利用できる | 海外利用できない |
---|---|
・ZEUS WiFi ・それがだいじWiFi ・AiR WiFi ・クラウドWiFi東京 ・MUGEN WiFi ・限界突破WiFi ・THE WiFi ・Ex WiFi ・ギガWiFi ・縛りなしWiFi ・Chat WiFi ・hi-ho Let’s WiFi | ・どこよりもWiFi ・モンスター モバイル ・大容量WiFi ・ヒカルWiFi |
海外利用時は、海外利用プランに申し込んだ上で渡航してください。
実際にかかる海外利用料金は海外でも利用したいなら「海外料金」「データチャージ」を参照してください。
また、ポケット型WiFiのおすすめサービスで紹介している通り、月のデータ使用量が30GB未満の人には「ZEUS WiFi」、100GBまでなら「ギガWiFi」がおすすめです。
どちらも月額料金が安く端末レンタル料が無料なので、コスパ良くポケット型WiFiを利用できます。
データ使用量無制限のポケット型WiFiはいらないけれど、月に30~100GBは使いたいという人は、ぜひZEUS WiFiやギガWiFiの利用を検討してみてください。
ギガWi-Fi:https://cloud-wi-fi.jp/
\ ワンコインから利用可能 /
ソフトバンクのポケットWiFi
ソフトバンクが提供しているポケットWiFiには、データ容量3GBと50GBの2つのプランがあります。
・データ容量3GBと50GBの2プラン
・無制限で使えるワイモバイルより割高
ソフトバンクはデータ無制限プランを提供していないため、ソフトバンク回線を無制限に利用したい人はワイモバイルがおすすめです。
契約事務手数料 | Web:0円 店舗:3,850円 |
月額料金 | 3GB:1,408円 50GB:5,280円 |
下り最大速度 | 3.0Gbps※1 |
上り最大速度 | 298Mbps※1 |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | 24時間3GB980円~※2 |
キャンペーン | なし※3 |
日割り計算 | なし※4 |
解約違約金 | なし |
※2 海外あんしん定額 定額国Lの場合。
※3 2023年11月時点の情報。
※4 加入月に解約した場合のみ日割り計算あり。
ソフトバンクのポケットWiFiの月額料金は、ワイモバイルでアドバンスオプション(無制限)に加入した場合よりも高額です。
サービス名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ソフトバンク | 50GB | 5,280円 |
ワイモバイル | 無制限 | 4,818円※ |
そのため、ソフトバンク回線のポケットWiFiが欲しい人は、ワイモバイルを契約したほうがお得に利用できます。
ソフトバンクとワイモバイルはセット割引の適用条件が同じで、どちらも最低契約期間や解約違約金はありません。
一方で、ポケットWiFi端末のラインナップは異なり、下り最大速度はソフトバンクのポケットWiFiの方が速いです。
とはいえ、ワイモバイルのポケットWiFiも下り最大速度が2.4Gbpsであり、オンラインゲームなら「速度」「データ無制限」より、実測値もオンラインゲームをプレイする時の目安を満たしています。
ワイモバイルのメリット | 両者共通の特徴 | ソフトバンクのメリット |
---|---|---|
・データ使用量無制限 ・月額料金が安い | ・セット割引の適用条件 ・最低契約期間なし ・解約違約金0円 | ・下り最大速度が速い |
以上より、ワイモバイルのポケットWiFiの方がデータ使用量無制限で料金も安く、通信速度も十分なのでおすすめです。
プリベイト式(買い切り)ポケット型WiFi
プリペイド式ポケット型WiFiとは、端末とデータ通信量の両方を買い切りで使えるモバイルWiFiです。
「有効期間1年で〇〇GB」といったデータ通信量のパックを好きなタイミングで購入でき、ポケット型WiFiを契約や審査なしで利用できます。
端末、データ通信量ともに買い切りのため、契約事務手数料や月額料金の支払い、契約期間の縛りはありません。
また、購入したポケット型WiFi端末は返却しなくてよいため、紛失や破損の心配も不要です。
・端末とデータ通信量ともに買い切り
・各種事務手数料、月額料金が0円
・契約期間の縛りなし
・最大通信速度はどのサービスでも同じ
・審査がなく、支払い方法が豊富
契約事務手数料 | 0円 |
月額料金 | 0円 |
下り最大速度 | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps |
回線の種類 | 4G |
海外利用 | サービスによる※1 |
キャンペーン | サービスによる |
日割り計算 | なし |
解約違約金 | なし |
プリペイド式ポケット型WiFiを提供しているサービスは、2023年11月時点で4つあります。
4つすべてのサービスでドコモ、au、ソフトバンクの回線を利用できます。
このうちギガセットとリチャージWiFiは、楽天モバイルの回線も利用可能です。
クラウドWiFiのように、その都度最適な回線に自動接続する点が魅力です。
サービス名 | ドコモ回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | 楽天モバイル回線 |
---|---|---|---|---|
ギガセット | ||||
リチャージWiFi | ||||
サムライチャージWiFi | ||||
ネオチャージWiFi |
続いて、プリペイド式ポケット型WiFiの料金をまとめます。
購入したギガの有効期間は購入日から365日間で、海外用のギガのみ有効期間が異なります。
サービス名 | 端末+100GBの料金 | 追加100GBの料金 | 海外利用料金 |
---|---|---|---|
ギガセット | 25,580円※1 | 6,480円 | 1,900円※2 |
リチャージWiFi | 25,480円 | 6,980円 | 1,980円 |
サムライチャージWiFi | 32,980円 | 6,980円 | 1,980円※3 |
ネオチャージWiFi | 25,000円 | 6,480円 | –※4 |
※2 有効期間1日
※3 有効期間7日
※4 海外利用不可
上の表より、国内のみで使用する予定の場合はネオチャージWiFiが最安です。
いずれのサービスでも最初は端末代金が含まれているため高額ですが、その後は追加データ1GBあたり65~70円で購入可能です。
プリペイド式ポケット型WiFiは料金体系がシンプルなので利用しやすいですが、1GBあたりの料金は決して安くありません。
データ使用量にもよりますが、長期的に利用したい場合は他のポケット型WiFiも検討してください。
短期レンタルポケット型WiFi
契約前にお試し利用してみたい場合や、入院や出張などで短期間だけ利用したい場合に重宝するのが、短期レンタルポケット型WiFiです。
・1日~の短期間だけ利用できる
・好きな端末、回線が選べる
・通信速度や5G対応状況はものによってさまざま
ポケット型WiFi端末の種類、使える回線ともにバリエーション豊かなので、自分に合ったものを選びましょう。
契約事務手数料 | 0円 |
月額料金 | 0円 |
下り最大速度 | 端末によって異なる |
上り最大速度 | 端末によって異なる |
回線の種類 | 端末によって異なる |
海外利用 | できる |
日割り計算 | あり※1 |
解約違約金 | なし |
レンタルポケット型WiFiの契約は自動継続のものがあり、急に必要日数が増えた場合も安心です。
一方で、返却を忘れるとその分費用がかさむので気を付けましょう。
レンタルポケット型WiFiを提供しているサービスの1つ、WiFiレンタルどっとこむで人気1~3位のポケット型WiFiを1日のみ、30泊31日間レンタルした場合の総額料金をまとめます。
商品 | 1日レンタル料金 | 30泊31日(1日あたり) |
---|---|---|
1. SoftBank E5785 無制限 | 496円 | 7,430円(239円) |
2. SoftBank T6 無制限 | 526円 | 7,880円(254円) |
3. GW01 無制限 | 526円 | 7,880円(254円) |
※表中のいずれの端末もソフトバンクの4G回線が利用可能。データ通信量は無制限。
ソフトバンク回線が使えるワイモバイルを契約した場合はデータ通信量無制限で月々4,818円のため、レンタルポケット型WiFiの料金は割高です。
ですが、レンタルポケット型WiFiは契約事務手数料が0円で端末代金の支払いも発生しないため、数日~1ヶ月ほどの短期利用の場合はレンタルの方が安く利用できます。
そのため、契約前にお試しで利用したい場合や、短期での使用にはレンタルポケット型WiFiがおすすめです。
ただし、最新端末は扱っていない場合が多い点だけ注意してください。
例えばWiMAXであれば、最新の5G SA対応端末はまだレンタルできない可能性があります。
ポケット型WiFiの用途別の選び方
ポケット型WiFiを選ぶ際に、料金以外で必ず確認しておきたいのが以下の3点です。
・データ通信量(制限あり/無制限)
・通信速度(4G/5G)
・利用期間(短期/長期)
これらの点を考慮したうえで、ポケット型WiFiの利用目的別に重視すべき点と、それぞれの場合でおすすめのポケット型WiFiをまとめます。
続いて、利用期間ごとに重視すべき点は以下の通りです。
オンラインゲームなら「速度」「データ無制限」
オンラインゲームをよくプレイする場合、通信速度とデータ容量でポケット型WiFiを選びましょう。
オンラインゲームに必要な通信速度、データ使用量の目安は以下の通りです。
オンラインゲームをプレイする場合の目安 | |
---|---|
必要な通信速度 | 下り30〜100Mbps※1 |
1時間プレイ時のデータ使用量 | 10~100MB※2 |
※2 引用元:ネットのプロ by GMO
データ使用量はプレイするゲームによって変わりますが、大体10GBで100~1,000時間プレイ可能です。
そのため、オンラインゲームをよくプレイする人は、無制限ポケット型WiFiを選べばデータ使用量を気にせず遊べます。
・WiMAX(すべてのプロバイダ)
・楽天モバイル
・ドコモ
・ワイモバイル
続いて、無制限ポケット型WiFiの通信速度の実測値は以下の通りです。
回線 | 平均下り速度 | 平均上り速度 |
---|---|---|
WiMAX※1 | 105.91Mbps | 24.35Mbps |
楽天モバイル | 25.35Mbps | 20.41Mbps |
ドコモ※2 | 294.48Mbps | 17.05Mbps |
ワイモバイル※3 | 86.83Mbps | 17.43Mbps |
※1 Speed WiFi 5G X12を利用した場合の実測値。
※2 WiFi STATION SH-54Cを利用した場合の実測値。
※3 Pocket WiFi® 5G A102ZTを利用した場合の実測値。
オンラインゲームに必要な下り速度の目安が30〜100Mbpsなので、WiMAX、ドコモ、ワイモバイルのポケット型WiFiは目安を満たしています。
オンラインゲームをよくプレイする人は、無制限ポケット型WiFiの中でも平均通信速度の速いWiMAX、ドコモ、ワイモバイルがおすすめです。
この中でも最もコスパよく無制限ポケット型WiFiを利用できるのは、GMOとくとくBB WiMAXです。
1年未満の短期利用なら「解約金」「端末料金」
1年以内に解約を見込んでいる場合、月額料金やキャンペーンよりも、解約時にかかる費用が安いポケット型WiFiがおすすめです。
そこで、各サービスを1年以内に解約した場合の解約違約金を比較してみます。
WiMAX | 楽天モバイル | ワイモバイル | ドコモ | クラウドWiFi | ソフトバンク | プリペイド式 | レンタル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
解約違約金 | プロバイダによる | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 /月額1ヶ月分※1 | 無料 | 無料 | 無料 |
端末残債 | 支払う | 支払う | 支払う | 支払う | 無料※2 | 支払う | 無料 | 無料 |
端末料金 | 0円 ~27,720円 | 7,980円 | 28,800円 | 35,640円 ~96,800円 | 0円 ~26,400円 | 6,480円 ~66,240円 | 25,000円 ~32,980円※3 | 無料 |
※2 端末はレンタル品のため、解約時は返却が必要。限界突破WiFi、hi-ho Let’s WiFiは買い切りのため残債が発生。
※3 データ容量100GB付きの価格。
解約違約金は無料のサービスが多く、WiMAXやクラウドWiFiの一部のサービスのみ違約金が発生します。
2022年7月に行われた電気通信事業法の改正に伴い、解約違約金の額は月額料金1ヶ月分程度と定められたため、解約時に数万円の違約金が請求されることは無くなりました。
しかし、まれに適用していたキャンペーンを途中解約すると高額な費用が発生するサービスも存在するので注意してください。
また、端末残債はほぼすべてのサービスで発生し、完済前に解約すると分割払いの残りを一括精算するよう求められます。
ここで、端末代金は36回分割払いを選択し、契約初月を0ヶ月として12ヶ月目に解約した場合の負担金額を、いくつかのパターンでみてみます。
解約パターン | 負担金額 |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 18,480円※1 |
ドコモ(最新端末) | 64,512円※2 |
※2 解約違約金0円。端末代金96,800円のうち2,720+2,688×11=32,288円は支払い済みのため残債64,512円。
契約中は端末代金が補助されて、何年か利用すれば端末代金が実質無料になるサービスも多いですが、そういったサービスも途中解約すると残債が発生する場合が多いです。
楽天モバイルは端末残債の支払いが必要ですが、キャンペーンで「Rakuten WiFi Pocket 2C」端末本体を1円で購入した場合は解約時の端末残債は0円で済みます。
以上より、1年以内の解約を見込んでいる場合は解約時の負担が少ないクラウドWiFiや、楽天モバイルのポケット型WiFiがおすすめです。
楽天 ポケット型WiFi:https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket-2c/
\ 格安でデータ無制限利用できるポケットWiFi /
すぐに利用したいなら「即日発送」「店舗受け取り」
実店舗を持つWiMAXの一部プロバイダやキャリア系のポケット型WiFiは、店舗で申し込めばその場でポケット型WiFiを受け取れます。
Web申し込みの場合でも、店舗を持たないサービスも含めて即日~遅くても翌々営業日までに発送してくれる場合がほとんどです。
比較的受け取りまでに時間がかかるポケット型WiFiは「BIGLOBE WiMAX」と「限界突破WiFi」です。
そのため、すぐに利用したい場合はこの2つのポケット型WiFiは避けましょう。
ただし、2つ以外のいずれのポケット型WiFiでもキャンペーン開始直後などで混みあった場合は、受け取りまでに通常よりも時間がかかる場合があります。
例えば楽天モバイルのポケット型WiFiの場合、通常であればWeb申し込み後、最短2日で端末を受け取れます。
しかし、2023年10月に問い合わせたところ、以下のような返答が得られました。
現在、非常に多くのお申し込みをいただいています。
ご注文の製品をお届けするまでに通常よりもお時間をいただいていますので、あらかじめご了承ください。
1ヶ月未満なら「無料お試し」「短期レンタル」
契約前のお試しや、入院や出張による1ヶ月未満の短期利用がしたい場合は、WiMAXの無料お試しサービスや、レンタルポケット型WiFiがおすすめです。
WiMAXの無料お試しにはUQ WiMAXの「Try WiMAX」と、5G CONNECT WiMAXの「30日間お試しモニター」の2つがあります。
プロバイダ | お試しサービス | 無料お試し期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
UQ WiMAX | Try WiMAX | 15日 | お試し後は返却 |
5G CONNECT WiMAX | 30日間お試しモニター | 30日 | 31日目からは本契約へ移行 |
WiMAXのいくつかのプロバイダはお試しサービスを提供していますが、自動継続もなく完全無料でお試しできるのはUQ WiMAXの「Try WiMAX」のみです。
「Try WiMAX」では無料で15日間WiMAXを利用でき、5G SA対応の最新端末も在庫があれば利用できます。
そのため、費用をかけずにポケット型WiFiを15日間までの期間使いたい人にはぴったりです。
直前の利用から180日以上が経過しており、貸出機器の未返却履歴が無ければ、「Try WiMAX」は2回目以降も利用できます。
5G CONNECT WiMAXの「30日間お試しモニター」は、本契約に移行する前にWiMAXを試せるサービスです。
通信環境に満足した場合は、そのまま使い続けていれば31日目以降は本契約に移行します。
本契約の月額料金は4,500円~と、他のプロバイダよりも突出して高いわけではありません。
通信環境が気に入らなかった場合や継続の意思がない場合に、30日以内に解約、返却をできる自信がない人には、UQ WiMAXの「Try WiMAX」の方が安心して使えます。
一方で、「Try WiMAX」の15日では足りない人、そのままWiMAXの利用を継続することになっても構わない人には、5G CONNECT WiMAXの「30日間お試しモニター」がおすすめです。
一方で、ドコモなどのWiMAX以外の回線を試してみたい場合は、短期レンタルポケット型WiFiを利用しましょう。
WiMAX以外の回線は公式でのお試しサービスが提供されていないため、お試しや短期利用にはレンタルポケット型WiFiの利用がおすすめです。
WiFiレンタルどっとこむを利用した場合の料金は、短期レンタルポケット型WiFiに記載しています。
レンタルする場合は多少の費用はかかってしまいますが、契約後にやっぱり違ったと解約する場合の負担と比べれば、気軽にお試し利用ができます。
■WiMAXをお試し利用したい場合
→~15日間:UQ WiMAXの「Try WiMAX」
→~30日間:5G CONNECT WiMAXの「30日間お試しモニター」
■WiMAX以外の回線をお試しで使いたい場合
→レンタルポケット型WiFiがおすすめ
乗り換えや機種変更なら「キャンペーン」
すでに利用しているポケット型WiFiからの乗り換えを検討している人は、乗り換えキャンペーンを実施しているサービスがおすすめです。
キャリア系ポケット型WiFiやクラウドWiFiの各サービスは、2023年11月時点で乗り換えキャンペーンを実施していません。
WiMAXで乗り換えキャンペーンを実施しているプロバイダは、「GMOとくとくBB WiMAX」と「Broad WiMAX」の2つです。
サービス | 乗り換えキャンペーンの内容 |
---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | 他社からの乗り換えで最大40,000円キャッシュバック※1 |
Broad WiMAX | 他社の契約解除手数料を最大19,000円キャッシュバック |
※1 もともと契約していたインターネット回線の解約にかかわる解約違約金や端末残債等の合計が20,000円(税抜)未満の場合: 28,000円キャッシュバック還元。20,000円(税抜)以上の場合:40,000円キャッシュバック還元。
上記2つのプロバイダのキャッシュバック申請方法はそれぞれ以下の通りです。
- 「GMOとくとくBB WiMAX +5Gギガ放題(2年)接続サービス」を申し込み、申し込み完了メールに記載の解約違約金キャッシュバック申請フォームURLから、本特典を申し込む。
- 端末発送月を1ヶ月目として3ヶ月目の末日までに他社サービスを解約し、指定の方法で他社サービスの解約違約金明細の写真を提出する。
- 解約違約金キャッシュバック特典は、WiMAX端末発送月を1ヶ月目として11ヶ月目に基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の振込に関する指定口座確認の案内メールが届く。口座への振り込みは登録した翌月末日(営業日)。
- 公式サイトから、キャンペーン期間内にBroad WiMAXに乗り換える。
- 申し込み完了後、【Broad WiMAX】乗り換えキャンペーンの案内メールが送られてくる。
- 契約開始月を含む4ヶ月末日までに、以下2点の手続きをする。
①利用中のインターネットの解約書類(契約名義、契約解除料、解約日の3点が分かるもの)をメールに添付またはFAXして提出する。
②キャッシュバック金を受け取る口座情報を、メールで提出する。
特に、GMOとくとくBB WiMAXの乗り換えキャンペーンを適用して40,000円キャッシュバックされた場合は、WiMAXが最安で使えます。
そのため、WiMAXへの乗り換えを検討している人にはGMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。
3年超えの長期利用なら「月額料金の安さ」
ポケット型WiFiを長期利用する場合は、キャンペーンによる一時的な割引よりも最終的な月額料金がいくらになるかに注目しましょう。
WiMAXを3年以上の長期間利用する場合は、基本月額料金の安いカシモWiMAXがおすすめです。
カシモWiMAXは月額料金が一定であるため、契約当初は他のプロバイダよりも割高ですが、3年以上利用すると総額料金が最安になります。
というのも、WiMAX各プロバイダの割引やキャッシュバックは契約から3年以内に終了するものが多いためです。
また、対応回線が4Gのみでも速度が十分な人には、無制限プランの月額料金が3,278円で一定の楽天モバイルがおすすめです。
■WiMAXを3年以上使う場合
→カシモWiMAXがおすすめ
■WiMAX以外を3年以上使う場合
→楽天モバイルが最安
エリアや繋がりやすさなら「プラチナバンド」「基地局数」
プラチナバンドの特徴は、地下や屋内でも電波が届きやすい点です。
そのため、プラチナバンド回線の利用の可否により、繋がりやすさが変わってきます。
下表より、ほとんどのサービスのポケット型WiFiでプラチナバンドが利用できます。
回線 | プラチナバンド利用の可否 |
---|---|
WiMAX | ※1 |
楽天モバイル | |
ワイモバイル | |
ドコモ | |
クラウドWiFi | |
ソフトバンク | |
プリペイド式 | |
レンタル | ※2 |
※2 サービスによる。WiFiレンタルサービスのポケット型WiFiはプラチナバンドが利用可能。
ドコモはドコモの、ワイモバイルとソフトバンクはソフトバンクのプラチナバンドが利用できます。
また、WiMAXと楽天モバイルではauのプラチナバンド利用が可能です。
クラウドWiFiやプリペイド式のポケット型WiFiでは、接続している回線のプラチナバンドが使えます。
続いて、通信エリアの広さの指標として、各サービスが持つ基地局の数を比較してみます。
2022年時点で各回線が持つ基地局数を下表にまとめました。
回線 | 基地局数※ |
---|---|
ドコモ | 279,252 |
au | 214,142 |
ソフトバンク | 210,991 |
UQ | 44,612 |
楽天モバイル | 56,104 |
引用元:令和4年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について
どの回線も基地局数の数は十分確保されていますが、山間部などでの通信状況が不安な方は、基地局数が最多のドコモがおすすめです。
クラウドWiFiはドコモ等の回線を借りているため、独自の基地局は保有していません。
以上より、エリアや繋がりやすさを重視する場合はプラチナバンドが利用でき、かつ基地局数も最多のドコモがおすすめです。
ドコモ ポケット型WiFi:https://www.docomo.ne.jp/product/data.html
\ ドコモ回線で無制限利用もできるポケット型WiFi/
海外でも利用したいなら「海外料金」「データチャージ」
普段国内で使用しているポケット型WiFiを海外でも使いたい場合は、「海外料金」と「データチャージ」を確認しましょう。
結論から言うと、海外でのデータ通信量が少ない場合は楽天モバイル、多い場合はドコモがおすすめです。
各ポケット型WiFiの海外利用可否をまとめると、WiMAXのみすべてのプロバイダで海外利用が不可ですが、その他の多くは海外でも利用できます。
回線 | 海外利用の可否 | 料金 | 事前申し込み |
---|---|---|---|
WiMAX | – | – | |
楽天モバイル | 毎月2GBまで無料※1 | 不要 | |
ワイモバイル | 24時間3GBまで980円※2 | 必要 | |
ドコモ | 24時間使い放題980円※3 | 必要 | |
クラウドWiFi※4 | 1日300MBで330円 | 必要 | |
ソフトバンク | 24時間3GB980円~※3 | 必要 | |
プリペイド式※5 | 1GB1,900円~ | 必要 | |
レンタル | –※6 | 不要 |
※2 世界そのままギガ
※3 海外あんしん定額 定額国Lの場合の料金
※4 一部サービスは海外利用不可。表中の料金はZEUS WiFiを韓国で利用する場合。
※5 ネオチャージWiFiは海外利用不可。
※6 WiFiレンタルどっとこむの場合、レンタル料金は国内利用と同額。
楽天モバイルのポケット型WiFiは、追加料金不要で2GBまで高速通信が無料なのが魅力です。
そのため、海外でのデータ使用量が少量の予定であれば、楽天モバイルがおすすめです。
一方で、海外でもインターネットを多く利用したい場合は、データ使用量無制限プランがあるドコモとワイモバイルを検討しましょう。
回線 | プラン名 | 時間のカウント方法 | 無制限プランの料金 |
---|---|---|---|
ドコモ | 世界そのままギガ | 利用開始時から24時間で1日 | 24時間980円 |
ワイモバイル | 海外パケットし放題 | 日本時間0:00~23:59で1日 | 1日のデータ使用量 ~25MB:最大1,980円 25MB~:2,980円 |
ワイモバイルは1日のデータ使用量が25MBを超えると、料金が高額になります。
用途 | 25MBでできること |
---|---|
Webサイトの閲覧 | 約80ページ |
動画視聴(480p) | 約3分 |
メールの送受信 | 約50通 |
※記載した数字=1GBでできること÷1024×25
表より、動画視聴なら3分で25MBを超過してしまうので、ワイモバイルの無制限プランを利用するとほぼ必ず1日2,980円かかってしまいます。
そのため、海外でのデータ使用量が多い場合は24時間980円でデータ通信量無制限のドコモを利用した方がお得です。
以上より、海外渡航中のデータ通信量が少ない場合は楽天モバイル、たくさん使いたい場合はドコモがおすすめです。
楽天 ポケット型WiFi:https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket-2c/
\ 格安でデータ無制限利用できるポケットWiFi /
ポケット型WiFiのおすすめサービス
月々のデータ使用量のほか、料金やエリアの広さなど何を重視するかによっておすすめのポケット型WiFiは異なります。
まず、月のデータ使用量が少なくても十分な場合のおすすめは以下の2つです。
続いてポケット型WiFiを無制限に利用したい場合、データ容量以外に何を重視するかによって、おすすめは以下に分かれます。
各条件ごとにおすすめのポケット型WiFiを下表で簡単にまとめます。
サービス名 | ZEUS WiFi | ギガWiFi | UQ WiMAX | GMOとくとくBB WiMAX | 楽天モバイル | ドコモ |
---|---|---|---|---|---|---|
回線の種類 | 4G | 4G | 4G、5G | 4G、5G | 4G | 4G、5G |
下り最大速度 | 150Mbps | 150Mbps | 3.9Gbps | 3.9Gbps | 150Mbps | 4.9Gbps |
上り最大速度 | 50Mbps | 50Mbps | 183Mbps | 183Mbps | 50Mbps | 1.1Gbps |
データ使用量 | 30GB | 100GB | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
月額料金 | 2,508円※ | 2,695円 | 4,950円※ | 5,104円※ | 3,278円 | 7,315円 |
最低契約期間 | 2年間 | 2年間 | なし | 2年間 | なし | なし |
解約違約金 | 月額料金1ヶ月 | 2,600円 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
※1~13ヶ月目4,268円、14ヶ月目以降4,950円。
※端末発送月1,089円、1~12ヶ月目3,784円、13ヶ月目~35ヶ月目4,334円、36ヶ月目以降5,104円。
月に30GBで十分ならクラウドWiFiの「ZEUS WiFi」
SNSでのやり取りなど、比較的データ使用量の少ない用途での使用がメインの場合、月30GBでも十分でしょう。
用途 | 30GBでできる時間 |
---|---|
Instagram(写真閲覧) | 35時間 |
YouTube(360p) | 90時間 |
zoom(Web会議) | 50時間 |
月のデータ容量が30GBで十分な人におすすめなのが、ZEUS WiFiの「ギガ並盛30GB(縛りありプラン)」です。
・20~30GBプランの中では安い
・最適な回線に自動接続する
・海外106ヶ国で使える
・端末レンタル料が無料
ZEUS WiFiは低容量プランの中では月額料金が安く、端末レンタル料が無料な点が特徴です。
契約事務手数料 | 3,300円 |
データ容量 | 30GB(ギガ並盛30GB) |
(ギガ並盛30GB) | 月額料金1月~3ヶ月目:980円 4~24ヶ月目:2,361円 25ヶ月目~:2,508円 |
下り最大速度 | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps |
利用できる回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
回線の種類 | 4G |
海外利用 | 7日1GBプラン1,210円※1 |
キャンペーン | 月額料金の割引 |
日割り計算 | あり |
端末料金 | 0円※2 |
最低契約期間 | 2年間 |
解約違約金 | 月額料金1ヶ月分※3 |
※2 端末は無料レンタル。
※3 30GBを契約した場合の解約違約金は2,508円。
ZEUS WiFiの縛りあり/なしの30GBプランを契約した場合、初月を0ヶ月目として12ヶ月目で解約した場合の総額料金を比較してみます。
プラン (データ容量30GB) | 月額料金 | 解約違約金 | 1年で解約した場合の総額料金 |
---|---|---|---|
縛りありプラン | 1月~3ヶ月目:980円 4~24ヶ月目:2,361円 25ヶ月目~:2,508円 | 2,508円 | 32,358円※1 |
縛りなしプラン | 3,168円 | 無料 | 44,484円 |
ZEUS WiFiには縛りあり/なし両方のプランが存在しますが、上の表より、解約時の負担を加味しても縛りありプランの方がお得に利用できます。
先述のクラウドWiFiでも、縛りあり/なしプランを1~3年間利用した場合の実質総額料金を比較しているので、参考にしてください。
ZEUS WiFiでレンタルできる端末は「MR01」か「H01」の2種類あり、どちらも無料でレンタル可能です。
ランダムで送られてくるため、どちらかを指定することはできません。
MR01 | H01 | |
---|---|---|
重量 | 133g | 約130g |
同時接続台数 | 10台※1 | 10台※1 |
連続使用時間 | 13時間 | 10時間 |
「MR01」と「H01」に大きなスペック差はないので、どちらの端末が届くかはあまり気にしなくて大丈夫です。
月のデータ使用量が30GB以下の場合、コスパよく使えるZEUS WiFiの「ギガ並盛30GB(縛りありプラン)」がおすすめです。
ゼウスWiFi:https://zeus-wifi.jp/
\ クラウドWiFiをお試しで利用するなら /
月に100GBまでならクラウドWiFiの「ギガWiFi」
月に100GBあれば十分な人には、クラウドWiFiのギガWiFiがおすすめです。
ギガWiFiの「大容量プラン」は2年間の縛りはあるものの、100GBプランが最安で利用できます。
・100GBプランの実質総額料金が最安
・電子書籍「ビューン@」が読み放題
・端末レンタル料が無料
契約事務手数料 | 3,300円 |
データ容量 | 100GB※ |
(大容量プラン) | 月額料金2,695円 |
下り最大速度 | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps |
利用できる回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
回線の種類 | 4G |
海外利用 | 可能 |
キャンペーン | 電子書籍「ビューン@」読み放題 |
日割り計算 | なし |
最低契約期間 | 2年間 |
解約違約金 | 2,600円 |
ギガWiFiは、100GBプランを提供しているポケット型WiFiの中で最安で利用できます。
月額料金のみを比較するとどこよりもWiFiの方が安いですが、ギガWiFiは端末レンタル代金が0円のため、総額料金が安くなります。
サービス名 | 月額料金 | 端末料金 |
---|---|---|
ギガWiFi | 2,695円 | 無料 |
どこよりもWiFi | 2,508円 | 19,800円※1 |
また、ギガWiFi会員特典の電子書籍「ビューン@」では、最新号の雑誌14冊と漫画約10,000冊が無料で読み放題です。
普段購入している本が対象であれば、本の代金が浮くのでお得感が増します。
ギガWiFiでレンタルできるポケット型WiFi端末は「MacaroonSE-2k」のみです。
連続使用時間が20時間あるため、1日外出する機会があっても十分対応できます。
重量 | 125g |
同時接続台数 | 5台 |
連続使用時間 | 20時間 |
月に100GB程度使いたい人には、最安で使えるギガWiFiがおすすめです。
ギガWi-Fi:https://cloud-wi-fi.jp/
\ ワンコインから利用可能 /
無料お試しがある「UQ WiMAX」
ポケット型WiFiの契約前にお試し利用がしたい人におすすめなのが、UQ WiMAXです。
・データ使用量が無制限
・WiMAXを15日間無料で試せる
UQ WiMAXは、15日間の無料お試しキャンペーン「Try WiMAX」を実施しています。
WiMAXが完全無料で使えるキャンペーンはTry WiMAXのみで、WiMAXを契約する前に自分の生活圏での通信状況を試せます。
Try WiMAXの詳細は1ヶ月未満なら「無料お試し」「短期レンタル」を参照してください。
契約事務手数料 | 3,300円 |
データ容量 | 無制限 |
(ギガ放題プラスS) | 月額料金1~13ヶ月目:4,268円 14ヶ月目以降:4,950円 |
端末料金※ | クレジットカード:9,900円 口座振替:27,720円 |
下り最大速度 | 3.9Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | できない |
キャンペーン | 15日間無料お試し「Try WiMAX」 |
日割り計算 | あり |
最低契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
Try WiMAXを利用後、UQ WiMAXを契約する場合は一度端末の返却が必要です。
ご契約いただける場合は新品のルーターをご用意いたしますので、お貸出した機器はご返却お願いします。
WiMAXを契約する前にお試し利用したい人は、ぜひUQ WiMAXの「Try WiMAX」の利用を検討してください。
UQ WiMAX:https://www.uqwimax.jp/
\ WiMAXの本家本元を利用するなら /
無制限&5G回線のWiMAXで最安の「GMOとくとくBB WiMAX」
5Gも使えるWiMAXで、最安料金で利用できるのはGMOとくとくBB WiMAXです。
・データ使用量が無制限
・WiMAXが最安料金で使える
・キャッシュバックキャンペーンでもらえる額が高額
契約事務手数料 | 3,300円 |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 端末発送月・1,089円 1~12ヶ月目:3,784円 13ヶ月目~35ヶ月目:4,334円 36ヶ月目以降:5,104円 |
端末料金※ | 27,720円 |
下り最大速度 | 3.9Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | できない |
キャンペーン | 最大40,000円キャッシュバック |
日割り計算 | なし |
最低契約期間 | 2年 |
解約違約金 | なし |
※ すべての人に28,000円。他社から乗り換えた場合は、前社の解約にかかわる解約違約金や端末残債等の合計が20,000円(税抜)未満の場合25,500円、20,000円以上の場合40,000円キャッシュバック。
どのプロバイダを選んでも通信速度等の品質は同じなので、WiMAXは料金の安さで選べば良いです。
WiMAXの主なプロバイダを利用した時の実質総額料金は【無制限】WiMAXでまとめている通り、1~3年間までならGMOとくとくBB WiMAXが最安です。
また、GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバックの受け取り手順は複雑なので、乗り換えや機種変更なら「キャンペーン」を参照してください。
キャッシュバック受け取りまでに時間はかかるものの、3年までなら5Gを無制限に最安で使えるGMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。
無制限&最安料金「楽天モバイル」
無制限ポケット型WiFiをとにかく安く利用したい人におすすめなのが、楽天モバイルです。
・データ使用量が無制限
・無制限ポケット型WiFiの中で最安
・対応回線は4Gのみ
契約事務手数料 | 0円 |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 0~3GB:1,078円 3~20GB:2,178円 20GB~無制限:3,278円 |
端末料金 | 7,980円※1 |
下り最大速度 | 150Mbps |
上り最大速度 | 50Mbps |
回線の種類 | 4G |
海外利用 | 1ヶ月2GBまで無料※2 |
キャンペーン | 端末料金1円※1 |
日割り計算 | なし |
最低契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
※2 2GB超過後は1GBあたり500円で追加購入できる。
楽天モバイルのポケット型WiFiは、速度が十分であれば無制限ポケット型WiFiを最安で利用できます。
4Gしか対応していないため、オンラインゲームなら「速度」「データ無制限」でまとめたように、無制限ポケット型WiFiの中でも特に下り速度は遅いです。
ですが、SNSの利用や動画視聴がメインであれば、楽天モバイルのポケット型WiFiでも十分な速度がでます。
また、楽天モバイルは2023年11月時点で端末代金1円キャンペーンを実施しているほか、契約事務手数料や最低契約期間、解約違約金はありません。
そのため、初期費用と解約時の費用がともに抑えられる点も魅力です。
データ使用量無制限のポケット型WiFiをとにかく安く利用したい人には、楽天モバイルがおすすめです。
楽天 ポケット型WiFi:https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket-2c/
\ 格安でデータ無制限利用できるポケットWiFi /
基地局数が多くエリアも安心の「ドコモのポケット型WiFi」
無制限ポケット型WiFiの中でも基地局数の多さ、通信可能エリアの広さを求める人におすすめなのはドコモです。
・データ使用量が無制限
・最大通信速度が最速
・保有する基地局数が最多
契約事務手数料 | Web:0円 店舗:3,850円 |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 0~1GB:4,565円 1~3GB:5,665円 3GB~無制限:7,315円 |
端末料金 | 96.800円※1 |
下り最大速度 | 4.9Gbps |
上り最大速度 | 1.1Gbps |
回線の種類 | 4G、5G |
海外利用 | 1時間200円〜※2 |
キャンペーン | なし※1 |
日割り計算 | なし |
最低契約期間 | なし |
解約違約金 | なし |
※2 世界そのままギガ
また、ドコモのポケット型WiFiは海外でのデータ使用量無制限プランが安いです。
ドコモ ポケット型WiFi:https://www.docomo.ne.jp/product/data.html
\ ドコモ回線で無制限利用もできるポケット型WiFi/
ポケット型WiFiのおすすめを選ぶ際の注意点
ポケット型WiFiを選ぶ際の注意点が5つあります。
「契約なし」「無料」「月額なし」のポケット型WiFiはない
2023年11月時点で、完全無料で使い続けることができるポケット型WiFiは存在しません。
ポケット型WiFiの利用にはWiMAX等のサービスを契約するか、契約不要なプリペイド式を購入する必要があります。
2023年4月、ヤフー知恵袋に下記のような投稿がされました。
ポケット型WiFi(7480円)を購入すれば、契約も月額費用も不要でWiFiが使用できるという広告を見ました。
引用元:YAHOO!知恵袋
引用元のページ内でも回答されていますが、これは中国の詐欺広告です。
500円以下の格安料金で利用できるポケット型WiFiもない
完全無料で利用できるポケット型WiFiがないように、500円以下の格安ポケット型WiFiも存在していません。
厳密には月額料金が500~1,000円程度のポケット型WiFiのプランは提供されていますが、使うメリットがほとんどないプラン内容です。
サービス名 | 最安料金 | プランの特徴 |
---|---|---|
大容量WiFi | 500円 | データ容量0GB |
ギガWiFi | 550円 | 端末代金の支払いが必要※ |
ドコモ | 1,100円 | ドコモをすでに利用している人のみ |
大容量WiFiの0GBプラン
大容量WiFiには、月額料金が500円でデータ容量0GBのプランがあります。
まったくデータ通信を利用できないため、一時的にWiFiが不要になった時の休止用として活用しましょう。
ギガWiFiのミニ従量プラン
ギガWiFiには月に100GBまでならクラウドWiFiの「ギガWiFi」で紹介した大容量プランの他に、データ使用量に応じて月額料金が変わるミニ従量プランがあります。
ミニ従量プランだと5GB未満で月額料金550円で利用できますが、2年以内に解約すると端末残債の支払いが必要です。
5GB未満であればポケット型WiFiを使う必要はあまりありませんが、ミニ従量プランでも「ビューン@」は利用可能なため、550円の価値を感じられた場合は利用を検討してみてください。
ドコモのデータプラス
また、ドコモのポケット型WiFiにはデータ使用量無制限のeximoのほかに「データプラス」が存在しています。
データプラスを利用すると最大で月30GB程度使用できて、ポケット型WiFiの月額料金が1,100円ですみます。
しかし、データプラスは元々ドコモのスマホを利用している人が、モバイルルーターさえ用意すれば既存プランのデータをシェアできる仕組みのため、データプラスの利用にはドコモを利用している事が前提条件です。
また、上の写真のような使い方をする場合は、モバイルルーターでデータプラスを利用するよりも、eximoを契約しているスマホでデザリングした方が通信料金の総額は安く抑えられます。
そのため、データプラスを利用するメリットはほとんどありません。
データ無制限のポケットWiFiでも「速度制限なし」ではない
月のデータ使用量に制限があるポケット型WiFiは、上限を超えると速度制限がかかります。
本記事ではデータ使用量無制限のポケット型WiFiを4つ紹介しましたが、いずれを契約しても完全に速度制限なく利用できるとは限りません。
【無制限】ワイモバイルのポケットWiFiで記載した通り、ワイモバイルのポケットWiFiは月7GB超過で速度制限がかかります。
また、WiMAX、楽天モバイル、ドコモのポケット型WiFiは、それぞれの公式サイトで以下のような記載がありました。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
UQ WiMAX
公平なサービス提供のため速度制御をする場合があります。
楽天モバイル
ネットワーク混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合があります。
ドコモ
いずれの公式サイトでも、速度制限がかかる明確なタイミングは書かれていません。
そこで、本当に速度制限にかかるのかを、実際の利用者の口コミから調査していきます。
まずはWiMAXの口コミです。
WiMAXなら実質速度制限も通信量制限もないし、1日で15GBでも余裕です。
引用元:X(Twitter)
カシモWiMAX、通信量超過しましたって通知が来るけど、今のところ速度制限も無く問題なくスイスイ使えてる。
引用元:X(Twitter)
続いて、楽天モバイルのポケット型WiFiの口コミです。
楽天モバイル、通信制限も速度が遅いと感じることも皆無です。
これでこの値段って安い!
引用元:X(Twitter)
ドコモのポケット型WiFi(eximo)の口コミも挙がっていました。
やはりeximo最強!
速度制限を気にせずに使えるし、通勤電車や昼休みにオフィス外で動画が見放題です。
引用元:X(Twitter)
以上より、速度制限される場合があると公式サイトに書かれてはいますが、実際には気にせずに使えるようです。
ドコモ、ソフトバンク、auユーザーのセット割引
ドコモ、ソフトバンク(ワイモバイル)、auでは、ポケット型WiFiとネット回線の両方を契約するとセット割引が利用できます。
ソフトバンクとワイモバイルが提供しているのは、どちらも「おうち割 光セット」です。
セット割引 | 特徴 | 割引額 | 評価 |
---|---|---|---|
ドコモ光セット割 | ドコモのスマホ(ポケット型WiFi) +ドコモ光 | 1,100円 | |
おうち割 光セット | ソフトバンクのスマホ(ポケットWiFi) +ソフトバンク光など※1 | 1,100円 | |
auスマートバリュー | auのスマホ+WiMAX※2 | 1.100円 |
※2 一部プロバイダのみ対象外。
セット割引が適用されると、ドコモとソフトバンクではポケット型WiFi、auはスマホの月額料金が最大-1,100円割引されます。
しかし、ドコモやソフトバンクはポケット型WiFiの元々の月額料金が高額なため、セット割引適用後の料金も高いです。
そのため、セット割引の利用を考えている場合はauスマートバリューがおすすめです。
光回線やホームルーターと比較すると速度が遅いことも
インターネット回線には、ポケット型WiFiの他にも光回線やホームルーターが存在します。
ポケット型WiFiと比べると、ホームルーターや光回線の方が通信速度が速いと言われています。
そこで、それぞれの実際の通信速度を比較してみました。
WiMAX | 楽天モバイル | ドコモ | ワイモバイル | ||
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下り/上り | 実測値※1ポケット型WiFi | 105.91Mbps /24.35Mbps | 25.35Mbps /20.41Mbps | 294.48Mbps /17.05Mbps | 86.83Mbps /17.43Mbps |
ホームルーター | 169.14Mbps / 22.95Mbps | 85.45Mbps /38.34Mbps | 148.27Mbps /17.55Mbps | 104.18Mbps /10.09Mbps | |
光回線 | 499.84Mbps /512.52Mbps | 206.26Mbps /221.65Mbps | 251.7Mbps /267.39Mbps | 289.08Mbps 302.9Mbps |
※1 WiMAX:Speed WiFi 5G X12、Speed WiFi HOME 5G L13、auひかりを利用した場合の実測値。
楽天モバイル:Rakuten WiFi Pocket 2C、Rakuten Turbo 5G、楽天ひかりを利用した場合の実測値。
ドコモ:WiFi STATION SH-54C、home 5G HR02、ドコモ光を利用した場合の実測値。
ワイモバイル:Pocket WiFi® 5G A102ZT、Airターミナル5、ソフトバンク光を利用した場合の実測値。
通信速度の実測値を比べると光回線が最も速く、ついでホームルーター、ポケット型WiFiと続きます。
そのため、自宅のみでネット回線を利用したい人は、光回線やホームルーターの利用を検討してもよいでしょう。
■ルーターを持ち歩きたいなら
→ポケット型WiFi
■自宅での利用のみなら
→工事をしても大丈夫なら光回線
→手軽に使いたいならホームルーター
データ容量に制限あり/無制限のポケット型WiFiを、通信速度や料金、通信エリアの広さといった条件も含めてポケット型WiFiのおすすめサービスで比較紹介しています。
ポケット型WiFiの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。